
支援総額
目標金額 1,500,000円
- 支援者
- 138人
- 募集終了日
- 2019年7月7日
「私は如何にして現代音頭作曲家となったか」 福岡未来編
皆さんこんにちは。
現代音頭作曲家の山中カメラです。
いよいよクラウドファンディング最終日(残り12時間!)となりました。
約2年も前から、プロデューサーの海野貴彦さんを中心とした実行委員会の皆様と、愛媛で、大分で、鹿児島で、東京で
何十時間と打ち合わせを重ねて始まった、本クラウドファンディング。
今、胸を熱くしながらこの文章を書いています。
目標金額を超えた時点で、「達成しているのだから、私は支援をやめておこう」という人が続出し、それ以上は伸びないかなと思っていたのですが、昨日一日だけで相当の額のご支援をいただきました。
一つ一つの応援コメントもたいへん励まされています。
誠にありがとうございます。
当初は達成できないと惨めだろうな~と思っていましたが、
こんなに支援者(味方)がいてくださることを誇りに思います。
(もちろん実行委員の皆様の人脈のおかげでもあります)
あとは、本当に良いものを作り、皆様にいち早くお届けすることを第一に制作に励みます。
最高の布陣で挑みます。どうかご期待ください!!
6月1日に始まった本クラウドファンディング、いよいよ本日が最終日です。
どうか最後まで、良い書籍を作るため、暖かいご支援をよろしくお願い申し上げます。
シリーズ「私は如何にして現代音頭作曲家となったか」
福岡未来編 ~美術館音頭の誕生

2015年5月30日、前日から続いていた意識が遠退きそうな腹部の激痛で
別府の国立病院に緊急入院をした。
開腹手術ギリギリのタイミングで、一日遅かったら命にかかわるところであったのが不幸中の幸いだった。
血管の疾患で、体中の毛細血管、特に内蔵、胃腸管が出血する厄介な病気であった。
退院しても症状は続き一年間はほぼ寝たきり、食事も激痛のため一日三本の栄養剤しか飲めない生活が続き、体重も激減。
本当に「このまま死んでしまうのだなあ」と思っていた。
しかし、親しい友人からの励まし、過去に音頭を作った各土地からのお見舞いのお陰で徐々に生きる気力を取り戻していった。
退院してちょうど一年ほどたった2016年の7月末、福岡県にある福岡市美術館の学芸員、正路さんから電話があった。
「福岡市美術館がリニューアル工事の為、8月いっぱいで閉館する。その時の閉館イベントで踊る音頭を作ってもらいたい」という依頼だった。
やっと固形物が食べれるようになって体重も少し戻っていた時期ではあったが、体調は相変わらずで(当時は対処療法である西洋薬をやめ、東洋医学での治療を模索していた時期で、1週間3万円の自費購入の漢方薬/西洋薬を飲んでいた。この時で貯金を使い果たし、未だに借金が、、)体調に自身が持てなかったので一度は依頼を断った。
しかし、正路さんの情熱に負け、依頼を承諾し、恐る恐る真夏の福岡に向かった。

結果的にはとても良い選択だった。
大都会福岡の活気と「仕事が出来ている」という実感が一年間全く忘れていた、
「生きる、そして音頭を作る」というプロセス、そして喜びを思い出させてくれた。

閉館のイベントなので、音頭の主語を美術館、美術館で働く方々に決めた。
学芸員やボランティアの方々に取材をし、福岡市美術館ならではの物事を歌詞に落とし込んでいった。

