支援総額
目標金額 400,000円
- 支援者
- 43人
- 募集終了日
- 2014年10月28日
プロジェクト本文
カンボジアの学校に英語の教科書を届けたい!!
はじめまして。大阪の高校で英語の教員をしております、仙崎裕右と申します。小中高校・大学などで英語を教える教員を中心に結成されたNPO法人「イー・ドリームズ」という団体に所属しております。
私たちが初めてカンボジアを訪れたのは2008年2月。英語教育の国際学会に出席した際に知り合った現地の教員より、カンボジアの教育事情を聴くことができました。また、アンコールワットなどの観光地では、観光客に花や野菜、魚などの物を売って家計を支える子どもたちの姿も目にしました。
学校に行きたくても経済的な事情で通うことができなかったり、通うことはできても満足には授業を受けることができなかったりする子どもたちがたくさんいることに心を痛めました。
また、見学した授業で机の上に何も置かず、教科書もなしで授業を受けている生徒がクラスの半数ほどもいることに気づき現地の教員に尋ねると、1ドルもしない教科書を買うことができないのだと教えられました。学校に通うことが出来る恵まれた生徒たちでさえそのような状況であることを知りショックを受けました。
カンボジアの学校の1700人に教科書を届けに行きたい!!
(観光船にたらい舟で物を売りに来る子どもたち)
(寺院で花や線香を売りに来る子ども)
それまで、カンボジアで出会った子どもたちのために何か支援できないだろうか、英語教員として何ができることはないか議論を重ねていたのですが、この時の体験が決め手となって教科書支援プロジェクトを立ち上げました。この3年間で既に3校の学校に合計約4,000冊の英語の教科書を支援しています。
これまで行ってきた支援については、e-dream-s ホームページ、カンボジア教科書支援プロジェクトのページ、あるいは、Facebookのe-dream-s、カンボジア教科書支援プロジェクトのページを合わせてご覧ください。
(教科書贈呈式にて。感謝の言葉と新学期の決意を述べる生徒の代表)
(教科書贈呈式にて。代表の生徒に教科書を手渡す)
カンボジア、コンポンチャム州の学校の現状
経済の発展が著しいカンボジアですが、それでもまだまだ世界的にみると最貧国の1つで、発展を遂げているのは首都プノンペンぐらいで、貧富の差が広がっています。プノンペン以外では発展を実感できないのが現状です。
半数近くの生徒が教科書を用意できなかったり、黒板(白板)が見えにくかったり、図書室には本が少なく、本棚がガラガラであったり、教科書準拠のCDはあれど再生するデッキや電源がなかったりと、学校現場はまだまだ充実した教育ができる環境ではありません。
(年季の入ったホワイトボード)
教科書を届けるには
カンボジアの経済事情は年々大きく変わっていて、教科書の値段も(紙の質、印刷なども進化しているので)上がってきていて、これまでだと1冊当たり0.7ドルぐらいで印刷できていた教科書が1ドルほどかかる見込みです。
また、今年支援する学校は、生徒の数が多く、1700冊余り必要になります。また、10月に始まるカンボジアの新学期に合わせて行われる教科書の贈呈式には、日本から会員が出席して無事に教科書が届いていることを見届け、その場で引き渡しを行います。
合わせて、子どもたちからも感謝の言葉や学業に向けての決意を代表して受け取ってきます。こういった渡航費や現地スタッフの費用なども合わせると、約40万円が必要になってきています。これまで、会員の持ちだしや友人知人の寄付などの助けを借りながらプロジェクトを実施してきましたが、より多くの子どもたちに支援を続けていくにはもっとたくさんのお金が必要です。
(カンボジアで使われている教科書)
カンボジアの未来のために
贈呈式の後はいつも子供たちが次々と英語で未来の夢を語りに来てくれます。「教科書を使って英語をどんどん勉強して上手くなりたい。」「エンジニアになりたいけれど、貧しい家庭なので、奨学金をもらって大学に行き、日本や米国に留学したい。どのような制度があるか、教えてほしい。」「ガイドになりたい。」「農業関係の仕事をしたい。」「医者になって困っている人を助けたい。」
カンボジアの社会や教育を取り巻く環境は日々変わっていっています。特に、英語教育の重要性はますます高まってきており、「英語ができる」ということが、子どもたちの将来に大きく影響を与えてきています。
支援先の学校の先生によると、皆が教科書を使えるようになることで、予習や宿題の取り組みもよくなり、授業がはるかにやりやすくなっているそうです。教科書を支援することで、小さい一歩ながら子どもたちの将来、カンボジアの教育、ひいては社会の発展のために貢献していきたいと思っています。目を輝かせて夢を語る子どもたちのため、皆様からの暖かいご支援をお願いします
(カンボジアでの授業風景)
支援先の学校について
今年は、4校目ということで、Choeung Chhnouk High Schoolという学校に英語の教科書を支援する予定です。この学校は首都プノンペン郊外にあるコンポンチャム州にある学校で、プノンペンから車で1時間半あまりかかるところにあります。
このあたりまで来ると、大通りから小道に入れば景色は一変し、道はでこぼこの赤土、水たまりがあちこちに出来ていました。人も自転車もバイクも、そして自動車までがその水たまりを避けて通ろうとするので、なかなか進みません。右も左もお店や露天商でいっぱい、荷車を引いている馬もいます。ここは雑踏の真ん中、ああアジアなんだとあらためて感じさせるようなところです。
(雑踏の風景)
引換券について
*¥2,000 の支援で受取る引換券
・お礼状とニューズレター
・カンボジアの子どもたちの写真の入ったクリアファイル1枚
*¥5,000 の支援で受取る引換券
上記に加え
・クロマー1枚
※クロマーとは綿でできたカンボジア産のギンガムチェックの
スカーフです。色柄はお任せ下さい。写真はイメージです。
*¥10,000 の支援で受取る引換券
上記に加え
・黒胡椒(50グラム)3袋と黒胡椒クッキー(5枚入り)5袋
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
英語教員を中心に結成されたNPO法人「アクロス」の一員です。カンボジアの教育支援を行っています。
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リターン
2,000円
ニューズレター、クリアファイル1枚
- 支援者
- 28人
- 在庫数
- 制限なし
5,000円
ニューズレター、クリアファイル1枚、クロマー1枚
※クロマーとは綿でできたカンボジア産のギンガムチェックのスカーフです。色柄はお任せ下さい。
- 支援者
- 12人
- 在庫数
- 4
10,000円
ニューズレター、クリアファイル1枚、クロマー1枚、黒胡椒(50グラム)3袋と黒胡椒クッキー(5枚入り)5袋
※クロマーとは綿でできたカンボジア産のギンガムチェックのスカーフです。色柄はお任せ下さい。
- 支援者
- 13人
- 在庫数
- 制限なし
プロフィール
英語教員を中心に結成されたNPO法人「アクロス」の一員です。カンボジアの教育支援を行っています。