長野県の被爆者に願いを聞き取り、未来につなげたい！

先日、ききとりに行ってきました。

１才の頃、広島市内で被爆したそうです。とっさに母親が覆い被さってくれたこと、幸運にも家が崩れなかったことで助かったとのことでした。幸いにも家族も全員無事だったそうです。

軍に食品の注文を取りに出かけていたお父さんは、広島城の近くで原爆投下の瞬間を見ていたそうで、炸裂した瞬間も目撃していたことや、お姉さん達の様子も教えてくださいました。そのお父さんは戦後も後遺症に苦しむ姿があったそうです。ご自身やお姉さんは紫斑病に苦しんだそうで、聞き取りの日も腕や足に紫斑があると言っていました。

戦後、広島市内で学生時代を過ごす中で、仲の良かった友達が急に学校に来なくなり、後に亡くなったことを知ったそうです。また、ＡＢＣＣに連れて行かれ検査したことも忘れられないと話してくれました。中１の時には、１つ上の学年だった佐々木禎子さんがモデルの「原爆の子の像」が完成するということで、原爆の子の像に多くの中学生が集まったエピソードも話してくれました。

長野に移住後もペンションを営まれながら、お客さんと原爆のことなど話す中でヒバクシャ国際署名も協力してくれる方がいたということも聞きました。私たちのプロジェクトにも応援の言葉もいただき、一層、冊子化・映像化をするなかで次世代に伝えていかなければいけないと感じました。

現在、プロジェクトに多くの方のご支援をいただいています。メンバーでどのような冊子にしていけば、ヒバクシャの願いを次世代につなげていくことができるか検討中です。引き続き、一緒にプロジェクトを進めていきましょう。