大学生による【はやぶさ2】のカプセル研究プロジェクト始動!
大学生による【はやぶさ2】のカプセル研究プロジェクト始動!

支援総額

3,450,000

目標金額 1,500,000円

支援者
191人
募集終了日
2020年7月31日

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2020年11月29日 23:02

HAYABUSA2カプセル帰還まで残り7日!

皆さんこんにちは。

Hayabusa2 Radio Wave Reflection Projectの田中康暉です。

今日はちょっと長めです。
 

 

はやぶさ2カプセル帰還カウントダウン 残り7日!

「プロジェクト始動。クラウドファンディングに向け準備。」

 

 3月11日に公募プロジェクトの内定が決まり、ようやくHayabusa2 Radio Wave Reflection Projectが始まりました。

 

 まず一番最初に考えたことは、資金調達です。

 

 12月に帰還するはやぶさ2カプセルをオーストラリアで観測を行う時、帰還1週間前に現地に赴き、高温での環境下での観測機材の調整、その地点での受信データのバックグラウンド測定などを行い、当日カプセルのデータを取る必要がありました。

 渡航費や宿泊費、観測機材も含めると最低でも200万円弱は必要であることは分かっていました。

 

 他のプロジェクトは国費で観測研究費を賄っている中、資金面でこのプロジェクトとのギャップがとても大きかったです。



 

 私たちは最初に研究費を支給している財団に当たってみました。研究費がなかなか得られない状況にある大学もある中で、そのような研究者に資金を援助する財団がいくつかあります。

 

 私たちの共通項は岐阜出身であるということ。岐阜県にある財団に問い合わせてみました。「この研究に資金を出してもらえるか」と。

 

 答えはNOでした。

 

 岐阜出身であっても、構成員の大学がばらけているから対象外である、というのが主な理由でした。「おーまじか」とちょっと落ち込みました。一筋縄ではいかないなと。



 

 次に相談したのは、岐阜県議員の広瀬修さんです。

 河村の家族から紹介してあげるよと言われ、話をすることができました。JAXAで行ったプレゼンよりも分かりわすく、本質が伝わるようにプロジェクトの説明をしました。

 

 いくつかの質問があった後、是非協力したいと仰って頂きました。 岐阜県として資金を出せるかどうか、プロジェクトを紹介して頂けることになりました。

 

 後日、岐阜県の産業関係の職員である方と広瀬さんの所へ、川地、河村がプロジェクトの紹介と資金提供のお願いをしに行きました。

 とても興味を持って頂けたのですが、結果はこちらもNOでした。前例のないことであり、岐阜県は航空宇宙産業に強いとは言われているが、このようなプロジェクトに資金を出せる制度が整っておらず、難しいとのことでした。

 

 うーん。(笑)難しいもんだなあ。




 

 この他に各大学にも資金的な支援のお願いをしました。が、結局、プロジェクトの構成員が全く別の大学であるという理由で、断られました。

 

 うーむ。世知辛い。(笑)



 

 どうしようか。



 

 所属大学がそれぞれ違うプロジェクトで資金を得るためには、何かの制度や仕組みではなく、自分たちでコツコツと獲得する必要がありそう。

 

 私(田中)はクラウドファンディングの実施を3人に提案しました。


 

 実は、高校の部活で模擬人工衛星を作っていた時も資金不足に悩まされていました。学校からもらえる活動費は少ないものであったので、ライバル校である高専や工業高校と、設備や部品の質で競うのはなかなかに難しかったです。その時から、クラウドファンディングで資金を集めて、継続的に活動が続けられるようなシステムにしたかったと考えていました。

 まあ、普通科だったので勉強に追われて、そこまで手は出せなかったのですが。

 

今こそ、クラファンをやるチャンスだ。


 

 もちろん、不安な部分もあります。多くの人たちの目に曝されるリスクや、やっても目標金額に達しなかったら得られる金額は0であること、私たち大学生の広報能力、人脈で200万円をクリアできるのか。

 

 しかし、12月のカプセル帰還まで時間がありませんでした。

 5月上旬、クラウドファンディングを実行するための準備に入りました。

 

