支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 394人
- 募集終了日
- 2019年6月13日
社会課題を自分ごととして語る、行動が変わる。(藤原基子さん)
こんにちは、藤原基子です。
マドレボニータでボランティアしながら、3歳児を育てつつ会社員をしています。仕事はAI・データアナリティクスによる高度化サービス開発をしています。
マドレ式対話メソッドとの出会い
私とマドレボニータの出会いは、8年前のイベント「NECワーキングマザーサミット」でした。当時は独身子なし。なぜワーキングマザーと名前のつくイベントに参加したか? それは「母となって働く・働きたい人を歓迎します」というお知らせの文章を見たから。ほう、現役ワーキングマザーでなくてもいいのね、と思いながら、午後休をとってその年の会場だったNEC本社ビルの地下講堂に赴きました。(私はNECで働いています)
会場には既婚子持ちと思しき女性が多い中で、やっぱり場違いだったかな・・と気後れしながら席に着いていた私は、隣り合わせた参加者と話を聞き合うコミュニケーションワークをする中で、自分でも気づいていなかった感情に出会うのです。
昔の先輩社員が仕事と育児の両立を模索する中でいつも忙しそうにしており感じていたコミュニケーションの壁、職場の人とプライベートのことを聞いたり聞かれたりすることに抵抗があったこと、それ故に遠慮だったり不公平感だったりで仕事分担がうまくいかず悩んでいたことが、初対面である聞き手さんに向かってぽつぽつと、自分の口をついて出てきたのです。そして、じっくり受容的に聞いてもらって要約を返されるうちに、自身の心の奥にあった「職場の人と互いの状況や大切にしていることをもっと理解し合いたい」という希望を握っていることに驚かされました。
このときは興奮のあまり、80名ほどの大会場全体でのシェアリングで挙手をして「わたし、こんなこと考えていました。これからこんなことしたいです!」とマイクを握って話をさせてもらった覚えがあります。
ときは流れて、3年前の自身の出産を機に再びマドレボニータと出会いました。
産後ケア教室という、バランスボールのエクササイズとコミュニケーションワークを通じて体力・対話力を取り戻すプログラムに参加しました。そのインストラクターから紹介された「サロン」と呼ばれるワークショップに参加したときに、懐かしさを覚えたのです。あぁ、この安心安全な場で自分の気持ちを見つけて他者に大切に受け止めてもらえる感じは、以前に参加したあのイベントで体験したものだな、と思い出しました。
マドレ式対話メソッド。
一言ではあらわせないのですが、さまざまな仕掛け・仕組み・仕切りで設計されています。
自身の深いところにある希望にアプローチできるやり方、対話の場づくりに興味がある方は、このクラウドファンディングのリターンにある「ラボ参加チケット」や「手引き」の購入をぜひご検討くださいね。
ごく普通の私にもつくれた、対話の場
私がいち参加者から一歩踏み出して、担い手である運営メンバーに参画しようと決めたのは、母となってはたらくことを語る場を誰よりも自分自身が必要としていたからです。
当時は産後半年で育休を切り上げて復職直前という、育児と仕事の両立がはじまる時期。潤沢な時間の余裕があったわけではありません。
それでも「全ての人にとって心の安全基地は必要だ」という強い思いから、このプロジェクトを通じて成し遂げたい未来像を携えて職場や地域の仲間を口説いてまわり、ボランティアメンバーに入ってもらいました。
進行役研修や運営研修というマドレボニータのサポートを受けて、2016年夏にサロン開催デビュー。13名の品川チームメンバーとともに、自分たちサイズでできる対話の場づくりをおこなってきました。
行政や大学に後援をいただいたり、地元の飲食店やレディースクリニックがチラシを置いてサロン開催周知へのご協力など、趣旨に賛同してくださった周囲の方にご支援いただくという貴重な経験もたくさんしました。
男性だって語りたい、「父となってはたらく」を考える
