中高生の健康な未来をつくる!東ティモール思春期保健プロジェクト 8枚目
中高生の健康な未来をつくる!東ティモール思春期保健プロジェクト
中高生の健康な未来をつくる!東ティモール思春期保健プロジェクト 2枚目
中高生の健康な未来をつくる!東ティモール思春期保健プロジェクト 3枚目
中高生の健康な未来をつくる!東ティモール思春期保健プロジェクト 4枚目
中高生の健康な未来をつくる!東ティモール思春期保健プロジェクト 5枚目
中高生の健康な未来をつくる!東ティモール思春期保健プロジェクト 6枚目
中高生の健康な未来をつくる!東ティモール思春期保健プロジェクト 7枚目
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中高生の健康な未来をつくる!東ティモール思春期保健プロジェクト
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中高生の健康な未来をつくる!東ティモール思春期保健プロジェクト 8枚目
目標金額の達成の有無にかかわらず実行者は寄付金を受け取ります(All in 方式)。原則、寄付のキャンセルはできません。寄付募集は5月28日(火)午後11:00までです。

寄付総額

2,072,000

目標金額 4,500,000円

46%
寄付者
168人
残り
24日

応援コメント
YORIKO.T
YORIKO.T14時間前日々の活動ありがとうございます。 陰ながら応援しております!日々の活動ありがとうございます。 陰ながら応援しております!
目標金額の達成の有無にかかわらず実行者は寄付金を受け取ります(All in 方式)。原則、寄付のキャンセルはできません。寄付募集は5月28日(火)午後11:00までです。

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プロジェクト本文

みなさまは、「生後間もない赤ちゃんを遺棄」「乳児虐待死」などの言葉を見聞きしたことはあるでしょうか。ニュースなどで見聞きするたびに心を痛めている人も少なくないのではないかと思います。

 

このような悲しい事件は望まない妊娠が関係していることも多く、性に関する正しい知識や性的な行動への意思決定、そして対人関係スキルなどの不足が背景にあります。また、このようなケースを支える保健医療サービスが不足している場合、望まない妊娠をした女性が援助を得られることなく孤立していく要因となります。

 

アジアで一番若い国である東ティモール*では、文化的な背景も重なり、結婚前に望まない妊娠をした10代の若者が周りの人に頼ることができず孤立し、最悪の場合、出産後に赤ちゃんを遺棄する、ということが起きています。

*https://www.jica.go.jp/Resource/easttimor/ku57pq00000468jx-att/jcap.pdf

 

私たちシェアは2023年から、学校の先生が性に関する保健教育を提供するための研修や、地域の医療従事者や行政を巻き込んで、思春期の若者への理解、関わり方を学ぶなど、地域ぐるみで活動を展開しています。

 

その中で先生たちが授業での実践に意欲的になっていったり、活動対象の保健センターを増やしてほしいなどのリクエストが出てきたりしています。

 

現地の人々の想いやニーズに寄り添った活動を続けるために、今後の研修開催費や地域への啓発活動費などをクラウドファンディングにて募ることといたしました。

 

先生たちは自信をもって保健教育を実施し、医療従事者は適切なケアを提供することで、未来を担う若者たちが自分の健康と幸せを自分で守り選択できるように。

 

みなさまの温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

▶︎index---------------------------------------

・40年続く住民主体の国際保健活動

・未来を担う若者たちの声にならない声
・未来を変える教育: 若者のリプロダクティブ・ヘルスを支える取り組み

・教育と医療を通じた思春期の健康支援を続けたい

・最後に、シェアからのメッセージ

・応援メッセージのご紹介

・〜東ティモールで活動を続ける理由〜

 

 

 40年続く住民主体の国際保健活動

 

こんにちは!(特活)シェア=国際保健協力市民の会(以下シェア)です。 私たちシェアは、1983年から国際保健活動に取り組んでいる国際協力NGOです。私たちは、すべての人が心身ともに健康に暮らせる社会を目指し、40年以上に渡り活動してきました。

 

長年の活動が評価され、第22回東京弁護士会人権賞(2008年)、第5回沖縄平和賞(2010年)、第13回かめのり賞「特別賞」(2020年)、第58回「社会貢献者表彰」(2022年)などの賞をいただきました。

