支援総額
目標金額 10,000,000円
- 支援者
- 493人
- 募集終了日
- 2024年7月31日
一頭でも多くの命を救いたい〜施設維持のためにご協力をお願いします〜
#環境保護
- 現在
- 1,890,000円
- 支援者
- 122人
- 残り
- 6日
【第二弾】絶滅危惧種サシバの保全を皆の手で。渡りの全容解明への挑戦
#国際協力
- 現在
- 2,859,000円
- 寄付者
- 279人
- 残り
- 2日
ウクライナ危機|女性や子どもが自ら未来を描くために継続的なご支援を
#国際協力
- 現在
- 2,070,000円
- 寄付者
- 84人
- 残り
- 44日
保護猫達の基礎医療及び生活資金へお力添え頂けないでしょうか?
#まちづくり
- 現在
- 982,000円
- 支援者
- 122人
- 残り
- 6日
緊急支援|中国チベット自治区の地震被害へのご支援を
#国際協力
- 現在
- 1,009,000円
- 寄付者
- 140人
- 残り
- 75日
命を繋ぎ、共に生きる。希少猛禽類により良い救命医療と共生環境を!
#子ども・教育
- 現在
- 32,205,000円
- 支援者
- 2,019人
- 残り
- 44日
3歳の肥大型心筋症と闘病中の愛猫ぷちを助けてください。
#動物
- 現在
- 295,500円
- 支援者
- 35人
- 残り
- 1日
プロジェクト本文
\目標金額達成/ありがとうございます!
【支援者人数 555人】を目標に挑戦し続けます
7月29日に、目標金額の1000万円を達成しました!ご寄付や情報拡散などで応援いただいた皆さま、本当にありがとうございます!!皆さまから託していただいた想いとともに、親を頼れないすべての子どもが笑顔で暮らせる社会の実現へ向けて、今後も取り組んでまいります。
クラウドファンディングはあと2日、最終日の7月31日(金)23時までブリッジフォースマイルは挑戦を続けていきたいと思います。
このクラウドファンディングが始まってからも、ブリッジフォースマイルでは、さまざまな動きがありました。
その一つとして、新しいシェアハウスの運営が冬から始まることになりました。有り難いことに、ご支援者さまのおかげでリフォーム代は引き受けていただきますが、各部屋のカーテン等の備品、家電などの生活必需品を整えるお金が必要です。
また、5月から始まった「相談・支援窓口」は、2ヶ月で80人ほどの方から大小さまざまなSOSが届きました。施設出身の方から、「知人が生活に困っているので、ブリッジフォースマイルの支援窓口を紹介しようと思う」と言っていただくこともあります。
私たちとしては、今後ますますの支援体制強化が必要だと思っております。そのためには、スタッフを増員し、今共に働くスタッフが疲弊しないようにしていくことも、大切な取り組みです。
まもなく20年を迎える私たちですが、これまで多くの社会人ボランティアの方々、企業さまや個人の皆さまからのご寄付でここまで頑張ってこられたと、今回のクラウドファンディングを通し改めて想いを強くしております。TOPページの応援メッセージにて荻野淳也氏が発信してくれた通り、「自分たちは、微力だけども、無力ではない」と、心から思います。
ブリッジフォースマイルのミッションは、【親を頼れない子どもたちが、社会へ羽ばたく時に直面する「安心の格差」と「希望の格差」を乗り越え、未来へ向かう勇気を持てるような支援をカタチにする】です。これまでも、これからも、一人でも多くの方々と一緒に、支援をカタチにしていきたいと思います。
社会を変えていく仲間を増やしたい。支援者555人を「ネクストゴール」とさせていただいて、最後の7月31日までご支援の輪を広げていきたいと思います!
ぜひ、「親を頼れない子どもや若者を支援しているブリッジフォースマイルという団体があるんだよ」と、引き続き周りの方へのシェアなどで応援していただけたらとても嬉しいです。最後まで、どうぞよろしくお願いします!