自分たちサイズで取り組んだ挑戦はNECワーキングマザーサロンの枠を越え、有志での自主企画も生み出しました。そのひとつであるワーキングファザーサロンを紹介します。
新米〜ベテランパパやこれから子を持つことを希望しているプレパパが 「父となってはたらく」ことを考えて語り合う、男性のみを対象としたワークショップです。
運営メンバーから「ワーキングマザー本人たちだけでなく、家族であるパートナー(配偶者)や職場同僚など身近な男性にも、産後というトランジションでできることややるべきことを一緒に考えてもらう取り組みをやってみたい」と声があがったことがきっかけです。
認定NPO法人マドレボニータは、産後を起点とした社会課題の解決に取り組む団体です。
産後うつ、乳児虐待、夫婦不和、女性のM字就労等。
ポイントは、産後女性本人への支援だけにとどまらない点。「全ての家族に産後ケア」を合言葉に、社会全体で取り組むアプローチをしています。例えば、企業向けの産育休復職支援セミナーや夫婦のコミュニケーションについて学ぶカップル講座など、産後女性本人だけではなく周囲の理解を促進する取り組みをおこなっています。
産後女性本人だけでなく、周囲にいる人も「問題の当事者」である。この視点が、対象を拡げた男性向けワークショップの企画につながりました。
(当時のNECワーキングマザーサロンは女性のみが対象でした。その背景は、協賛のNECが「女性の社会復帰支援施策」という位置付けで資金やプログラム開発の機会を提供をしていたこと、また産前産後の身体の変化というデリケートなトピックを扱うことも多いため、対象者を女性に限定していたのだと私は理解しています。)
正解となり得る選択肢の提示やそこへの導きをするわけではなく、ひたすらきいてくれる。答えは自分(たち)で考えてつくるということを気づかせてくれるファシリテータの支援。
この深い対話によって、参加者男性おひとりおひとりが「親となってはたらく」という切り口から自らの望む家族像を語りながら考えてくださいました。
男性に限りませんが、仕事の場では「限られた時間の中で互いに持つ情報を素早く見える化して分類・優先順位をつけて、解をまとめ上げるべき」を求められることが多いのではないでしょうか。
このワークショップのように、何に関心があるとか、今どんな気持ちとか、これからどうしたいという自分自身の希望をじっくり探りながら表現する機会はあまりないように思います。
「マドレ式対話メソッドを用いたアプローチは、何というのでしょうか、やわらかいんですね」とご参加者はおっしゃっていました。かと言って、単なるおしゃべりでも情報交換でもない。講義やセミナーでもない。
サロン終了後のアンケートには
・日々一人で考えていたことを第三者に聞いて整理してもらえるのは有意義だった
・自分の思いを文章や言葉にする機会がなかったので新鮮な気づきがあった
・同じ悩みを抱えている人と話せて安心した
・父としても生活している人の話を聞けて未来のイメージが掴めた
・パートナー(妻)ともっと話したいと感じた
という声をいただいています。
対話メソッドを用いたコミュニケーションワークのスタイルで話すことって本当に貴重な機会なんだなと、ニーズの高さをうかがい知ることができました。
自分ごととして考えて語ること、そこでの気づきが小さな一歩であっても確実に行動変容につながること。
ぜひ、男性にこそ体験していただきたい、と私は思っています。
働き方改革が叫ばれて久しい昨今ですが、育児参画を希望する男性が旧態然とした価値観の職場圧力との板挟みになって葛藤を抱えながらストレスにさらされる事例は増えつつあります。
男性本人が「自分(の家族)は、どんなワークライフバランスで生活したいか」をきちんと握っておくこと。話し合いにはまずここを起点にする必要がありますが、最初から明瞭な像を持っている方は稀だと思います。ここに、本当の望みに近づく手助けをする対話メソッドは有効だと感じました。
企業でダイバーシティ&インクルージョン施策を担当されている部署のご担当者など、社員研修として検討されるのもアリだと思いますが、いかがですか?