 

困難な状況にある人々が、自ら健康を改善することを支えるという考えを大事にし、「いのちを守る人を育てる」保健医療支援活動を、東ティモール、カンボジア、日本で行っています。行政の保健医療サービスの改善や強化、ボランティアや住民による健康促進活動を支えることで、現在では「母と子」の健康改善に関わる活動を行っています。

 

私たちの活動は、「誰ひとり取り残さない」Leave no one behindというSDGsの理念の下、特にSDGs目標3「すべての人々に健康と福祉を」の達成に貢献しています。 

 

エチオピア大干ばつでの避難民への救援活動。飢餓状態で訪れた子どもを診察する代表の仲佐(1985年)

 

東ティモールにおいては、独立前の1999年より緊急医療支援のため医師と助産師を派遣したのが始まりで、以来20年以上、住民の健康促進に向け、地域に根差した活動を展開してきました。東ティモールでは保健医療サービスを含めたインフラが発展途上にあり、予防可能な病気や妊娠・出産を機に、まだまだ多くの人が亡くなっています。

 

このような地で、地域住民の健康を守る人材として、保健ボランティアや保健医療従事者、学校保健教育を担う教員などの育成を行ってきました。2015年から2018年には東ティモールの保健省や教育省と協力し、国の学校保健実施ガイドラインの作成に貢献しました。

 

2019年からは僻地に暮らす住民の保健医療アクセスを改善するため、診療所1棟の建設、離島で移動診療に用いる船の供与を行い、対象地域で5割弱だった乳幼児の予防接種率を、3年で20%改善することに貢献しました。

 

学校での手洗い推進活動
学校での保健教育の様子
身体を動かしながら栄養を学ぶ生徒たち
保健劇で楽しく学ぶ生徒たち

 

\東ティモールで活動を続ける理由を詳しく知りたい方はこちらをクリック/

 

 

 

 未来を担う若者たちの声にならない声

 

2022年9月、東ティモール現地新聞で「赤ちゃんを遺棄」というショッキングな見出しに目が留まりました。紙面では、若者や学生、情報の不足する女性の間で、望まない妊娠の結果、新生児遺棄に至ることが報じられていました。

 

 

深刻な若年妊娠の問題に直面したことで、私たちは現地での聞き取りを始めました。東ティモールの首都であるディリ県の中でも人口が集中し、規模も大きいドン・アレイソ郡のコモロ保健センターでは、一定人数の妊婦が若年だったということが分かりました。

 

若い女性が妊娠という重大なライフイベントを経験し、その後、社会的タブーによって新生児遺棄という悲劇に至るケースがあります。

 

これは、キリスト教カトリックが主流の東ティモールの社会で婚前交渉が否定される中、若い女性たちが望まない妊娠に直面し、支援や理解を求めるのが困難であることから生じています。

コモロ保健センターの助産師のお話
「多くの若年妊娠は、おりものが増えて陰部がかゆい、お腹やお尻が痛いという理由で一般病棟を受診します。そこで尿検査を行い、妊娠が発覚するというケースが多いです。両親や居候している親族に告げられない子もいるので、私が代わりに妊娠を告げますが、自分の子どもが妊娠したことを受け入れられない親もいます。暴力をふるい、罵る親もいます。それが原因で自殺をしたり、子を遺棄したり。たくさんのケースを私は見てきました。」

 

さらに、性教育の不足や適切な医療ケアの欠如が、これらの若者たちの苦境を深めています。東ティモールの教育カリキュラムに性教育は含まれていますが、先生たちはその教育を実践できるスキルが十分にないのが現状です。

 

■ 東ティモールの教育事情

 

東ティモールでは教員の数が限られ、保健科目を専門に学んだ教員がいません。性教育に関しても、教職課程で十分に学ぶ機会がなく、子どもたちに十分に教えられる人材がいません。

 

また生徒の人数に対する教室の数も限られており、生徒の登校は午前または午後の半日というパターンが多く、その結果、授業数も限られており、数学や語学などの科目が優先されます。

 