音楽はすごく悩んだのだが、
福岡市美術館が建っている大濠公園はかつて黒田藩の福岡城があった場所なので、福岡の民謡である「黒田節」のメロディーを引用している。
また、当時福岡市美術館では「ゴジラ展」が開催されており、私も公開中だった「シン・ゴジラ」を映画館に観に行き、大変興奮して帰って来た。
劇中でゴジラが東京を焼き尽くすシーンで流れる鷺巣詩郎の音楽がすごく印象に残ったので、ピアノを弾きながら曲を分析してみると、スタンダードの「白い恋人達」と同じコード進行(転調しながらのⅡ→Ⅴ進行の連続)であった。
開館当初から美術館で働くボランティアさんの話で「開館当時は美術館内の喫茶店をお見合いに使う方が多く見られた」という逸話と「白い恋人達」が私の中で合致し、
偶然にも黒田節のメロディーと違和感なく調和した。
よってこの音頭のサビ部分は
・美術館存在以前の「黒田節」
・美術館開館当初の「白い恋人達」
・美術館閉館時の「ゴジラ」
が同時に存在している。
振り付けは福岡市美術館が世界に誇る名画、彫刻のコレクションのポーズの中から引用した。(写真はマティスの「ジャズ」)

そして、学芸員の皆さんを呼び出して、歌と合いの手を録音させてもらい福岡市美術館音頭が完成したのだった。
聞き所はリードボーカル、中山副館長(現:館長)の超美声です。
そしてこの時、思いもよらない再会があった。
2006年、私が初めて音頭を作曲した取手アートプロジェクト2006に、当時学生でインターンとして参加していた長津結一郎君が
大変出世なさって九州大学の助教として福岡に赴任して来ていたのだった。
2006年の「マルトノ音頭」の音源同様に、長津先生が演奏しているピアノ演奏も聞き所の一つです。
短い製作期間の為、粗い部分は残っているが、中山副館長(現:館長)の歌唱力も合わせて大変良い音頭になった。
いつかまた美術館で、フルオーケストラで演奏出来れば良いなあと思っている。
それでは2016年8月31日の世界初演の模様と合わせてお聞きいただこう。
「福岡市美術館音頭」
舞台、会場装飾は美術家の加藤笑平が担当。
写真撮影:山中慎太郎。
※今回制作されるCDには。この2016年録音の2018年リマスター版を収録予定です。
2006年、ひょんなことからから音頭制作を始めて、今年で14年も経ってしまいました!
困難や大変な事もたくさんあったが、今、続けてこれて良かったと思っています。
これもひとえに土地土地の皆さんのおかげです。
支援していただける方が、各地に沢山いてくれるという実感が出来ただけで、今回のクラウドファンディングの実施は、私にとって大変意味のあるものでした。
(支えてくれた実行委員の皆様にもこの場をお借りて感謝申し上げます。
良い書籍作りにお力をお借りします)
これからも日本で世界で、健康で、沢山良い現代音頭を作れるよう精進します。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
あたたかいご支援、ありがとうございました!
現代音頭作曲家
山中カメラ
リターン
3,900円
サンキュー応援コース
–––––––––
● 作品集にご支援者様のお名前掲載×1枠(希望者のみ)
● お礼のポストカード
● 山中カメラ ポストカード×1セット
- 申込数
- 24
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年9月
8,000円

スタンダード応援コース
–––––––––
●『山中カメラ CD ブック作品集×1冊』
● 作品集にご支援者様のお名前掲載×1枠(希望者のみ)
● お礼のポストカード
● 山中カメラ ポストカード×1セット
- 申込数
- 75
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年9月
3,900円
サンキュー応援コース
–––––––––
● 作品集にご支援者様のお名前掲載×1枠(希望者のみ)
● お礼のポストカード
● 山中カメラ ポストカード×1セット
- 申込数
- 24
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年9月
8,000円

スタンダード応援コース
–––––––––
●『山中カメラ CD ブック作品集×1冊』
● 作品集にご支援者様のお名前掲載×1枠(希望者のみ)
● お礼のポストカード
● 山中カメラ ポストカード×1セット
- 申込数
- 75
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年9月

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- 総計
- 2人

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- 総計
- 1人

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- 4,934,000円
- 寄付者
- 206人
- 残り
- 72日

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- 107人
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- 100人

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- 支援者
- 65人
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- 6/25

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- 112人
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- 1,329,220円
- 支援者
- 64人
- 終了日
- 12/25











