第１　お礼と迫る浜の危機

　いつも多大なるご支援ありがとうございます，嘉徳浜弁護団です。

皆様のご支援のおかげで，嘉徳浜を守るための住民訴訟は現在まで継続することができ，工事も中断されています。本当にありがとうございます。

　もっとも，裁判の結論はまだ出ておらず，また工事はいつ再開されてもおかしくないほど差し迫った状態にあることには変わりありません。

　現在，海岸工学の専門家に調査検討いただき，「嘉徳浜の中央に計画されている護岸の新設は有害であると評価する」との結論を頂いております。なお，調査は現在も継続しておりますが，現在までの調査結果報告につきましては，先日裁判所に証拠として提出いたしました。これも皆様のご支援のおかげです，皆様のご支援は裁判及び調査活動に充てさせていただいております。本当にありがとうございます。

第２　奄美の将来を考えよう

　奄美大島が世界自然遺産に登録されようとしているなかにあって，このような類型の訴訟が今後数年間にわたって継続することは，本来であれば望ましいことではありません。

　弁護団としては，今回，海岸工学の専門家に依頼して明らかとなった調査結果及び「嘉徳浜の中央に計画されている護岸の新設は有害であると評価する」との結論を更に分析し，住民訴訟また鹿児島県への申し入れを継続していきたいと考えております。

　原告をはじめ弁護団は，単に，自然保護を主張して本件護岸工事の計画に反対しているものではなく，調査結果を踏まえて，適切な解決を図りたいと考えています。

第３　今後について

　今後も嘉徳浜を守るための裁判は続いていきますので，引き続き新着情報ページにて進捗をご報告させていただく予定です。

　リターン等がお手元に届いていない，その他ご不明な点等がございましたら，いつでもお気軽にお問い合わせください。

　どうぞこれからもよろしくお願いいたします。