パキスタン　ワックスペインティング職人さんの実演

「伝統工芸が結ぶシルクロードの美」は９月２５日（金）－２６日（土）に延期させていただくことになりました。延期にあたり、みなさまのご理解・ご協力をいただきまして、どうもありがとうございます。

 

イベントは延期とさせていただきましたが、すでにパキスタンより来日しておりましたファイヤーズ・アハマド氏のワックスペイント実演は２月２８日にkudan houseにて事前にお申込みいただいた少人数で、２月２９日には在日パキスタン大使館にて関係者のみを対象とし開催させていただきました。また2月28日は赤穂緞通工房ギャラリー東浜さまによる赤穂緞通もkudan houseにて展示いたしましたことをご報告いたします。※この実演・展示につきましては、「伝統工芸が結ぶシルクロードの美」を既にお申込みいただいた方々にのみご案内をさせていただきました。

 

kudan houseにて、イムティアズ・アハマド駐日パキスタン大使、サーディア夫人、ワックスペイント職人ファイヤーズさん、ワックスペイント帯プロデューサー松浦元子さん、山本

　　　　　　　　　

ワックスペインティングはパキスタン、アフガニスタン、インドのあたりで始まったとされ、特にパキスタンのペシャワール地方で盛んに作品がつくられました。しかし現在は、ファイヤーズ氏のファミリーのみがその技術を伝承しています。ファイヤーズ氏はペシャワール地方出身ですが、９．１１以降ペシャワール地方へのお客様が激減したために現在は首都イスラマバードで作品を作って販売しながら、月に２回家族がいるペシャワールに帰ります。

 

ワックスペインティング帯

 

ワックスペインティングは、亜麻仁油に石灰石を混ぜて粘度を高めたものをスティックを使って布に描き、その上にカラフルな顔料で彩色する技法です。手の甲をパレットにします。

 

 

 

パキスタン大使館にて

 

 

みなさまのご協力のおかげで、ファイヤーズ氏も実演を行うことができ、無事にパキスタンに帰国いたしました。みなさまのご理解・ご協力に心より感謝申し上げます。

 

なお、ファイヤーズ氏のワックスペイント実演は、「伝統工芸が結ぶシルクロードの美」イベントプログラムが全て決定した後に急きょ加わった特別プログラムでございまして、９月の延期の際にに参画いただくかは未定です。ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

赤穂緞通さんの展示につきましては、次回レポートさせていただきます。

 

９月２５日・２６日の延期開催まで、まだまだ半年ございます。それまでの間に、こちらの新着情報で様々なエピソードをご紹介させていただきたく思っております・・・！