親を頼れず、ギリギリの状況でSOSを出してくれた若者たちに、手を差し伸べられない社会を変えたい。
認定NPO法人ブリッジフォースマイルの林恵子です。ブリッジフォースマイルは、児童養護施設や里親家庭から18歳で社会に出る若者たちを、巣立ち前から巣立ち後まで支援している団体です。
20年前、まだ「児童虐待」をはじめ、「児童養護施設」で暮らす子どもたちがいることや、施設を退所した後も困難な状態に置かれていることなどが、ほとんど知られていない頃に活動を立ち上げ、これまでに子どもや若者7,000人ほどの支援に携わってきました。
今年4月、私たちの業界にとって画期的な動きがありました。改正児童福祉法の施行です。これまでは、児童養護施設等に入所などの“社会的養護出身者”だけだった支援対象者の枠組みが広がり、“親を頼れず困っている若者全般”が対象となったのです。
しかし、このように行政の支援が進みつつある一方で、自治体ごとの支援格差や制度のはざまで、多くの若者たちが支援の網からこぼれ落ちてしまっている現状があり、このままでは解決しないと危惧しています。
ブリッジフォースマイルは、社会的養護につながっていない、とりこぼされている子どもや若者、大人たちにも支援を広げるため、今年5月に「相談・支援情報ページ」を開設しました。
制度利用のしづらさや地域格差をなくし、必要な支援が届くように。
「親の暴力から逃げたい」「親から逃げてきたが生活が苦しい」「誰かに話を聞いてほしい」「死にたいし、殺したい」
開設から3週間、まだほとんど宣伝をしていない中、約48人から相談が寄せられています。
子ども時代に虐待などの困難を生き抜き、大人になっても生きづらさを抱え、生きることに絶望している若者たちのSOS。もう、私たち大人ができない理由を並べている時間はありません。
「助けて!」とやっと声をあげる場所を見つけてくれた人たちを、私たちは新たに支援していきます。
ご支援金の使いみち
制度の枠を超えた支援の実施と継続には、皆さまの力が必要です。制度自体を変えていくには、曖昧な支援基準を整えて各地で導入できる仕組みにし、政策提言として訴えていかなければなりません。
多くの皆さまに支えられて20年、いまだからこそできる取り組みを力強く進め、親を頼れないすべての子どもたちが笑顔で暮らせる社会を実現するための挑戦です。温かいご支援をよろしくお願いいたします。
ー支援から取りこぼされた若者の声ー
「児童養護施設に入りたかった…」
SOSが届かないまま大人になってしまった若者たちと、ブリッジフォースマイルが出会いはじめています。
真由美(仮名)は、母親から暴力を受けていたにも関わらず、社会的養護につながらないまま大人になりました。
中学生の時に相談した担任の先生は何もしてくれず、高校生の時に暴力に耐えかねて逃げ出した交番では、警察官に「親のことを悪く言ってはいけないよ」と諭された挙句、追いかけてきた母親に引き渡されてしまいました。真由美は「誰も頼りにならない」と“学習”しました。
高校卒業後、必死でアルバイトをし、逃げるように実家を出て、念願の一人暮らし!安全な場所で新しい私の人生がはじまる…真由美は、期待に胸を膨らませたのです。
一生懸命働いていたある日、仕事でミスをして店長に大きな声で叱責されました。すると、翌日から仕事に行きたくても行けなくなりました。
朝起きられず、涙が止まりません。仕事を辞め、その後はパパ活をして、アパートの家賃を払いました。生活が苦しくても親元には帰れません。真由美は、次第に死ぬことばかり、考えるようになりました。
友人に強制的に連れて行かれた精神科で、虐待による後遺症としてのうつ病だと診断されました。いまは生活保護で暮らしています。
「大人になってからもこんなに苦しむなんて思っていなかった。児童養護施設に入りたかった。」
ー目指すのは?ー
受けられる支援の格差をなくし、
誰もが人生をあきらめないで済むように
親を頼れない若者たちが適切な支援を受けられない状態で大人になれば、将来、働けず生活保護を受けたり、虐待を連鎖させたり、罪を犯したりする可能性は高まります。
2022年、大田区で3歳女児が放置され亡くなった事件では、母親もまた幼少期に壮絶な虐待を受けていました。2019年には、渋谷区の児童養護施設長が退所後も支援を続けていた若者(正常な精神状態ではなかった)に殺害される事件もありました。これらの痛ましく悲しい事件を、すべて“加害者の責任”と片付けてしまって良いのでしょうか。
適切な手当てと支援を受けられ、あたり前に幸せな人生を送れるような社会であってほしいです。
ブリッジフォースマイルは、児童養護施設や里親家庭を巣立つ前から巣立った後まで続く自立支援を行ってきた経験を活かし、いままで施設などにつながることができないまま大人になった若者たちを含む、“親を頼れないすべての人たち”に向けて、支援格差をなくすための取り組みに挑戦します。
支援にかけられる費用の違いにより、
受けられる支援と結果に大きな格差がある
格差なく、適切な支援をつなげられれば、
どの子も安定就労、頼れる人的資本を得られる
ーいま、起きていることー
児童養護施設や里親家庭