さらに、保健教育では生徒の行動変容を期待し、子どもたちそれぞれが教えられた知識を十分に理解することが必要になります。その理解を促進するためには参加型の手法が非常に有用ですが、東ティモールでは参加型の授業を行える教員は少なく、教員主導の一方方向の授業も多いのが現状です。

 

そのため、性教育が十分に行われているとは言えず、科学的根拠に基づいた性の情報の入手が難しく、また性的な行動への意思決定やコミュニケーションスキルなどを獲得する機会がありません。それ故に、時として望まない妊娠に至る中高生が存在します。

 

また、保健医療施設で思春期の若者のケアを行うためには、基本的な医療設備と人材に加えて、彼らの心身の発達特徴に応じた対応が必要です。

 

しかし、思春期の特徴やその特徴に応じたケアについて理解している保健医療従事者は多くありません。それどころか東ティモールの保健医療施設では、医療器材も不足し、基本的な母子保健サービスの提供すら整備できていないのが現状です。

 

 

 

未来を変える教育:若者のリプロダクティブ・ヘルスを支える取り組み

 

私たちは、2023年から東ティモールディリ県ドン・アレイソ郡で思春期の若者のリプロダクティブ・ヘルスを支えるために、パイロット校4校(生徒数は約2700人)を対象に活動を始めました。若者たちが自らの身体と健康について正しい知識を持ち、賢明な選択ができるようにすることを目指しています。

 

■ リプロダクティブ・ヘルスとは

 

リプロダクティブ・ヘルスとは性と生殖に関する健康のことです。単に疾病、機能障害などが無いというだけでなく、セクシュアリティと生殖のすべての局面で、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあること。例えば、子どもを産むか産まないか・その数やタイミングなどを自由に決めたり、HIV/エイズなど性感染症の予防などの情報、資源、サービス、支援を受けられることが必要とされます。(UNFPA Tokyo: https://tokyo.unfpa.org/ja/glossary

 

 

学校の先生が保健教育を提供できるために研修を行うだけでなく、地域の医療従事者や行政を巻き込んで、思春期の若者への理解、関わり方を学ぶなど地域ぐるみで活動を展開しています。

 

■ 中等学校の教員向け性教育実践研修の開催

 

現在中学校2校、高校2校をパイロット校として、教員研修を行っており、2023年には「性とジェンダー」「思春期と二次性徴」「月経」のトピックで、各30分程度の授業が行えるような実践的な研修を提供しました。

 

研修の初日には、恥ずかしく居心地の悪そうにしていた先生たちも、最終日には一生懸命、性教育の授業を実践しようと変化しています。

 

月経について初めて知ったという男性高校教員は、その日に自宅に戻ると自分の娘たちと月経のことを初めて話したと教えてくれました。

 

先生たちも、その情報や教育の必要性はどこかで理解しつつ、具体的な知識や方法を知らなかったのではと観察されました。

 

先生たちも楽しそうにグループワークに取り組みます
研修終了、先生たちの充実した笑顔!

 

■ 若年妊婦に関する医療者への研修開催

 

保健センターに対しては思春期・若年妊婦の特徴や対応に関する研修を行っています。思春期の若者に特化した内容は初めてで、思春期や二次性徴、そこでの健康リスクについて学びました。

 

研修の中では、教材を使った保健教育の練習も取り入れました。特に助産師さんたちは、生き生きと保健教育する姿が見られ、妊婦さんたちに情報を届けたいという意気込みが感じられました。

 

 

保健センターとの母子保健課題の話し合い
保健センター職員もまずは基礎的な出産介助の研修を受けました

 

その他にも、妊婦健診や出産介助に必要な医療器材の提供、思春期保健をテーマにした村会議の開催、省庁や行政の関係者会議の開催などにも取り組んできました。

 

 

 

教育と医療を通じた思春期の健康支援を続けたい

 

保健省思春期課からは、「ニーズはあるのに継続して取り組んでくれる団体はいなかった。中学校、高校の教員が知識を付けて教育を実践しているのは素晴らしい。保健センターでも思春期をテーマにした取り組みはほとんどなかった。今後、対象とする保健センターを増やしてほしい。」と感謝とリクエストの声が聞かれました。

