地震被害を受けたシリアの小中学校で、越冬支援を実施しました
こんにちは、Piece of Syria代表理事の中野です。
いつもPiece of Syriaの活動をご支援いただき、ありがとうございます。
昨年実施したクラウドファンディングでお預かりしたご寄付の現地への送金が完了し、被災した小学校での越冬支援を実施しました。
日本と同じように四季があるシリアでは、氷点下を記録することもあるほど、冬場は寒くなります。しかしながら暖房器具が十分に機能していない学校が多く、寒さを理由に登校率が下がることもあるといいます。
私たちPiece of Syriaでは、地震から1年が経過する中、緊急支援を始め現地のニーズに応じて柔軟に対応してまいりました。地震や寒さを理由に、子どもたちが学びから遠ざかることは避けなくてはいけない、そのためには越冬支援が今現地にとって一番必要であることだと考えました。
そのため、今回の支援ではクラウドファンディングで集まった金額に加え、継続寄付や単発のご寄付から100万円を追加し、越冬支援として届けています。
暖かな教室で子どもたちからも笑顔が溢れます
■越冬支援による成果について
越冬支援における成果として、灯油ストーブ・燃料タンク・約2ヶ月分の燃料を、54の小中学校の672の教室に届け、暖かな教室を整えることができました。
そして、今回の皆さまのご支援によって、当初予定していた3万人をはるかに超える、
4万4242人のシリアの子どもたちに教育の機会を届けられたことになります。
私たちPiece of Syriaは、優先度が低いと見なされがちである教育支援を
「スキマの世代をつくらないための緊急支援である」と考え、継続的な支援を実施しています。今回の皆様のご支援で、暖かな教室で、子どもたちが意欲的に学ぶ環境を届けることが
叶いました。改めて、皆さまのご支援に心より感謝しております。
また、今回の活動の成果について、4月19日(金)に活動成果報告会を実施しました。
以下のリンクからアーカイブをご視聴いただけます。
シリア人スタッフからみなさまへ直接感謝をお伝えすることのできる貴重な会となりましたので、当日のご視聴が叶わなかった方は、ぜひご覧いただけますと幸いです。
現地パートナー団体による各学校への灯油配給の様子
修繕の終わった小学校の校庭で
継続的に学校に通い、子どもたちから学ぶ機会を遠ざけないことを重要視しています
■リターンのお届けについて
また、先日4月24日に、活動報告書とスタッフからの御礼のメッセージをご送付させていただきました。
※【お礼のメッセージ・報告書(PDF)・報告会】のリターンを選ばれた方へは、メールのみのお届けとなりますので、ご了承ください。
そろそろお手元に届いている頃かと存じますが、万が一届かない場合には、お手数ではございますが事務局までご一報いただけますと幸いです。
(Piece of Syria事務局メールアドレス:contact@piece-of-syria.org)
■継続的な支援で支えるシリアの教育
こうした私たちの活動は、皆さまからのご寄付によって支えられています。
戦争や地震からの復興には、長期的な支援が必要です。皆さまからのご寄付は、
シリアの子ども達の教育支援に広く活用させていただきます。
ただ今、継続的に活動を支えていただける「パートナー会員」を募るキャンペーンを実施しています。
6月30日までに、パートナー会員150名増員を目指す挑戦です。
既にパートナー会員としてご支援くださっている方からは、増額のお申し込みもいただいています。
ぜひ以下のキャンペーンページをご覧いただけますと幸いです!
★パートナー会員募集キャンペーン特設ページはこちら
※1日100円を継続的にご支援いただくことで、シリアの子ども1人に教育を安定して届けることができます。
改めまして、この度はPiece of Syriaへご支援をいただき、本当にありがとうございました。
これからも活動を見守っていただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
Piece of Syria代表理事
中野貴行