中谷院長の“つぶやき”「スピーディなカテーテル室」

　4月17日から始まった済生会千里病院のクラウドファンディング、「待った」のきかない命を守る｜大阪府済生会千里病院の挑戦、ですが、おかげさまで200名以上の方からご支援をいただきました。これまでご支援いただいたみなさま、本当にありがとうございます。

　本日は、4月中旬にあった出来事を中谷院長の"つぶやき”としてご紹介いたします。

 

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　数日前のことです。朝、救急外来に行きますとまさに急性心筋梗塞の患者さんがドクターカー（＊1）で運ばれてきたところでした。時刻は9時10分。すぐにカテーテル室に直行して（＊2）、緊急心臓カテーテル検査が開始されました。このとき時刻は9時15分。間もなく冠動脈の閉塞部位が明らかになり、同部位に対しカテーテルインターベンション（＊3）、そして9時35分に再灌流に成功。病院到着後わずか25分で詰まっていた冠動脈が流れたのです。このスピード感は世界でもトップクラスではないかと思います。カテーテル室を増設することで、いつ何時でもこのようなスピーディな治療を患者さんに提供できると考えています。

 

＊1　ドクターカーとは医師、看護師が同乗して病院から現場に直接出動する救急車です。車内で診断をつけ病院に着く前に必要な処置を行っています。当院では24時間365日ドクターカーを運用しています。

＊2　当院は救急車到着口からわずか10m程度でカテーテル室です。

＊3　詰まっている冠動脈を通すためにいろいろなカテーテル手技があります。それらを総称してカテーテルインターベンションと呼んでいます。

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　我々の挑戦はまだまだ続きます。最後まであたたかいご支援とご声援を賜りますようよろしくお願いいたします。

（写真は、片目の入ったダルマを挟んで、中谷院長と林名誉院長の記念写真を撮影しました）