須佐の海は今。。。

昨年の集中豪雨で、大量の土砂汚泥が流出した須佐湾。 茶色に濁った海の底は多くの土砂が堆積し、 海藻・藻場・魚介類さえ覆い尽くし、死滅してしまいました。   

https://www.youtube.com/watch?v=WJPLhMj3zb4

現在、須佐湾の大半のエリアは、この状態で、浅海漁業は出来ない状態です。

 須佐の海の森をつくる会では、春に、子どもたちとともに、

こういった現状の中でも何か出来ないかと、 取り組みをしています。  

 

植林活動

3月末ですが、 須佐湾内に位置する入江地区の空き地に、

地元の中学生と一緒に、漁師のみなさんと植林活動をしました。  

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山と海の関係や循環する環境について、農林事務所の方から説明がありました。  

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地盤が固く、なかなか女の子の力では穴も掘れませんでした。

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最後に、ネームプレートに日付と名前を書いて、  

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ぶら下げます。  

 

いつか、大きくなった時、思い出すように、見に来てもらえたら、

このことを通して、地域の自然や海の大切さ、 自然の仕組みを

思い出せたらいいなと思いました。  

 

藻場再生活動

4月には、藻場再生事業として、

ちょうど、胞子を出す時期の「アカモク」という海藻の母藻を使った、

スポアバッグ法という手法で、再生事業を行いました。  

 

スポアバッグ法: 胞子を持った海藻(母藻)を、ネットに入れて、

重石と紐で結びつけ、 海底に沈めます。

海藻は、浮くので、ネットは、その場で揺られ、

胞子をまき、新たな海藻の芽を周辺に出させます。  

 

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須佐湾の波止場。

土砂で埋まった所は、もちろん、新たな海藻の芽さえ出ませんので、

ある程度、流れがあるために、土砂の影響がない場所を、漁師さんが選定。

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ちょっとした場所の違いで、影響の大きさ、その後の海底の状態が違います。

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同じく、須佐中学校の生徒と一緒に取り組みました!  

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  ブロックに絵を書いたのは、

実は、昨年の災害の前。6月です。

 

小学生の低学年の子達に、海のことを話しして、

海をイメージした絵を思い思い描いてもらっていました。

 

昨年は、その後に予定していた藻場再生事業に使えなかったので、

この度の事業に使います。

ちなみに、絵の具は、自然にやさしい原料由来のものだそうです。  

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漁師さんの説明。

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中学生も挑戦です。

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なかなか、結ぶだけといっても難しい作業でした。    

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で、指定したエリアへ落とします。

 

この周辺で、アカモクが育てられれば、

色んな実証的意義や先々の可能性も見えてきます。

 

  アカモクは、食用にもなります。

他地域では、特産として加工品を造られているところもあり、

そういう素材としての可能性も、託されています。  

 

異常気象

昨年の異常気象では、海水温の異常な上昇が大きな原因として上げられています。

海水温が30度以上になエリアが、山口県の日本海側を舐めるように襲い、

通常、28度くらいまでしか生きられない、海藻の「カジメ」などは、

山口県沿岸で、どんどん死滅し、海岸に打ち上げられました。  

 

藻場がなくなれば、その周りに寄生していた水生生物も同様にいなくなり、

磯場の魚は死にやすくなって、大量に打ち上げられたりと、

夏が過ぎ去っても、 そういう状況が続いていました。

 

当然、藻をエサにする貝類には、大打撃です。

 

  又、海水温の上昇で、水蒸気の発生が積乱雲・ゲリラ豪雨といったことにも起因してたと言われていました。

海水温の上昇などといった地球環境の変化は、どうすることも出来ませんが、

災害が起きた事で、学んだ知恵は今後にいかせます。  

こういった取り組みが、 将来のための知恵や経験につながり、

活かされることを願って、今後も取り組んでゆこうと思います。  

 

「復興は進んでる?」

この質問に応えられるのは、

「目に見える復興は、どんどん進んでるよ」

というしかありません。

 

目に見えるとは、道路や橋、護岸工事です。  

とても大切なことですが、「人」に対してではありません。

人が元気になる種を今後も蒔いてゆこうと思います。  

 
 
 
 
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