自転車界の「エスポワール」を一貫指導で育てる大隅・鹿屋の挑戦
【お礼の言葉】
シエルブルーエスポワール・サイクリングアカデミー代表の黒川です。
いつも私たちの活動にご理解を頂く皆様、お元気でしょうか?
約1年前に呼びかけをさせて頂いたクラウドファンディング『自転車界の「エスポワール」を一貫指導で育てる大隅・鹿屋の挑戦』にご賛同頂き、暖かいご支援を賜り誠に有難うございました。
皆様から頂きました善意を活用し、この1年間とても良い活動を展開することが出来ました。
「エスポワール」プロジェクトは、自転車界の未来に向けた「希望の人材」育成の活動です。
子供達や若者達の成長は、時間はかかるものの丁寧な支援と指導があれば確実に前進していきます。
これからも私と一緒に「希望の人材」の育成の為、皆様のお力をお貸しください。
なお、この活動の様子は私のSNS(フェースブック)で、繰り返し(色んな関連情報を年間300回目標で紹介します)ご報告させて頂いておりますので、是非ともご確認願います。
【クラウドファンディングの挑戦結果及び収支のご報告】
300万円の目標を掲げた今回のクラウドファンディングの挑戦は、292名の皆様より393万円のご支援を頂き、無事成功することが出来ました。
金額もさることながら300名近い方々に支えられていることを自体、私たちにとって誇りであり力になるものです。
重ねてのお礼となりますが、ご支援くださった皆様に心より感謝申し上げます。
ここからは、皆様より寄せられた善意の使途について報告させて頂きます。
《収入の部》
3,930,000円 クラウドファンディング(寄付金)
《支出の部》
2,045,000円 シエルブルー鹿屋活動費
※育成選手として所属する鹿屋体育大学生4選手の遠征費及びウエア代として全額利用
1,279,780円 シエルブルー・エスポワール活動費
※163,010円チームウエア制作プレゼント、112,000円ロードレーサー車購入(体験用)
※732,000円子供教室指導謝金(プロ選手/年間50日70回)、151,465円子供体験イベント補助
※121,305円子供教室事務局運営費補助(令和4年度1年分)
605,220円 クラウドファンディング運営会社手数料
(3,930,000円 合計金額)
以上が、今回皆様から頂いた善意の使途内訳となります。
当初に呼びかけをさせて頂いた内容に沿って活用できましたことをご報告いたします。
なお、この取り組みは「人材育成」のプロジェクトの為、「物を買って環境整備して完結」と言う訳ではありません。
従って、この取り組みを通じ如何に前進しているかを、簡単に紹介させてください。
【活動のご報告】
《シエルブルー鹿屋について》
○令和4年度は鹿屋体育大学生から4名を選抜し育成選手としてプロ活動をさせました。
○皆様からのご支援により、希望する全ての遠征に派遣され、多くの経験を積んで成長しました。
○プロ活動により得た情報や技術は鹿屋体育大学の学生たちにも還元されています。
○今年度のシエルブルーには卒業生から新たに3名が正式加入、育成選手として大学生4名を登録、選手12名のうち実に10名が鹿屋体育大学卒業生又は現役学生で構成されています。
○今年2月には、鹿児島県に於いてJプロツアー開幕戦を開催、シエルブルーの選手たちが大活躍(女子が2日連続優勝)、自転車レースの魅力を地元の皆さんに周知できました。
《鹿屋体育大学について》
○最先端の医科学を駆使した強化を取り入れ、全力で競技に取り組んでいます。
○現場で学ぶことは効果絶大の為、シエルブルーのプロ選手や育成選手と走り、力を付けています。
○部の働き掛けで昨年9月には全日本インカレが10年ぶりに鹿児島で開催されました。
○今シーズンは全日本トラック選手権で女子団体が優勝、全日本学生トラック選手権でも2位3回、3位5回、4位2回、5位3回、6位4回など全体的に調子を上げています。
○毎週のエスポワールにも指導補助者として熱心に取り組んでいます。体育大学生としての指導技術や自転車の普及に真剣に取り組んでいます。
《南大隅高校について》
○今年10月に国体が開催されることもあり、南大隅高校に加え志學館高校(鹿児島市内)の選手も加わり熱心に強化に取り組んでいます。
○シエルブルーのプロ選手や鹿屋体育大学生との合同練習を重ねて、幸せな環境でどんどん力を付けています。
○活動環境の良さを聞きつけ、今年は全国から11名もの選手が入学してくれました。小さな学校なので40名程の入学生のうち実に4人に1人が自転車部員となります。
《エスポワール・アカデミー(子供教室)について》
○令和4年度は50日に渡り70回のアカデミー(教室)を開講しました。
○皆様のご支援により念願のウエアを作成し全員にプレゼントしました。
○体験ができる子供用のロードバイクを購入、有効活用しています。
○プロ・大学生・市民ボランティアの指導で急激に成長を遂げています。
○障害を持ったお子さんも参加していて、皆と交流しながら楽しく活動できています。
【リターンにつきまして】
そもそも大きなリターンを準備していないにも拘わらず、沢山の皆様に暖かいご支援を頂き、感謝してもしきれません。本当に有難うございます。
○HP等でのお名前掲載については完了しており、以前ご報告させて頂いた通りです。
○一部の支援者様で体験(プロの練習見学)のご希望に、日程調整が整わず実現できていない方がおられます。プロ選手の中には既婚者がおり、土日に家族と過ごす時間を確保するため、土日がフリー練習となってしまうケースが多いため発生した事象で、大変ご迷惑をお掛けしております。つきましては大学生の練習に差し替えての対応とさせて頂けると有難く存じます。これまで権利を執行されていない方も、今からでもお受けしますので、ご検討願います。
【今後につきまして(次は体大プロジェクト!?)】
この取り組みは「人材育成」のプロジェクトの為、短期間で結果が出るものではなく、どこかに明確なゴールがある訳でもありません。
しかしずっと先に活躍してくれるであろう「エスポワール(希望の人材)」の登場を信じ、今から取り組めばその可能性は何倍にも高まると考えています。
その意味で、この活動は一過性のものではなく、また続けることが重要だと信じています。
だから私は気力と体力が続く限りこの活動に信念を持って邁進します。
私だけでは達成できない「物語」を創るため、引続き皆様に力添えを賜りたいと願っております。
本日私が紹介した組織のうちプロチーム、大学チーム、子供教室は、私が発起人となって創設し、さらには中心となって発展させてきたものです。(高校も指導を担っています)
これらは、それぞれのカテゴリーで重要な意味合いを持ちつつ、それぞれの役割を達成しながらセグメント間の連携をとって、「エスポワール(希望の人材)」育成という全体目標の発展に貢献しています。
従ってどこの切り口(カテゴリー)にも取り組むべき課題が山積ですが、私の中ではここで一度原点に返り、その「鍵を握る」存在でもある鹿屋体育大学自転車競技部をターゲットに、全体が盛り上がるような新たなアタックをできればと考えています。
近日中に、新たなる次の提案をさせて頂こうかと企んでおりますので、引き続き皆様の熱いご支援を頂きますようお願いしながら、クラウドファンディング『自転車界の「エスポワール」を一貫指導で育てる大隅・鹿屋の挑戦』に関するご報告とさせて頂きます。