出身者たちの状況
傷つき、苦しんでいる若者への支援の必要性
虐待などさまざまな理由から親を頼れない子どもたちは、18歳で自立を迫られます。
「ケアリーバー」と呼ばれる児童養護施設や里親家庭出身者たちの状況は、人それぞれです。大学生活や仕事、プライベートも順調で、幸せな生活を送っている人もいます。
一方で、虐待のトラウマを抱え、フラッシュバックや精神疾患に苦しんでいる人たちがいます。
自己肯定感が低かったり、認知の歪み(出来事を歪んで捉える思考パターン)を抱えていたりして、対人関係が上手く行かない人もいます。大学などの中退率や離職率が高いことの背景として、社会に適応できないケアリーバーが多いことが言えます。
他にも、ギャンブルやアルコール、ホストやパートナーへの依存の背景に、親を頼れない不安や寂しさが影響していることもあります。すべて自分で何とかしなければいけないと、いつも気を張ってがんばりすぎた結果、心身ともに病んでしまう人もいます。
子ども時代に受けた虐待の後遺症に苦しむ人に対して、「18歳になったら自己責任」とするには、あまりにも酷だと思いませんか。
曖昧で、見える化されていない支援基準
施設や里親家庭を巣立った後の支援を「アフターケア(退所後支援)」といいます。
アフターケアでは、状況によって家賃や生活費、カウンセリングの費用などの経済的支援が必要です。役所やハローワークに同行したり、家計簿の付け方を教える、アパートを訪問して家事を教えるなどで一定期間を伴走したりする人的支援には、人件費や交通費がかかります。
では、一人が自立するまでに支援する経費をいくらと見積もれば良いのでしょうか。
アフターケアには、病気や障害を発見する検査のような仕組みはなく、相談者の状態を客観的な指標で測ることができません。
そのため、誰にどのようなアフターケアをしたら良いのか、いつまで支援を続けたらよいのか、支援者の間ですら共通認識を持てていない点は課題です。
ーいま、起きていることー
支援が届いていない
子ども、若者たちの状況
児童養護施設などから家庭に戻った子どもたち
アフターケアの必要性が認識されていながら、支援が届いてないケアリーバー(児童養護施設や里親家庭出身者)の中には、高校卒業を待たずに、家庭に帰っていった子どもたちがいます。
社会的養護は、家庭ではなく公的支援が必要だと児童相談所が判断した子どもたちのための制度で、約42,000人が社会的養護の下で生活しています。(対象児童数出典:令和5年4月5日・社会的養育の推進に向けて資料:こども家庭庁)
そのうち4割が18歳成人以降に巣立ちます。残りの6 割は18歳を待たずに家や親せき宅に帰っていきますが、家庭に帰った子どもたちの高校中退率は施設入所中高校生よりも高く、6割にも上ります。
その背景には、変わらない親の事情や、子どもを育てるには不適切な家庭環境があります。家庭に戻ってしまえば、施設にいたら受けられるはずの奨学金などの支援情報やさまざまな支援は届かず、取りこぼされていくのです。
虐待経験がありながらも、
公的支援につながらなかった子どもたち
さらに、年間20万件を超える虐待相談件数のうち、施設等に入所するのはわずか2%の約4,000人です(令和4年3月31日「社会的養育の推進に向けて」厚生労働省子ども家庭局家庭福祉課データからの算出)。
「虐待経験がありながらも、これまで公的支援につながらなかった人」とは、児童相談所が施設等への入所の必要性を認めなかった98%に加えて、虐待通告にもつながらなかった子どもたちが含まれます。
いったいどれだけの人が、いまも親からの虐待に苦しんでいるのか、そして虐待の後遺症に苦しんでいるのか、概算ですらわかりません。
18歳以降、支援が届かなくなる若者たちと
人数すらわからない児童福祉未接触者
自治体に委ねられ
生まれている大きな支援格差
2024年4月からこども家庭庁は「社会的養護自立支援拠点事業」という制度を始めました。子どもや若者たちの困りごとを解決する「相談」と、孤立させない「相互交流」を事業の柱とし、「一時的緊急的な住まいの提供」「心理治療」「法律相談」などが任意の支援として掲げられています。
しかし、この事業の実施主体は都道府県、政令指定都市等児童相談設置自治体であり、自治体が予算化しなければ実施されません。
認定NPO法人かものはしプロジェクト
『都道府県に関するヒアリング調査結果報告』より引用
国として制度ができても、自治体が実施するかどうか。実施するとしてもどこまでの内容とするかは、自治体に委ねられています。また予算がついても、委託先候補となる事業者が地域になければ事業は成立しません。
私たちは、現在8つの自治体からアフターケアの事業を受託していますが、それぞれの自治体ごとに実施内容や対象が違います。A県では受けられる支援が、B県では受けられないーそれが、日本の現状なのです。
しかし、SOSを出してくれた人に出身地や居住地を聞いて「残念ながら受託対象外なので、あなたに支援はできません」とは私たちは言えません。そんなことをしたら、今後二度と誰かに助けを求めなくなってしまうでしょう。
支援制度が実施されるには、