 

 

 6月1日公開を目指し、公開ページの整備、リターンの検討、広報先の整理などを始めていきました。

 

 各出身高校、高校の時にお世話になった「宇宙工学講座」の岐阜大学の先生方、中学ロボコンで協力してくださった中学校の前教頭先生、仲が良いアマチュア無線家の知り合いの方々、家族、親戚、周りの友達、大学で知り合った先生方や宇宙関係の企業の方々などなど。

 

 考えられる限りの多くの方々に支援のお願いをしました。

 

 また、広瀬さんから支援して頂ける可能性がある岐阜県内の企業にプロジェクトの話を持ち掛けてみるとの、連絡を頂きました。結果、数社から私たちに連絡を頂くことができ、クラファン開始時にご支援頂けるとの約束をして頂けました。


 

 さらに、まんまる笑店 代表取締役社長の恩田聖敬さんにもクラファン成功に向け、大変ご尽力いただきました。

 

 高校の大先輩ということもあり、数年前からお名前は存じていました。クラファンで支援のお願いをしている時に、恩田さんの講演を聞いたことがあるという自分の親から、もしかしたら協力してくれるかもしれないとアドバイスをしてくれました。

 私と何も面識のないのに協力を頂けるか不安でしたが、HPに書いてあったメールアドレスに連絡を入れてみました。すると、広報面で協力をすると、快諾の連絡が入りました。

 

 高校の同窓会や知人の方々、NHK岐阜や岐阜新聞、中日新聞のメディアの方々に、このプロジェクトについて声を掛けて頂きました。また、クラファン期間中に岐阜市の柴橋市長への訪問も手配して頂けました。

 

 中須賀先生や広瀬さん、恩田さんといい、協力して頂ける周りの方々は本当にフットワークが軽いのが共通点です。本当に感謝に気持ちで一杯です。


 

 クラファンのページやリターンの吟味をしつつ、クラファンの公開を6月1日に定めました。

 

 

 しかし、ご存じの通り、予定通りに6月1日開始されることはなく延期となってしましました。

 

 公開1週間前に、JAXAからHPの内容を確認したいので、公開は待ってほしいとの連絡が入りました。

 

 この時は頭を悩ませました。思ってもいなかった所でストップが入ってしまいました。数か月前からクラファンによる資金調達をすると先方には伝えてあったのですが、まさか検閲がいるとは。共同研究契約の締結に向けて、調整中であったので、なおさら情報公開内容の確認はシビアな問題だったのです。契約が結べなくては元も子もない。こちらとJAXAとの連絡不足であったことが悔やまれるばかりでした。

 

 支援のお願いをしていた方々にクラファンの公開が延期されることを連絡した時は、本当に申し訳なかったです。

 

 

 カプセル帰還が迫っている中、準備できているクラファンを公開できない約1か月間は本当に焦れったいものでした。

 

 いくつかの細かい修正を加え、やっと公開に踏み出すことができたのは6月22日のことでした。


 

 ここ40日で資金が集まるかどうかが勝負です。ドキドキしながらページを公開しました。



 

明日に続く......

 

 

編集後記

あー書き足りない。カプセル帰還までの残りの日数で活動の100%を文章に起こせる気がしない。番外編を書きたすぎる。



 

Hayabusa2 Radio Wave Reflection Project

 

リターン

3,000


お気持ち支援コース

お気持ち支援コース

・感謝のメール

申込数
40
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

10,000


HAYA2RWRPサポーターコース Ⅰ

HAYA2RWRPサポーターコース Ⅰ

・感謝のメール
・計画から本観測までをまとめた報告書(郵送)
・プロジェクトのロゴステッカー

申込数
110
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年3月

3,000


お気持ち支援コース

お気持ち支援コース

・感謝のメール

申込数
40
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

10,000


HAYA2RWRPサポーターコース Ⅰ

HAYA2RWRPサポーターコース Ⅰ

・感謝のメール
・計画から本観測までをまとめた報告書(郵送)
・プロジェクトのロゴステッカー

申込数
110
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年3月
1 ~ 1/ 9


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