 

また、思春期のリプロダクティブ・ヘルス事業を始めて再確認したのは、「思春期のリプロダクティブ・ヘルスニーズは確実にあるのに十分な支援が行き届いていない」ということ。そして、私たちの活動をきっかけに起きた先生や地域の医療従事者たちのこの変化の渦を止めてはいけないと強く感じます。


今回のプロジェクトで集まった支援は、東ティモールの思春期リプロダクティブ・ヘルス事業のために使わせていただきます。(活動対象のディリ県の中高生の人数は約4万人)

 

 

■ 第一目標金額分の資金使途内訳:

中学・高校の教員向け性教育研修の開催費 107万円
妊婦健診や出産介助に必要な医療器材の購入費 105万円
思春期保健をテーマにした村会議の開催費 33万円
省庁や行政の関係者会議の開催費 8万円
事業運営費(職員人件費・モニタリング交通費) 143万円
手数料  54万円 

 

※本プロジェクトは、期日までに集まった支援総額に応じて、実行内容の規模を決定します。例えば、期日までに目標金額の50%が集まった場合には、「中学・高校の教員向け性教育研修」と「妊婦健診や出産介助に必要な医療器材の購入」を優先して実施します。

 

今後は教員研修で提供する性教育のトピックを増やし、包括的な内容に取り組みます。

 

先生たちが自信を持って保健教育を実践できるように、そして地域の医療従事者が思春期の子どもたちに寄り添いながら必要なケアを提供できるために、学校と保健センターで活動を展開していきます。

 

教員に対する性教育実践研修、医療従事者への研修と医療資機材の提供、そして地域への啓発活動、これらの活動の継続には、皆さんの力が不可欠です。

 

この取り組みを通じて、私たちは東ティモールの若者たちに明るい未来を提供したいと考えています。共に東ティモールの性教育とリプロダクティブ・ヘルスの向上に取り組みましょう!

 

 

 

 

最後に、シェアからのメッセージ

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

 

遠く離れた地、東ティモールで、性教育を含むリプロダクティブ・ヘルスの分野は、まだ歩みを始めたばかりです。制度が整わない中で、人づくりや制度づくりにも貢献するこの事業は、難しい面も多いチャレンジングなプロジェクトです。

 

しかし、若くして望まない妊娠に直面し周囲から取り残された若者たち、自分の体を守り健康に生きるために必要な保健情報を得られない中高生が育っていく未来を考え、私たちはこの挑戦がとても重要な活動であると信じています。

 

昨年からこの活動を共に行っている保健省の職員や、中学・高校の教員たちは、限られた資源の中でも、情熱を持って取り組んでいます。彼らの中には、独立前の時代を生徒として過ごし、自分たちが経験できなかった重要な性の知識を得られる機会を、今の生徒たちに伝えようと奮闘している人たちもいます。

 

また、必要な医療器材や設備が不十分な保健センターで働く医療従事者たちも、思春期の子どもたちが直面する問題への理解を深め、彼らを支えようとしています。

 

私たちの願いは、東ティモールの中高生たちが、必要な性の情報を得て、心身ともに健康な生活を送ることができるようになることです。

 

このクラウドファンディングを通じて、彼らを支えるための資源と人材を増やし、その環境を作っていきたいと思っています。道のりは遠く険しいかもしれませんが、東ティモールの人々が自らの力で状況を改善できるよう、私たちは彼らを支援し続けます。

 

また、このプロジェクトをきっかけに、東ティモールと出会い、東ティモールに関心を寄せてくださる方も増やしたいと思っています。人口130万人の小さな国ですが、美しい海と山と、そして人懐っこい人々が暮らす魅力的な国のこと、活動に取り組むシェアのスタッフや関係機関の皆さんのことを、もっと多くの人に知っていただき、継続して関わってくださる方が増えることも期待しています。

 

あなたの支援が、遠い地で希望の光を灯すことになります。どうか、私たちの活動に対するご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。 あなたの温かい手が、東ティモールの未来を変える力となります。

 

シェア=国際保健協力市民の会 東ティモール事業チーム一同

 