自治体での予算化と実行体制づくりが必要
ーこれから進める3つの取り組みー
支援格差をなくし、
必要な支援をもっと広く届けるために
その1)ショートステイ
緊急時に一時的に住める場所の拡充
急ピッチで整えたショートステイ
居場所拠点からも近く、見守りや今後のための相談支援も行う
「仕事を辞めて寮を出なければいけない」「家賃滞納でアパートを追い出されてしまった」「パートナーのDVから逃げたい」
こうした相談に対応するため、今年、関東に2か所、北海道に1か所の計3か所でショートステイを始めます(行政事業として実施するのは1か所のみ。残りは自主事業)。 「今日寝る場所がある」という安心があって、はじめてその先を考える準備ができます。
ブリッジフォースマイルのような支援団体が、若者の伴走も含め、住まいを整え支援することは、社会にとって大きな資源になります。また、緊急支援がなく空いているときには、施設にいる子たちの一人暮らしの予行練習としても、この場を活用してもらいたいと思っています。
その2)伴走支援の拡大
自活ができるためのプログラム提供
人の温かみを感じられる伴走支援
定期的なコミュニケーションを取り、孤立やトラブルを防ぐ
お金に次いで多い問題は「孤独 」です。親を頼れない子どもたちにとって、身近に頼りになる大人がいることはとても大切です。
「自立ナビゲーション」というプログラムでは、月に1回、専任のメンターである社会人ボランティアと一緒にご飯を食べたり、映画を観に出かけたりします。徐々に出来上がっていく関係の中で、職場の人間関係の悩みやパートナーからのDVが発覚することもあります。
伴走する仕組みとして、2つの新しいプログラムを始めます。アプリで家計簿をつけ、月1回メンターと面談をする「家計やりくりサポート」、自宅を訪問して一緒に家事をしながら生活を整える「訪問家事サポート」です。
一人ひとりの困りごとに寄り添い、3か月から1年間、関わり続ける伴走支援をしていきます。
その3)アフターケアの支援基準を整備し、
成果やコストを可視化、政策提言へ
支援のPDCAを回す「自立度チェックシート」
各項目を10点評価で評価し、個人の強み・弱みを知る。
足りない部分に関して、どんな支援が必要なのかをリスト化し、
適切で早急な支援につなげていく。
誰にどのくらいの期間、人とお金をかけて支援をするのか。明確な基準がないことが、支援格差を生む要因となっています。
私たちはこれまでの支援の経験から、相談者の状況を把握するための7区分56項目からなる「自立度チェックシート」を作成しました。回答を点数化し、レーダーチャートで可視化できるようにしました。
その診断結果を本人や支援関係者と共有しながら、本人と一緒に解決すべき問題の特定、支援内容、目標を設定し、支援計画を作成します(Plan:計画)。
合意した内容および期間で支援を実施し(Do:実行)、再び自立度チェックシートで変化を確認します(Check:評価)。計画を見直したり、支援を終了したりするのも、診断結果に基づいて判断するようにして(Action:改善)、支援のPDCAを回します。
そして、必要な人に必要な支援を行うと、どれだけの時間とお金がかかるのか。
支援を通じて得られた成果とコストを算出し、しっかりと検証したうえで、制度の実施や改善につなげる政策提言をしていきます。
私たちの実践から生まれたノウハウが制度になれば、適切な支援をもっと早く全国に広げられます。
こうした動きは必要だと思いながらも、自分たちのキャパシティの限界(お金や人手不足)から躊躇してきましたが、皆さまからご支援をいただくことで、大きな一歩を踏み出したいです。
アフターケアに長く関わり、理想も現実も見えている私たちだからこそ、改めて勇気をもって取り組むべきだと考えました。
ご支援金の使いみち
一日も早く、困難を抱える若者たちの明日への不安を和らげ、彼らが生きていこうと思える社会を実現するために、皆さまからのご支援を大切に活用させていただきます。
■ 目標金額
1,000万円
■ 資金使途
・緊急ショートステイ用住宅の家賃、光熱費、生活費の一部(約700万円)
※都内と神奈川の契約済み物件
※開始1~2年の予算を立てていますが、事業はその後も継続を予定
・伴走支援プログラムの拡大(約200万円)
※支援対象を拡大し、より多くの人たちに支援を届ける
※カウンセラーや支援者の増員を行う
・支援の評価指標づくりを強化、PDCAを回す仕組みづくりの実践、成果やコストを検証し、政策提言につなげるための費用(約100万円)
*本プロジェクトは、All in型です。支援総額が期日までに目標金額を達成しなかった場合でも、目標金額分を自己負担するなどして、必ず上記の実施内容の通り実行いたします。
ブリッジフォースマイルの
支援の強み
先進的に取り組んできた自立支援、アフターケア
ブリッジフォースマイルが一貫してきたのは「早期からの準備」と「入所中から退所後へのつながり」です。
セミナーや仕事体験プログラムを整え、施設等に入所中から巣立ちへの準備をできるようにし、同時に退所後を見据えて相談できる関係作りをして、社会に出てからの孤立やつまずきを防ぐ予防的支援に力を入れてきました。
