プロジェクト終了のご報告
今回のプロジェクトにおいて、50名の皆さまから1,936,000円という、目標金額を超える温かいご支援をいただくことができました。本当にありがとうございました。
プロジェクトが成立するのか不安が募る中で、私たちの励みとなったのは、ご支援とともに届く皆さまからの温かい励まし、応援のお言葉でした。
会員一同、衷心より御礼申し上げます。
皆さまから賜りました資金は、主に石碑の保存処理業務委託料(1,508,100円(税込))やサイト手数料(349,690円(税込))として使わせていただきました。
また、当初の目標を上回ったご寄附につきましては、除幕式で使用したシートやパイプ椅子のレンタル費用などに使わせていただきました。
「烈士殉難碑」は、建立から約130年を経て風化が進み、各所に変色やひび割れも発生しておりましたことから、放置すれば地域の貴重な歴史文化遺産が失われるおそれがありました。
このため、石碑のさらなる風化や損傷を抑える劣化防止処理等を行い、幕末維新の動乱の中で発生した不幸な出来事を永く語り伝えるシンボルとして、適切に保全するべくこのプロジェクトを立ち上げました。
保存処理作業は、まず石碑の劣化状況の調査からスタートし、クリーニングを行った後、強化処理や亀裂充填処置、劣化防止処理などを順次行いました。2月初めには主たる作業を終え、2月23日、予定通り慰霊祭及び除幕式を迎えることができました。
一重に、多額のご支援を賜りました皆さまのお陰と、心から感謝申し上げる次第です。
皆さまのご温情を決して忘れることなく、会員一同、幕末の激動の中で起きたこの事件が、次世代に正しく語り継がれていくよう、「烈士殉難碑」を守り伝えていく所存です。
結びに、この度ご支援くださった皆さま、石碑の保存にご協力いただきました全ての皆さまに改めて感謝申し上げますとともに、皆さま方の益々のご健勝を祈念申し上げ、御礼のご報告とさせていただきます。ありがとうございました。
堺事件・土佐の会 会員一同
高知県護国神社社殿前にて記念撮影(令和6年2月23日)
シートに覆われた「烈士殉難碑」
序幕の瞬間
株式会社文化財保存活用研究所の山路社長による保存処置の説明
生まれ変わった「烈士殉難碑」