■ 代表 仲佐保からのメッセージ

 

2024年4月にシェアは、40年以上にわたる「人々の健康のための活動」が認められ、プラチナギルドアワードを受賞しました。東ティモールにおいても独立前の1999年から25年の地道な活動もその受賞の理由の一つです。

 

2002年東ティモールはインドネシアとの戦争後、独立を勝ち取りました。独立後の復興の中で、人々へ保健医療サービス提供が大きな課題として継続しています。

 

母子保健サービスが不十分なことは保健医療従事者数の少なさと質の低さにより、顕著なものです。キューバへ留学した医学生が帰国し、地方に配置され、保健医療サービスの提供も改善しているものの、コロナ禍の中、東ティモールの母や子どもの健康状態は再び悪化しています。特に、若年者の望まない妊娠や妊産婦死亡といったリプダクティブ・ヘルスの課題が顕在化しています。


シェアは、このリプロダクティブ・ヘルスの課題に取り組もうとしています。皆さんの支援が必要です。よろしくお願いします。

 

 

 

 

応援メッセージのご紹介

 

秋山真輝さん ユネスコ・マラウイ事務所(初等・中等教育における性教育の強化プロジェクト担当)

私は2016年から2018年まで、学校保健事業のプロジェクト・コーディネーターとしてディリで活動しました。当時「学校保健」は東ティモールでは新しい概念で、多くの教員は保健に関する研修を受けたことがなく、子どもたちは自分や家族の健康を守るための知識を身に付けるのが難しい状況でした。

 

そこで私たちは政府と共に教員研修や副教材の開発に取り組み、多くの学校で保健教育が定着していきました。一方、リプロダクティブ・ヘルスなど、性教育に関するトピックには個人的な価値観の影響で抵抗のある教員が多く、研修の強化が必要です。

 

シェアの強みは人材育成、地域住民の巻き込み、そして関係者間の連携強化。これらは若年妊娠など、地域全体で取り組まない問題の解決には不可欠です。私はシェアの活動を引き続き応援しています!

 


 

 稲場雅紀さん アフリカ日本協議会 (AJF)共同代表

私がシェアを知ったのは今から30年以上前です。日雇労働者の町、横浜・寿町で、労働組合の医療班として医療、福祉に取り組んでいた私たちは、医師やボランティアの支援を必要としていましたが、年々先細る状況でした。救いの手を差し伸べてくれたのがシェアで、献身的な医師やボランティアの方々のサポートがありがたかったです。

 

その後、私は国際保健でシェアと再び協力するようになりました。シェアが今、東ティモールで、青少年の望まない妊娠が増えていることから、「思春期リプロダクティブヘルス事業」を始めると聞いて、ぜひ応援したいと思いました。

 

長い闘いの結果、東ティモールが独立を手にして20年余。新たな国造りの手が十分に及んでいない領域の一つが、性教育です。若者たちが性に関する情報やコミュニケーション・スキルを得ること、社会の中で性について語れるようになることが必要です。シェアの取り組みは、きっと国全体に前向きな変化をもたらすでしょう。ぜひ、応援をお願いいたします。

 


 

喜多悦子さん 元日本赤十字九州国際看護大学学長

世界中で困ったことがあります。国と国の戦争、一国内の対立紛争、絶えず起こる様々な災害や貧困、いつまでも安定しない政治や経済。そんな中で社会は発展せずみじめな状態が続き、いつも弱いものがより多くの犠牲を強いられます。日本人として、一人の人間として何ができるか、どうすればよいのか判りません。

 

でも、長年、国内やいくつかの国で人々の健康と尊厳をまもるための活動を繰り広げてきている「SHAREシェア」を支援することで、私もあなたも少しは貢献できましょう。

 

私は、東ティモールに住む思春期の若者のリプロダクティブ・ヘルスの向上のためのクラウドファンディングに協力します。あなたも、どうぞお願いします。

 


 

☆そのほか、活動報告でも応援メッセージをいただいた方々を紹介しております。

■伊東 清恵さん(元シェア東ティモールスタッフ)

■川添 梨沙さん(開業助産師)