ネットワークを活かした支援
ブリッジフォースマイルは、現在、東京都、神奈川県、佐賀県、熊本県、北海道の5都道府県に拠点を持ち、これまで支援をした子ども・退所者数は7,148人(2024年4月末現在)に上ります。
出身施設や地域による支援格差解決への取り組みとして、どの地域、施設の子どもでも私たちのプログラムに気軽に参加できるように、自立支援ハンドブックを作ったり、セミナーを複数拠点で展開できるようにパッケージ化したり。
コロナ禍で施設のインターネット環境が整備されたこともあり、いまでは全国の施設を対象にしたオンラインプログラムも行っています。
広いネットワークを築き、いまでは、全国の社会的養護下にある(施設や里親家庭など)18歳の子どもたちの約4分の1がブリッジフォースマイルの活動に参加しています。
各拠点には、同じような境遇の若者が集える居場所「B4S PORT」がある。
居場所に備えられた家具は企業からの寄付。
多様な協力者と一緒に進める支援
近年、アフターケアを行う団体は増えてきていますが、少人数で運営している所が少なくありません。
ブリッジフォースマイルは、さまざまな民間企業出身のスタッフが多いことや、500人を超えるボランティア、160社を超える企業など、多くの協力者と一緒に支援をしていることも特徴です。これは、多様な大人たちがロールモデルとなり、子どもの視野や選択肢を広げることにつながっています。
同時に、協力いただく人たちにとっても、研修や活動に参加するなかで、自らの無意識の偏見に気づいたり、コミュニケーションを見直したりする機会となり、啓発にも役立っています。
親を頼れない子どもたちの理解者が増えれば、彼らが巣立つ社会は優しく温かい社会になります。大人たち一人ひとりが変わることで、一歩ずつ確実に、子どもたちが生きやすい社会に変えていけます。
親を頼れないすべての10~30代が
安心と希望を持てるように、
全力でサポートしていきたい!
不安でいっぱいの若者たちのために、がんばりたいです
ブリッジフォースマイル代表 林恵子
「たまたま親として未熟な人のもとに生まれただけ」「たまたま施設職員や里親との相性がよくなかっただけ」「たまたま地域にアフターケア団体がなかっただけ」
ちょっと運が悪かっただけで、人生が決まってしまうなんておかしい!と思い、自分たちにできることを一つずつ取り組んできました。
ケアリーバーと同じ環境にあり、「たまたま18歳までに保護されなかっただけ」の若者たちにも支援を届けていきます。
対象人数にしても支援内容にしても大風呂敷を広げてしまい、私たちの力でどこまでできるのだろうという不安は正直あります。でも親も行政も頼れずに毎日を過ごしている若者の不安と比べたら、ちっぽけなものです。
私たちにSOSを出してくれた若者が「大丈夫。私は生きていける!」と思えるように、がんばりたいです。どうかみなさんの力を貸してください。よろしくお願いいたします。
<プロフィール>
津田塾大学卒業後、人材派遣会社に就職。2児の出産後、育児中にキャリアに悩み参加したビジネス研修で、児童養護施設を調査する機会を得る。2004年NPO創立。著書『できるかも。――働く母の“笑顔がつながる”社会起業ストーリー』(英治出版)
応援メッセージ
(※五十音順)
気づくがつづく、その先へ
秋山 真太郎
株式会社七十八代表・俳優
環境の大事さにようやく気がつくようになりました。環境の大事さに気がつくようになると今度は教育の大事さに気がつくようになり、そうやって少しずつ視線が広がっていくのを感じます。そしてその次には行動していくことが大切です。
きっと皆さんの心もたくさんの善で埋め尽くされていると思いますが、最近気づいたことのもう一つは、その心から溢れ出してこそ、善となって社会へ還元されるということです。
僕も芸能という世界から、ブリッジフォースマイルさんとその一歩を踏み出しました。今回のこの素敵な取り組みも、いつか環になって将来の日本の明るい未来にかえってくることと思います。皆さまもぜひ、一緒に取り組んでいただけましたら幸いです。
<プロフィール>
2002年から芸能活動を開始。劇団EXILEの舞台やテレビドラマ、映画など出演作多数。EXILE TAKAHIRO主演映画「僕に、会いたかった。」ではプロデュース・脚本。SABU監督作「jam」アソシエイト・プロデューサー。著書に掌編小説集「一年で、一番君に遠い日。」(キノブックス)2022年、芸能界の新常識を提案する全く新しいプラットフォーム「STAND FOR ARTISTS」をリリース。一年で導入制作会社185社、2,301名のアーティストが利用し、システム内にて大河、地上波ドラマ、舞台、広告など多数のキャスティング案件が生まれる。本年より舞台製作も行い、プロデュース一作目から成功を収める。株式会社七十八 https://www.nanajuhachi.com
自分たちは、微力だけども、無力ではない
荻野 淳也
一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート(MiLI)代表理事
