BC Tube 編集部コラム：理事　寺田　満雄

 

こんにちは、BC Tube編集部の寺田満雄です。

私が啓発や情報発信をはじめたのは今から約3年前です。1人で始めたTwitterでの情報発信。

日頃から感じる病気に対する認識のギャップ。少しでもこのギャップが埋まれば、不安が少なくなるのではないか？もっといい選択をするための手助けになるのでは？なんて思ってはじめました。

それが自分のミッションなのではないかと勝手に感じたのです。

これが私にとっての始まりでした。

 

ずっと1人孤独に発信をしていたわけですが、転機が訪れたのは今からおよそ1年前。Twitter経由で、BC Tubeメンバーへの加入の誘いをもらいました。

この時から私の情報発信は1人ではなくなりました。はじめ小さなチャンネルだったBC Tubeも1人、また1人と仲間が増えていき、動画も増え、見ていただける人も増え、1年前では考えられなかった成長を遂げることができました。

 

それでも、まだまだ目的を果たしていなければ、やりたいことも山ほどあります。

ですが、この過程で気がついたのは、フォローしてくれる多くの人がいてはじめて成長できたということです。

文面にすると安っぽくに見えるかもしれませんが、美辞麗句ではなく、本当に日々これを実感として体感することできているのです。

ただ医師として働いているだけでは感じることがなかったであろう感情。こんな体験をすることができていることに心から感謝しております。

だれもフォローしてくれなかったら、私たちがいくら頑張っても、BC Tubeが大きく成長する機会などありません。

 

BC Tubeに仲間が増えるたび、フォローしてくれる人が増えるたびに、私の見えていなかった世界は広がっていきました。

それが自分にとっても刺激的で、常に可能性を感じながら活動をすることができています。

 

ムーブメントを起こす時、最初に始めた人の存在も大事なのですが、何より大切なのは最初のフォロワーです。

ファーストフォロワーの存在は、”この人をフォローしても大丈夫そうだよ！面白そうだよ！"という周囲へのサインとなります。

そうして、フォロワーが1人、また1人…と増えていき、参加しない方がもしかして損じゃないか？と思わせた時点から流れが変わり、大きなムーブメントにいたる。ここまで来ると発起人の役割は対して重要ではありません。フォロワーがムーブメントそのものになり、主役となります。

私はこの話がとても好きで、自分が誰かを応援するときの行動規範にもなっています。

自分が誰かの力になりたいときは、良きフォロワーになろうと。

今回のプロジェクトがこんな風に大きく育つことを願っています。

 

このプロジェクトは、もちろん私たちBC Tubeが発起人です。

プロジェクトで伝えたいブレストアウェアネスの大切さ。

これを真に伝えたい相手は、私たちにとっては簡単に手が届かない相手です。

それは主に病院に受診していない人、すなわち病院へ受診する前の人だからです。

 

自分から見える世界にしか手は届きません。

そこに声を届けることができるのは、私たちではなく、まぎれもなくこのプロジェクトをフォローいただいた1人1人の方々です。

あなたの隣にいるその大切な人は、私たちが声を届けたいと願っても届かない相手でもあるのです。

このプロジェクトは、フォローいただいた一人ひとりがムーブメントそのものであり、主役となります。

 

今でもたくさんの方にプロジェクトを一緒に伴走していくフォロワーになっていただいております。

1人で始めたときのことを思うと、皆さんと一緒に乳房の健康を広めていけることの心強さを噛みしめています。

なにより1人じゃないのがいい。

たくさんの方と一緒にこのプロジェクトを、BC Tubeを、日本の社会に大きなインパクトを与えるムーブメントに育てていきたいです。

がんという病気で悩む人をみんなで優しく支えあえる社会が来る日を願って。