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有機微生物の大量培養、及びそれを製品化するための研究を行いたい!

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支援総額

6,500

目標金額 81,000,000円

支援者
4人
募集終了日
2023年1月29日

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プロジェクト本文

▼自己紹介

 私たちは今大学生で、これから起業しようとしています。アイデアとしては微生物資材を利用した肥料や食料品の生産を行いたいと考えており、その技術の実用化ための研究費用を集めるための活動を現在行っております。

 

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 有用微生物の大量培養の研究に着手した背景には、研究担当者が高校生の頃に類似した研究を行っていたことが挙げられます。微生物培養液の散布が比較的容易に農作物の増収を引き起こすことを高校生の頃の研究で確認しており¹、大学でも継続して研究を行って実際に製品化できるのではないかと考えました。この研究テーマが、我々が考える「SDGsへの貢献」や「地域産業の活性化」などの活動目標と高い親和性を持っていたことも大きな要因です。 

 

 

 

▼プロジェクトの内容

 微生物資材に関する事業は、産業廃棄物を材料に有用な微生物を大量に培養し、それらを様々な製品に応用することが主な内容です。培養する微生物は紅色非硫黄最近と呼ばれる細菌で、その菌体が食品や肥料の材料として優れたものであることが分かっています²。この細菌が広範な有機物を取り込んで増殖できるという性質を持つ³ことを利用して、産業廃液を主原料として大量に培養することを目指しています。現在、実際に醤油製造会社様に産業廃液を利用させていただきたいとの旨を申し出ており、話し合いを行っている段階です。これが成功すれば産業廃液を利用でき、資源の再活用を行うことができます。こうした有用な生物を養殖することは、コスト面で有利であるだけでなく資源の再循環などを通じてSDGsの達成への寄与が期待できます。 

 

 

 

▼プロジェクトの展望・ビジョン

 まず紅色非硫黄細菌の培養に用いる産業廃液の選定、調達、及び、その産業廃液を利用した高効率な培養方法を研究で調査します。この調査と並行して、実際に市場に供給する製品の開発を進行します。現在は、菌体を利用した液体肥料や食料品、家畜飼料、加えて菌の生体反応を利用した水素ガスの生産を検討しています。この他にも、この細菌の運用を基幹とした汚水処理システムを組み込んだ設置型の汚水浄化装置を開発し、発展途上国に輸出する計画などの構想も持っています。紅色非硫黄細菌が産業で実用化された例はほとんどありません。紅色非硫黄細菌から生産された製品はその機能と新規性の両方で社会を驚かせ、歓迎されるでしょう。高機能、低価格、エコフレンドリーという3つの強力な要素を兼ね備えたこれらの製品には、期待を寄せる価値が大いにあるといって良いでしょう。 

 そして現時点で想定している事業計画は以下の図のようになります。

この事業計画についてですが、実際の研究状況によって前後する可能性があります。現在想定しているリスクとしては主に3点あります。第一に、培養手法に改善点が見つかった場合は一から実証実験を行うためかなり時間を要し、プロジェクトの進展を遅らせるリスクとなります。第二に協力していただける企業様を探すのに時間がかかってしまった場合です。プロジェクトを行う上での承認の有無ですが、国や自治体に求める必要のあるものは特になく、産業廃液をどこから譲渡していただくかについてのみ相手企業様からの承認を得る必要性があります。現在産業廃液を譲渡していただける企業様と話し合いを行っている段階で、これに時間がかかってしまった場合も遅らせるリスクとなります。第三に、研究員は大学生であるため、大学の課題で忙しい場合が多く、課題の量に応じて進捗状況が変わる場合がございます。これらを踏まえたうえで最終的に製品の開発を終了させ販売を行うのは2025年までを目安にしております。

 

 

 

▼現在の準備状況について

 研究に必要な研究室についてですが、今は先行研究を行っている段階で、実証実験を行う際に必要となっているのでまだ借りていない状況であります。しかし、借りることのできる場所はすでにリストアップしている段階で必要となればすぐに借りれるように準備しているので、研究に対して支障をきたさないようにしています。また、研究員は現在2名いますが想定としては4人程度必要な状況で、随時募集している状況です。研究員が不足している状況ではありますが、あらかじめ研究員が2名であることを想定して事業計画を作成しているので、この点は事業計画への悪影響はないと考えています。

 

 

参考文献

¹近藤 謙介・中田 昇・西原 英治 (鳥取大学大学院連合農学研究科/鳥取大学農学部) 紅色非硫黄細菌(Rhodobacter sphaeroides)の施用がホウレンウおよびコマツナの生育と品質に及ぼす影響 

²小林達治 (京都大学農学部) 光合成細菌の基礎と応用Ⅱ(応用編)(日本土壌肥料学会紙 第 46 巻 第 4 号 1975) 

³小林達治 (京都大学農学部) 光合成細菌の基礎と応用Ⅰ(基礎編)(日本土壌肥料学会紙 第 46 巻 第 4 号 1975)

プロジェクト実行責任者:
大隅麟
プロジェクト実施完了日:
2025年5月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

研究は最終段階まで行い製品に利用できるまでの状態にし、それまでに募集した7000万円は研究にかかる費用に対して全額利用しようと考えている状態です。 研究を行うための文献調査費200万 研究施設の利用費1000万 研究資材の運搬費400万 消耗品購入費300万 研究施設に行くための交通費100万 研究員に対する給料5000万

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
このプロジェクトとしては月300万円程度必要としており、研究を継続して行った場合全体で1億円以上が必要で、ここではそのうちの7000万円ほどを集めたいと考えています。この1億という数字は、研究が月に300万円かかると想定し、それを3年以上行う仮定で考えています。そしてこの月300万というのは主に研究費、文献調査費、借用費、給料に必要になる金額です。また、残りの3000万円はVCの支援で集めることを想定しています。

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学生発バイオベンチャーBionectは、学生主体の研究シーズを発掘・育成しています。

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リターン

500+システム利用料


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感謝のメール、活動報告をお送りします。また、セミナーの開催を考えております。

感謝のメールや活動報告をお送りさせていただきます
セミナーの開催をさせていただきます
(リターンについてですが、研究の進度によっては遅れる可能性がありますことご了承ください。)

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年3月

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