■中島 仁美さん(開業助産師)

■重見 大介さん(産婦人科医/公衆衛生学修士)

■伊藤 淳子さん(パルシック共同代表理事 東ティモール事務所代表)

■本田 徹さん(シェア前代表理事・医師)

 

 

〜東ティモールで活動を続ける理由〜

 

東ティモール民主共和国は21世紀初の独立国で、アジアで一番新しい国です。東南アジアに位置し海に囲まれた美しい島国は、2002年にインドネシアから独立を果たしました。

 

1974年ポルトガル植民地から解放されると、東ティモール人として初めて政党を作れるようになりました。独立宣言をした政党もありましたが国際社会からは認知されず、遂にインドネシアによる侵攻と占領が始まります。それから四半世紀、暴力や飢餓でたくさんの命が犠牲になりました。

 

1999年には独立の機運が高まり、独立を問う住民投票が行われ、98%が投票し、78.5%が独立を支持しました。結果に不服を唱えた独立反対派とインドネシア軍による破壊と暴力で、さらに多くの負傷者が発生し、街は崩壊しました。

 

そこから国際社会による批判や国連の介入で、治安回復と復興支援が始まります。

 

シェアは同年、緊急医療支援のため東ティモールでの活動を開始し、以来、20年以上にわたって東ティモールの住民の健康増進のために活動を継続しています。

 

独立から20年余り、資源も乏しいこの国で、保健医療の施設や人材は少しずつ成長してきました。東ティモールは長い紛争の結果、山や森の中に住む住民も多く、保健医療施設までのアクセスに課題があります。道路などのインフラ整備も進んでいない地域も多く、保健の情報を得られていない人々もいます。そのため、妊娠・出産で命を落とす母子も少なくありません。

 

一方で、村々では人々が助け合って暮らし、自然と共存しながら、人間の尊厳を大事にしている姿が見られます。地域で人々の健康のために献身するボランティアや学校の教員、保健医療従事者などの地域の人々がいます。 困難な状況にある人々が、自ら健康を改善することを支えるという私たちの使命は、この東ティモールの地でこそ有用と言え、現地の人々と共に歩んでいます。

 

 

 

寄付金控除について

 

(特活)シェア=国際保健協力市民の会は、東京都より2019年12月5日付けで認定更新の承認を受けた 「認定NPO法人」 です。シェアへのご寄付(募金)は、確定申告によって、所得税、法人税、相続税等の寄付金控除の対象となります。

 

寄付金領収書は2025年1月に送付予定です。また、記載する寄付金の受領日はREADYFORからの入金が完了する2024年7月10日を予定しております。 詳しくは「寄付控除のご案内」をご覧ください。

 

 


プロジェクトに関するご留意事項

 

○ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

 

○支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

 

○なお、ご支援後に上記情報を変更することはできず、アカウント情報を変更した場合でも、ご支援時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されませんのでご注意ください。

 

○本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関する条件の詳細については、こちらから「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」の項目をご確認ください。

 

○ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください

プロジェクト実行責任者:
シェア=国際保健協力市民の会 仲佐保
プロジェクト実施完了日:
2025年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

中学・高校の教員向け性教育研修の開催費 107万円 妊婦健診や出産介助に必要な医療器材の購入費 105万円 思春期保健をテーマにした村会議の開催費 33万円 省庁や行政の関係者会議の開催費 8万円 事業運営費(職員人件費・モニタリング交通費) 143万円 手数料  54万円

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プロフィール

シェアは、健康で平和な世界を全ての人とのわかちあう(シェア)ために、草の根の立場から行動を起こした医師・看護師・学生等が中心になり、1983年に結成された国際保健NGO(民間団体)です。私たちはすべての人が心身ともに健康に暮らせる社会を目指し、“いのちを守る人を育てる”保健医療支援活動を、カンボジア、東ティモール、日本で進めています。

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ギフト

10,000+システム利用料


【寄付金控除】思春期の健康普及を応援!

【寄付金控除】思春期の健康普及を応援!

