南越前町編第一部、撮影終了。

南越前町編の第一部撮影も今日で最後です。
片山組にしては異例の順調さ(笑)で撮影が進んでいます。

片山監督は移動手段に酔ってしまうタイプで、船酔いに苦しみながらも、それでも果敢に船に乗り、漁業のシーンを撮影していました。

今回の南越前町編の役者さんは全員本人、つまり、町の人たちが自分の役で演じています。普通ならば映画撮影となるとカメラが回ってしまうと日々の生活でさえも意識してしまうものですが、本当に普通に演じきっていました。

こうできたのは他ならない、片山監督の手腕によるものだと思います。東京から足繁く河野まで通い、役を演じてくれる方からずっと話を聞き、シナリオを編んでいきました。

「普通でいればいいからできる」。そうさせてくれたのも片山監督であり、そうできるシナリオを編んでくれたのも片山監督でした。となれば、さらに高度な演出を相手にぶつけます。

そして、それをやりきれる福井の人たち。監督が指示しなくても盛り上げてくれるエキストラの人たち。カメラが回っていても意識せずに仕事を黙々とする人たち。空気を読める人たちが河野にはたくさんいました。

改めてものづくりの街の人たちで『福井のおと』(仮) は成り立っている、と感じました。

すべての撮影が終わり、完成するのは来年夏以降です。是非楽しみにしていてください！