日本の各地に広がる給水スポット、リフィル革命は拡大展開中
「日本にリフィル革命を!給水スポットを広げて地域と地球に貢献したい!」
へのご支援をいただいた皆さま
師走に入り、冷え込みが一段と厳しくなってきました。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
Refill Japanの活動を広げるためのクラウドファンディングが多くのご支援をいただき成立してから1年が経過しました。
皆さまからのご支援のおかげで、この1年で私たちの活動は大きく前進することができました。
改めて感謝申し上げます。
このたびは、この節目に、これまでの活動をご報告させていただきます。
●リフィル革命の進捗
仮設給水機の購入と活用
皆様のご支援のおかげで、イベントや実証実験で利用する水道直結型仮設給水機一式をオーストラリアから輸入し購入することができました。
仮設給水機にも、気候変動の影響を受ける象徴的存在であるシロクマと海洋プラスチックごみ問題の影響にさらされるウミガメのデザインを製作して入れています。
2021年12月には、東京ビッグサイトで開催された日本最大の環境展示会「エコプロダクツ2021」でRefill Japanのブースに設置、ペットボトルに頼らないサステナブルな水分補給のスタイルを多くの来場者に体験していただきました。
2022年7月には、京都の祇園祭で「ごみゼロ大作戦」の拠点に設置しました。2年ぶりの屋台出店でリユース食器の回収やごみの分別に参加した多くのボランティアや来街者が給水ステーションで水分補給を行いました。
そして、7月30日から8月21日までは、神奈川県鎌倉市の由比ガ浜海水浴場の海の家に、日本の海水浴場として初の給水スポットを設置しました。炎天下のビーチで無料で水分補給ができる給水スポットは大好評で、熱中症対策に貢献することができました。この模様は、多くのテレビや新聞でもご紹介いただきました。
一方で、給水機の利用を予定していた複数のイベントが、今年も新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止になり、当初の予定よりも活躍の機会が少なくなってしまいました。利用希望のお問合せは全国各地からいただいており、来年はさらに活躍の場が増えることになると思います。
活動地域と給水スポットの拡大
この1年間で、Refill Japanの活動地域は、12地域から19地域に増えました。東北から九州まで、各地の繁華街、商店街、観光地等で、地域の人々による地域に根差したやり方で、給水スポットが拡大しています(2022年11月30日現在2,038件)。
特に、今年は6月から猛暑が続いたこともあり、多くのテレビ番組等で「熱中症予防に給水スポット」として、Refill Japanの活動を紹介いただきました。6月下旬以降、Refill Japanの給水スポットマップの閲覧数は約5倍に増え(2022年11月30日現在681,876回)、活動への参加や給水スポット設置のお問合せが急増しています。
活動地域、給水スポットの増加とともに、リフィル行動に参加する人も確実に増えていることを実感しています。
新たなリフィルの展開
2022年度より、Refill Japanは、活動の対象を、無料給水だけでなく、持参した容器での商品購入やテイクアウト等、より広範囲なリフィル(=再び詰める)行動に拡大しました。マイタンブラーでのコーヒーのテイクアウト、マイタッパーでのお惣菜の購入等、「マイ容器利用OK」のお店を登録し、利用を広げることで、使い捨て容器の利用を減らすとともに、活気ある地域づくりにもつなげます。
マイ容器用のステッカーも完成し、各地に配布、登録を開始しました。マイ容器とともに、リユース容器のシェアリングや、イベントでのリユース食器利用など、トータルで「リフィル」の取り組みを推進していきます。
また、マイボトルやマイ容器は、何度も何度も繰り返し使うことで初めて環境負荷を低減する効果を発揮します。
「リデュース(へらす)、リユース(再使用する)、リフィル(再び詰める)、リピート(繰り返し使う)」を合言葉に、リフィル革命はまだまだ続きます。
●収支報告
今回皆さまからご支援いただいた資金は、以下のとおり使用させていただきました。
【収入】
クラウドファンディングご支援総額 2,6360,000円
【支出】
仮設給水機購入費・ブランディング制作費 1,005,000円
仮設給水機設置・輸送・運営費 315,000円
給水スポット用ツール制作・購入費 180,300円
返礼品制作費 172,310円
返礼品送料・梱包費 90,275円
事務局運営費 375,305円
READY FOR手数料 491,810円
合計 2,630,000円
返礼品(Refill Japanオリジナルのボトル、タンブラー、てぬぐい等)につきましては、2021年11月中に、各支援者様に発送を完了しております。
ご愛用いただいておりましたら幸いです。
●これからも
リフィル革命がめざすのは、給水スポットやリフィル行動が当たり前の社会であり、現在は、まだその道の半ばです。社会に変化のきっかけをつくり、その効果が表れ始めているところです。私たちは、これからも、さらに多くの地域で、多くの人たちとともに、リフィル革命を続けていきます。
ぜひこれからも、私たちの活動を見守り、応援いただけますと幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。
水Do!ネットワーク(Refill Japan運営事務局) 一同
※Refill Japanの活動の展開は、以下でご覧いただけますと幸いです。
HP:https://www.refill-japan.org
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100066602537608
Instagram: https://www.instagram.com/refill_japan/?hl=ja