このコースにご寄付いただいた方には以下のリターンをお送りします。
●御礼メッセージ
●年次報告書
●機関誌『ボン・パルタージュ』174号
●オンライン報告会へのご招待 (2025年1~5月の間に実施予定、詳細は開催の1カ月前までにご連絡します)
●寄付領収書

寄付者
79人
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制限なし
発送完了予定月
2025年5月

3,000+システム利用料


【寄付金控除】学生の方限定 海を越えた同世代の健康を守る一歩!

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●御礼メッセージ
●年次報告書
●機関誌『ボン・パルタージュ』174号
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寄付者
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制限なし
発送完了予定月
2025年1月

5,000+システム利用料


【寄付金控除】思春期の健康普及へのはじめの一歩!

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●御礼メッセージ
●年次報告書
●機関誌『ボン・パルタージュ』174号
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寄付者
54人
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制限なし
発送完了予定月
2025年1月

30,000+システム利用料


【寄付金控除】思春期の健康普及を促進!

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●機関誌『ボン・パルタージュ』174号
●オンライン報告会へのご招待 (2025年1~5月の間に実施予定、詳細は開催の1カ月前までにご連絡します)
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寄付者
13人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年5月

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【寄付金控除】思春期の健康普及をもっと促進!

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寄付者
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制限なし
発送完了予定月
2025年5月

100,000+システム利用料


【寄付金控除】代表理事仲佐からの直筆お礼状をお送りします

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●御礼メッセージ
●年次報告書
●機関誌『ボン・パルタージュ』174号
●オンライン報告会へのご招待(2025年1~5月の間に実施予定、詳細は開催の1カ月前までにご連絡します)
●代表理事からの直筆お礼状
●年次報告書にお名前を記載(希望者のみ)
●団体HPにお名前を掲載(希望者のみ)
●寄付領収書

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発送完了予定月
2025年5月

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【寄付金控除】代表理事仲佐とプロジェクトメンバーがオンライン個別報告させていただきます_ver1

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●機関誌『ボン・パルタージュ』174号
●オンライン報告会へのご招待(2025年1~5月の間に実施予定、詳細は開催の1カ月前までにご連絡します)
●代表理事からの直筆お礼状
●代表理事とプロジェクトメンバーによるオンライン個別報告会(2025年予定、詳細は開催の1カ月前までにご連絡します)
●年次報告書にお名前を記載(希望者のみ)
●団体HPにお名前の掲載(希望者のみ)
●寄付領収書

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年12月

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●年次報告書
●機関誌『ボン・パルタージュ』174号
●オンライン報告会へのご招待(2025年1~5月の間に実施予定、詳細は開催の1カ月前までにご連絡します)
●代表理事とプロジェクトメンバーによるオンライン個別報告会(2025年予定、詳細は開催の1カ月前までにご連絡します)
●年次報告書にお名前を記載(希望者のみ)
●団体HPにお名前の掲載(希望者のみ)
●寄付領収書

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年12月

1,000,000+システム利用料


【寄付金控除】代表理事仲佐が直接ご報告に伺います

【寄付金控除】代表理事仲佐が直接ご報告に伺います

このコースにご寄付いただいた方には以下のリターンをお送りします。
●御礼メッセージ
●年次報告書
●機関誌『ボン・パルタージュ』174号
●オンライン報告会へのご招待(2025年1~5月の間に実施予定、詳細は開催の1カ月前までにご連絡します)
●代表理事からの直筆お礼状
●代表理事が訪問(日本国内のみ、遠方についてはご相談)※代表理事とプロジェクトメンバーによるオンライン個別報告会に代えることも可能です(2025年予定、詳細は開催の1カ月前までにご連絡します)
●年次報告書にお名前を記載(希望者のみ)
●団体HPにお名前の掲載(希望者のみ)
●寄付領収書

寄付者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年12月

プロフィール

シェアは、健康で平和な世界を全ての人とのわかちあう(シェア)ために、草の根の立場から行動を起こした医師・看護師・学生等が中心になり、1983年に結成された国際保健NGO(民間団体)です。私たちはすべての人が心身ともに健康に暮らせる社会を目指し、“いのちを守る人を育てる”保健医療支援活動を、カンボジア、東ティモール、日本で進めています。

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