東京23区最後の牧場｜小泉牧場のCRAFT MILKをつくりたい

『東京23区最後の牧場｜小泉牧場のCRAFT MILKをつくりたい』に応援をいただきありがとうございます。

 

ここでは、ページ本文ではご紹介できなかった、プロジェクトにご賛同いただいた皆様からの応援メッセージを紹介させていただきます。

 

本日ご紹介するのは、一般社団法人ヨグネット 代表理事／ヨーグルトマニア 向井智香さんからのメッセージです。

 

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向井智香

一般社団法人ヨグネット 代表理事／ヨーグルトマニア

 

 

 

東京23区内唯一の牧場、小泉牧場さん。

 

ニコニコ笑顔とムキムキな前腕のギャップが印象的な勝さんと出会ったのは、まさに吉祥寺のCRAFT MILK STANDさんに牛乳を飲みにいった日のことでした。

 

アツい信念があり、納得した上で物事に取り組んでいらっしゃる方。

僭越ながらそんな第一印象を抱いたわたしは、牧場の歴史に俄然興味が湧きました。

 

昭和から平成にかけて猛スピードで様変わりしたであろう都内で、牧場を存続させていくことにどれほど情熱的に、そしてどれほど柔軟に対応してこられたのか。

 

お願いして後日牧場を見学させていただいたところ、牧場の空気や勝さんの言葉からはもちろんのこと、「地域の人々」からその多くを感じることになったのは予想外でした。

 

わたしが到着するなり訪れた一人の男性。

聞けばアイスを買いに来たとのこと。

 

小泉牧場さんでは数年前まで牧場の生乳で作ったアイスを販売されていらっしゃいましたが、現在は休止中です。

今でもこうして人が訪ねてくることに、どれほど評判だったのかが伺えます。

 

その後も牧場の前を人が通るたびに挨拶をされる勝さん。

近所の方だよと紹介してくださいます。

 

最後に通りかかったご家族は、小さな男の子が率先してスタスタと子牛の牛舎へ。

慣れた足取りに、これが日常の風景なのだと感じました。

 

すごい。。。

 

わたしも23区内に住んでいますが、お恥ずかしい話、隣に住んでいる人を知りません。

 

小泉牧場が〝練馬の宝〟と言われる所以をひしひしと感じ、勝さんのオープンなお人柄がいっそう輝いて見えました。

 

そんな小泉牧場の牛さんたちはとっても人懐っこい！

近づいても顔を引っ込めるどころか、ベロンベロンに舐めにきてくれます。

なんて愛らしいんでしょう。

勝さんや地域の方々にいかに愛されてきたのか、文字通り肌で感じた瞬間でした。

 

こうしてあっという間に魅了されてしまったわけですが、残念ながら現状は「小泉牧場の味」を楽しむことはできません。

 

というのも、一般的な牛乳・乳製品は無数の牧場の生乳をまとめて一つの原料として扱うため、小泉牧場さんの生乳も例に漏れず。

 

この仕組みのおかげで効率的かつ安定的にわたしたちの日常に牛乳・乳製品が供給されるので心から感謝をしている一方で、どこか情緒に欠ける寂しさも感じてしまいます。

 

そんな中で知ったのが、武蔵野デーリーさんのチャレンジ「CRAFT MILK'S PROJECT」。

 

これまでも既製品の販売を通してミルク好きの人々のご縁を繋いで来られた武蔵野デーリーさんが、新たに牧場単位のCRAFT MILKを生み出してくださると聞けば、応援せずにはいられません。

 

その第一号が練馬区で人々の生活と酪農をつなぐ役目を長年果たしてきた小泉牧場さんなわけですから、きっと待ち侘びてきた人は大勢です。

 

おいしいものに溢れる現代で、これからの食品が担っていかねばならないのとは。

この大切な問いの答えの一つをみんなの力で紡ぎ出していきたい。

 

どうぞよろしくお願いします！