私は、2010年から2017年までブリッジフォースマイルが立ち上げた児童養護施設出身児童のための奨学金プロジェクト「カナエール」の副実行委員長として、プロジェクトの立ち上げから、地方展開までの役割に携わっていました。
2010年の立ち上げ時には、『このような大きな社会問題に自分たちは何ができるのであろう』と自分たちの無力さや実現可能性に疑問を抱いていました。しかし、のべ560人を超えるボランティアが集まるプロジェクトとなり、7年間にわたり、合計124人に返済不要の奨学金1億4千万円を提供できたカナエールは、児童養護施設出身児童の進学の実態を社会に知らしめるきっかけとなり、2017年以降は、財団や官公庁主導による返済不要の奨学金制度発足へとつながっていくこととなりました。
『自分たちは、微力だけども、無力ではない』ブリッジフォースマイルのカナエールが教えてくれた教訓と自信は、いまの私の活動の基盤となっています。
ブリッジフォースマイルは、新しいチャレンジに乗り出しています。親を頼れず困っている若者、社会的養護につながっていない、とりこぼされている子どもたちに手を差し伸べようとしています。
はためには普通に見える家庭で起きている身体的・精神的なDVを受けている子どもたち、親の突然の病気や事故によって経済的、精神的に追い込まれているヤングケアラーの子どもたち、など、実は本人が「助けて」を言えないがために、明らかになっていない過酷な状況で生活をしている子どもたちは、私たちの身近にも実はたくさんいるのです。そして、紙一重の差で、たまたま通常の生活を送れてきた私たちは、もしかしたら、ふとしたきっかけで、子ども時代に、経済的、精神的、身体的に追い込まれていた可能性もあるわけです。
「助けて」を言えない子どもたちに対して、その親や家庭の個別の問題と切り捨てるのではなく、自分が所属している社会の身近にある問題だという認識の転換が必要ではないでしょうか。自分ごととして、こうした社会問題にみんなで支援をしていこうという周知が必要な時代であり、その旗振り役がブリッジフォースマイルなのです。ぜひ、ブリッジフォースマイルのこれからの活動にご理解とご支援をお願いいたします。
<プロフィール>
一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事、多摩大学経営大学院客員教授、慶應義塾大学理工学研究科非常勤講師、ビジネスコンサルタント、リーダーシップトレーナー、組織開発ファシリテーター、エグゼクティブコーチ ウェルビーイングな社会の実現を目指し、人や組織の変容を目的に、企業や官公庁の組織、人材にプログラムを提供。2010年から2017年まで児童養護施設出身児童のための奨学金プロジェクト「カナエール」の副実行委員長として、スピーチ原稿作成の伴走プログラムや子供とボランティアの大人たちのチームビルディングフレームワークを策定、運用、また、「カナエール」の地方展開を担当する。音声プラットフォームVoicyにて、「人生ととのうマインドフルネス」を配信中。https://voicy.jp/channel/3689
<書籍>
「マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる」(かんき出版)、「心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方」(文響社)をはじめとした著書や、監訳、解説を担当している「サーチ・インサイド・ユアセルフ」(チャディー・メン・タン著、英治出版)、「スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック」(ジェームズ・ドゥティ著、プレジデント社) といった世界的ベストセラーがある。
定着していくための支援を
保坂 展人
世田谷区長
私は世田谷区長として仕事を始めた2011年春から、社会的養護の児童福祉施設や里親の元を18歳で旅立つ若者たちの支援について、自治体としての取組みを模索していました。その後、2018年から「世田谷フェアスタート事業」を立ち上げ、給付型奨学金や住まい支援、そして居場所の提供などをスタートさせました。
ブリッジフォースマイルの皆さんには、若者の街、下北沢に「せたエール」という居場所の運営を区としてお願いしています。18歳を超えて、20代となった若者たちが、扉を開けて相談したり、交流したりするスペースです。これまでになかった大切な場を運営する努力に接して、ブリッジフォースマイルの活動がさらに広がり、定着していくための支援を私からもお願いします。
<プロフィール>
1955年宮城県仙台市生まれ。政治家、教育ジャーナリスト、東京都世田谷区長。中学校卒業時の「内申書」をめぐり、16年にわたる内申書裁判の原告となり、その後教育問題を中心に取材するジャーナリストとして活躍。 1996年から2009年まで衆議院議員を3期11年務め、546回の国会質問で「国会の質問王」との異名をとる。 2011年4月より世田谷区長(現在4期目)。世田谷区長としての取り組みをまとめた『〈暮らしやすさ〉の都市戦略』(岩波書店)、『NO!で政治は変えられない』(ロッキング・オン)、『こんな政権なら乗れる』(共著・朝日新聞出版)、『国より先に、やりました』(東京新聞)など、著書多数。
