Deledda高校と所沢の高校生の交流報告
*ご支援いただきました皆様ありがとうございました。*
2022年10月6日から14日までの6日間を所沢で無事に過ごすことができました。
Deledda高校の生徒は笑顔が絶えず、皆様の支援の下で所沢でたくさんの経験と出会いとお土産を頂くことができました。今後のDeledda高校とのやり取りの発展とジェノヴァ市と所沢市の交流の懸け橋となりました。
学生の経験と出会いの場がクラウドファンディングを通して皆様から支えられて行われたこと大変感謝いたします。
また、READYFORのスタッフの皆様にこのような貴重な機会を頂けたこと感謝いたします。今回の取り組みを継続していけるように次の世代へ引き継いで交流を続けていきたいと思います。
ご支援、ご声援頂きました皆様と学生を支えてくださった皆様に感謝申し上げます。
最後まで応援頂きましてありがとうございました。
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出会いとお別れのエピソード
*10月7日(1日目)
小手指駅は雨が降る中スーツケースを転がしながら小手指公民館分館へ向かいました。大学生との「オノマトペ」学習をはじめに行いました。緊張な面持ちではあったDeleddaの学生はとても丁寧であいさつもしっかりとしてくれて、30分ほどで大学生と打ち解けながら、「ツルツル」「ザラザラ」を部屋の中で探し始めました。おでこも「ツルツル」と話が出ると笑いが起こりなごやかな雰囲気でスタート。
バスでクロスケの家へ移動し、日本の古民家を見て回り、井戸汲みも体験しました。巻き時計や戸締りの仕方は貴重な経験となりました。ちょうどお月見の時期でもあり、日本の文化を伝えることができました。
①トトロのグッズをお土産
芸術総合高校へ移動し、所沢高校の生徒と一緒に「英語」「日本舞踊」「美術」の授業に参加してきました。芸術総合高校の生徒よりセンスのプレゼントもありとても喜んでいました。帰りには高校生同士ファミレスで食事をしました。
*10月8日(2日目)
所沢高校での宿泊から弓道部の体験・見学をしてきました。その後、小手指の子ども食堂で小学生から大学生と食事をしてきました。
小手指公民館分館へ移動し、所沢高校OGの発表・Deledda高校の発表・所沢高校の発表・芸術総合高校の発表・所沢市長挨拶・所沢音頭・お祭りを行いました。
Deledda高校はアレルギーパスポートを作成し、日本とイタリアのアレルギーについてまとめてくれました。所沢高校は3組が日本のことをまとめて発表してくれました。芸術総合高校は合唱を発表し、それぞれの学校の特色がでた交流となりました。
うどん作りも行い、人数を制限しながら食事をしました。
終わった後は高校生同士で所沢のプロぺ通りでふらふらしながら学生だけの交流を行いました。プリクラを取りたっかようです。
②トートバックと消しゴムハンコやお菓子などのお土産
*10月9日(3日目)
KADOKAWAへお出かけ。本棚劇場とマンガラノベでプロジェクションマッピングや漫画を見てきました。マンホールやキャラクターの等身大人形など、アニメの好きな学生は写真をたくさん撮っていました。お昼も高校生同士でグループを作って自由に行動していました。
所沢祭りに参加してきました。所沢東ロータリーの方々のご協力で綿菓子販売を体験しました。小さい子供の目線に合わせて綿菓子を丁寧に渡していました。呼びかけも「綿菓子いかがですか」と大きな声でお客さんを呼び込んでいました。雨が本降りとなり、あまり体験することができませんでしたが、日本のお祭りの雰囲気を満喫してきました。
*10月10日(4日目)
所沢高校3年生の企画で朝の朝礼を行い、ラジオ体操と手押し相撲で盛り上がりました。チーム名をイタリア語と日本語を混ぜて決めたりしながら、通訳がいなくても学生同士でやり取りができるようになってきていました。
所沢高校と芸術総合高校の生徒が参加して「オノマトペ第2弾」を行いました。お箸の使い方を学んだり、お菓子を食べながら少しゆったりとした時間を過ごしました。
航空公園へ移動し、お茶会をしました。所沢高校の生徒も初めての体験で一緒にお茶を頂きました。日本の庭と鯉にも興味を持っていてたくさん写真を撮っていました。
航空公園ではお散歩をしたり、レクリエーションを楽しみました。ドッチビーやしっぽ取り、大繩をしておもいっきり体を動かしてリフレッシュしました。帰りにサイゼリヤに寄ってDeleddaの生徒はピザを頼むとイタリアに比べて小さかったようですが、味はおいしかったようです。
*10月11日(5日目)
所沢高校の生徒が企画した都内観光で「君の名は」の舞台となった場所を巡ってきました。「君の名は」のシーンを演じてみたり、お買い物を楽しんできました。乗り換えが大変だったようで、生徒は疲れたようです。
帰りに各自ホームステイ先へ移動し、翌日は一緒に所沢高校へ通いました。
*10月12日(6日目)
所沢高校の地理と英語の授業に参加し、日本の学校を2限まで体験してきました。
午後はKiraccoAmi児童クラブへ寄って、小学生の子どもたちにイタリア語で自己紹介と数字の数え方を教えてきました。その後公園でしっぽ取りとイタリアの遊びを教えてもらって交流した後、小手指駅で最後のお別れをしました。
池袋までお見送りした生徒もいて、今回の出会いをとても大事にしていました。
6日間たくさんの方が関わって今回の交流会を支えていただきました。Deledda高校の生徒は出会う人すべてに笑顔で応えてくれてとても素敵な8名でした。
10月8日のイベントではジェノヴァ市長から所沢市長宛てのお手紙を頂きました。今後も学生の交流を通してジェノヴァ市と所沢市が交流していければと思います。また、所沢の学生は留学を考えたり、イタリアへ行くことを目標にするなど多くの刺激を頂きました。Deledda高校の生徒も「日本へまた行きたい。帰りたくない」と言ってくれてお互いにとって貴重な機会となりました。今後も学生の交流を大事にしていきながら学生の可能性を広げていきます。
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* 収支報告
皆様からご支援頂きました資金は以下の形で使用させて頂きました。
1 ①と②のお土産 60,000円
2 会場・入場費 20,000円
3 うどん含む食事 40,000円
4 撮影依頼料 10,000円
5 備品の購入 30,000円
6 スタッフ依頼料 20,000円
合計 180,000円
*今後の活動について
学生が自発的に取り組むまでにたくさんのきっかけと時間が必要となります。子ども地域ネットワーク所沢は、学生が刺激を受けて自ら動き出そうとする探求心を育んでいけるように、人や環境を整えていきながら学生と地域が繋がっていけるきっかけをつくっていきます。
今回は「高校生×イタリア」の活動の結果、Deledda高校の生徒が所沢に来ることが実現しました。高校生が目的を持ち、実行して継続してきた結果となります。
学生が地域のために、或いは地域の方々と一緒に何かに取り組んでみると地域にとってプラスになる化学反応が起きます。「社会人と学生」「地域住民と学生」が交わる環境が地域にないなかで、お互いが相手の社会を知れるような機会を今後も作っていきたいと考えています。
イタリアの活動は2026年の冬季イタリアオリンピックを目標に継続したやり取りを続けていくことと、来年度以降も同様にDeledda高校の生徒が所沢へ来れるように支援していきます。
また、学生がこのような企画に携われるような場所や空間を地域で作っていけないかを模索しながら、学生の居場所を作っていきたいと考えています。
今後の活動もどうぞ応援よろしくお願いいたします。
子ども地域ネットワーク所沢