桑名宗社

三重県桑名市の総鎮守とされ、約1900年の歴史ある神社。桑名神社と中臣神社の2社を合わせ桑名宗社といい、地域からは「春日さん」と親しまれる。
毎年8月にはユネスコ無形文化遺産に登録される石取祭が開催される。「日本一やかましい祭」とされる石取祭には毎年約30万人の参拝者が訪れる。
また所蔵する三重県指定文化財「太刀・村正」は、約480年前に村正自身により奉納されたもので、村正の代表作とされ、境内に建つ眺憩楼(ちょうけいろう)で村正写しなど村正に関連する刀剣を無料公開している。

中臣神社に祀られる伊勢国国造の天日別命と藤原氏の祖神である天児屋根命が合わせ祀られ『日本姓氏語源時点』に記される「伊勢の藤氏の意なり」と重なり、「伊藤」の苗字の発祥の地とされる。

その他「徳川家康座像」「本多忠勝文書」「松尾芭蕉短冊」など様々な文化財を所有する。

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