全ての大人が「誰かのために動ける人」になれると信じています
町 亞聖
フリーアナウンサー/元ヤングケアラー
18歳、高校3年の時に母が病気で倒れ、重度の障害者になり、私たちきょうだいはヤングケアラーになりました。またそれ以前から父親がお酒を飲んで暴れるという問題も抱えており、社会的養護の対象ではありませんが「親を頼れない」状況でした。
家賃が払えないなど貧困にも直面し、いまを生きるのに精一杯で、自分の明日さえ分からず「選択肢がない」という環境から自力では逃げ出すこともできませんでした。
そんな私に手を差し伸べてくれたのは奨学金制度を教えてくれた担任の先生、医療費の相談に乗ってくれたソーシャルワーカーさんでした。もしこの2つの支援がなければ、我が家も私の人生も間違いなくもっと過酷なものになっていました。
ブリッジフォースマイルが主催している児童養護施設出身の若者がスピーチをするイベント『コエール』のお手伝いを長年していますが、印象に残っているのは「気にかけてくれる人がいるだけで救われることがある。人の温かさを受け取った人は優しくなれるし、誰かのために動く人になる」という言葉です。
虐待などにより、死を思わない日はないというほどの過酷な経験をしながらもスピーチに立った彼らは「守られる側ではなく守る側になりたい」という想いを語ってくれます。絶望から希望を見出せたのは、見て見ぬふりをせず伴走をしてくれる大人に出逢えたからです。親を頼れないならば周囲にいる大人を頼って良いんだということ、どんな家庭環境のもとに生まれても、自分自身の人生や夢を諦めなくて良いということを子どもたちに伝えたいと私も活動をしています。
全ての大人が「誰かのために動ける人」になれると信じています。ぜひブリッジフォースマイルの新しい挑戦を応援していただけたらと思います。
<プロフィール>
小学生の頃からアナウンサーに憧れ、1995年に日本テレビにアナウンサーとして入社。その後、活躍の場を報道局に移し、報道キャスター、厚生労働省担当記者としてがん医療、医療事故、難病などの医療問題や介護問題などを取材。“生涯現役アナウンサー”でいるために2011年にフリーに転身。脳障害のため車椅子の生活を送っていた母と過ごした10年の日々、そして母と父をがんで亡くした経験をまとめた著書「十年介護」を小学館文庫から出版。医療と介護を生涯のテーマに取材、啓発活動を続ける。直近では念願だった東京2020パラリンピックを取材。元ヤングケアラー。
町 亞聖公式ブログ http://ameblo.jp/machi-asei/
<出演番組>
ラジオ日本 あさ6時30分~8時50分生放送「町 亞聖のスマートNEWS」木曜パーソナリティー
ニッポン放送 毎週日曜あさ6時25分~6時54分「ウィークエンドケアタイム「ひだまりハウス~うつ病・認知症について語ろう~」
ラジオNIKKEI 毎月第4金曜夕方17時20分から17時40分「賢い患者になろう!」
<書籍>
18歳の時に母の介護に直面しヤングケアラーの当事者になった日々を綴った書籍「十年介護」(小学館文庫)
税制上の優遇措置について
私たちブリッジフォースマイルは、全国に約5万団体あるNPO法人の中で、2~3%しかない「認定NPO法人」です。確定申告により寄付額の約40%が所得控除または税額控除の対象となります。
例)税額控除
(寄付金額-2,000円)×40%=税額控除額(所得税) ※但し、年間総所得金額の40%が上限
|プロジェクトに関するご留意事項
・寄付金領収書の発行日はREADYFORからブリッジフォースマイルに着金がある2024年9月を予定しております。発行をご希望いただいた皆さまに、2024年11月末までにお送りいたします。
・寄付金領収書の名義・発送先は、ご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所となります。
・本プロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、支援をした時点で申し込みが確定し、その後のキャンセルはできませんのでご注意ください。
・支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
・ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。
・ページ上の写真は全て掲載許諾を得られています。
- プロジェクト実行責任者:
- 林恵子(認定NPO法人ブリッジフォースマイル)
- プロジェクト実施完了日:
- 2026年3月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
ショートステイの家賃、光熱費、滞在中の生活費(食費・交通費)。相談支援、家事支援等の伴走のための費用。政策提言のためのデータ分析、資料作成。スタッフ人件費。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
はじめて一人暮らしを始めたときのこと、覚えていますか――虐待などで親を頼ることができない子どもたちは児童養護施設や里親家庭などで暮らしています。私たちは、こうした子どもたちが自立の際に直面する課題を乗り越えるために、一人暮らし準備セミナーや生活必需品の寄付仲介、就労体験プログラム、進学者向け奨学金プログラム、施設などから巣立った後もつながり続けるための居場所運営などのさまざまな支援を行っています。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
5,000円+システム利用料
お気持ちコース 5,000円
■お礼のメール
■年次報告書発送
■活動報告会への参加権:9月29日(日)オンライン
■寄付金領収書(希望制)
※一度に複数口のご寄付も可能です。
※活動報告会の詳細は、クラウドファンディング終了後にメールにてご案内いたします。
※寄付金領収書の発行日はREADYFORからブリッジフォースマイルに着金がある2024年9月を予定しております。発行をご希望いただいた皆さまに、2024年11月末までにお送りいたします。
※寄付金領収書の名義・発送先は、ご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所となります。
- 申込数
- 221
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年11月
10,000円+システム利用料
応援コース 10,000円
■お礼のメール
■年次報告書発送
■活動報告会への参加権:9月29日(日)オンライン
■当事者の声から学ぶ「コエールワークショップ」参加権:9月29日(日)オンライン
■寄付金領収書(希望制)
※一度に複数口のご寄付も可能です。
※活動報告会、「コエールワークショップ」の詳細は、クラウドファンディング終了後にメールにてご案内いたします。
※寄付金領収書の発行日はREADYFORからブリッジフォースマイルに着金がある2024年9月を予定しております。発行をご希望いただいた皆さまに、2024年11月末までにお送りいたします。
※寄付金領収書の名義・発送先は、ご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所となります。
- 申込数
- 215
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年11月
5,000円+システム利用料
お気持ちコース 5,000円
■お礼のメール
■年次報告書発送
■活動報告会への参加権:9月29日(日)オンライン
■寄付金領収書(希望制)
※一度に複数口のご寄付も可能です。
※活動報告会の詳細は、クラウドファンディング終了後にメールにてご案内いたします。
※寄付金領収書の発行日はREADYFORからブリッジフォースマイルに着金がある2024年9月を予定しております。発行をご希望いただいた皆さまに、2024年11月末までにお送りいたします。
※寄付金領収書の名義・発送先は、ご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所となります。
- 申込数
- 221
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年11月
10,000円+システム利用料
応援コース 10,000円
■お礼のメール
■年次報告書発送
■活動報告会への参加権:9月29日(日)オンライン
■当事者の声から学ぶ「コエールワークショップ」参加権:9月29日(日)オンライン
■寄付金領収書(希望制)
※一度に複数口のご寄付も可能です。
※活動報告会、「コエールワークショップ」の詳細は、クラウドファンディング終了後にメールにてご案内いたします。
※寄付金領収書の発行日はREADYFORからブリッジフォースマイルに着金がある2024年9月を予定しております。発行をご希望いただいた皆さまに、2024年11月末までにお送りいたします。
※寄付金領収書の名義・発送先は、ご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所となります。
- 申込数
- 215
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年11月
プロフィール
はじめて一人暮らしを始めたときのこと、覚えていますか――虐待などで親を頼ることができない子どもたちは児童養護施設や里親家庭などで暮らしています。私たちは、こうした子どもたちが自立の際に直面する課題を乗り越えるために、一人暮らし準備セミナーや生活必需品の寄付仲介、就労体験プログラム、進学者向け奨学金プログラム、施設などから巣立った後もつながり続けるための居場所運営などのさまざまな支援を行っています。