前述のとおり、認定NPO法人マドレボニータは企業向けの研修も実施されています。ご関心がある方はぜひお問い合わせください。
次の担い手にバトンを「手渡す」ことへの思い
マドレボニータは「ママさん支援」の団体ではない、と代表の吉岡マコ氏も明言しています。
産後を起点とした社会課題の解決において、産後女性本人だけでなく彼女達を取り巻くパートナーや地域コミュニティや職場の仲間、そういった関係者らが手を取り合って互助を行うエコシステムの構築は不可欠です。そこがなかなか進んでこなかったもどかしい日本の現状において、行政の施策だけでは不足している隙間を補い、産後ケア業界を牽引してきた存在としてマドレボニータというNPOがあります。
「NECワーキングマザーサロン」という形で、マドレボニータ主催、日本電気株式会社(NEC)協賛、運営は毎年度100名を超える全国の市民ボランティアというかたちで10年間続けてきました。
市民の担い手と共に活動を続けてこられたマドレボニータを、私は心から尊敬しています。
私は初めはいち参加者としてマドレボニータを知り、自身がサロン進行役という立ち位置で運営に参画するようになり、さらには次の担い手となる進行役候補者の研修伴走・サポートを担当するようになりました。
受益者から担い手へ、そして次世代育成に携わるという変遷は、ひとりでは決して成し遂げられなかった「未来を創る」喜びをもたらしてくれました。
これまで培ってきた「ひとりひとりの思いに触れることができ、それを大切に扱える」マドレ式対話メソッドの存在意義が、1人でも多くの方にご認識とご理解をいただけますように。そして、
私たちが手渡したいこの知見を受け取ってくださる方が、勇気を持って手を挙げてくださることを望んでいます。
このプロジェクトの成立が、自身の希望にアプローチできたどなたかの小さな一歩につながりますように。
長い文章をお読みくださってありがとうございました。もしよろしければ感想を添えてSNS等でシェアしていただけると嬉しいです。
応援メッセージ&語る会のご案内
事務局スタッフ&ボランティアメンバーからのメッセージをご紹介します!
語る会スケジュール
6/6(木)21:30-22:30 オンライン(zoom)
【サロンの魅力を語ろう】
https://www.facebook.com/events/382770302339420/
対象:サロン参加経験者
※定員10名
6/7(金)21:30-23:00オンライン(zoom)
【クラウドファンディングReadyforの新着情報を味わおう】
https://www.facebook.com/events/1466299136845369/
対象:どなたでも
6/8(土)21:30- オンライン(zoom)
【MadreBonitaDAYの動画を見た人でシェアリングしよう】
https://www.facebook.com/events/2346618075376492/
※スライドや登壇者が写っている動画を別途申込み制で配信します。
MadreBonitaDAY動画視聴者(当日不参加の方歓迎)
6/9(日)9:30-11:45 東京・自由が丘
【「MadreBonitaDAY2019」を語ろう】
https://www.facebook.com/events/1323049634523207
対象:MadreBonitaDAY参加者
※お問合せの回答もこちらのサイトに掲載しています
リターン
3,500円
【全額寄付】プチ応援コース(寄付金控除対象)
全額寄付のコースです。リターンはいらないけれど、この取り組みに一口乗りたい、応援したい、という方はぜひお願いします。
・団体から領収書を発行いたします(2020年1月)
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マドレボニータは認定NPO法人になりましたので、確定申告で、寄付金控除を受けることができます。税額控除の額は(年間の寄付金額-2,000円)× 40%となります。
- 支援者
- 127人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
10,000円
【全額寄付】全力応援コース(寄付金控除対象)
全額寄付のコースです。リターンはいらないけれど、この取り組みに一口乗りたい、応援したい、という方、ぜひお願いします。
・特設サイトにお名前を掲載いたします(ご希望の方のみ)
・団体から領収書を発行いたします(2020年1月)
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マドレボニータは認定NPO法人になりましたので、確定申告で、寄付金控除を受けることができます。税額控除の額は(年間の寄付金額-2,000円)× 40%となります。
1万円をご寄付いただいた場合、税額控除額は(寄付金額10,000円-2,000円)× 0.4 = 3,200円です。払うはずだった税金3,200円分が減税となり、その分マドレボニータに直接渡せる、つまり税金の投入先を自分で選べるという仕組みです。
*注意事項:お名前の掲載について、公序良俗に反するもの、政治性・宗教性のあるものその他不適切な表現を含む場合はご希望に添えない場合がございます。
- 支援者
- 35人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
10,000円
テキスト『マドレ式対話の場づくりの手引き』
マドレ式対話メソッドおよび対話の場づくりの知見が詰まったテキスト『マドレ式対話の場づくりの手引き(仮称)』 をお届けします。
これ1冊で、マドレボニータの対話プログラムや場づくりのすべてがわかります。
- 支援者
- 172人
- 在庫数
- 26
- 発送完了予定月
- 2019年12月
10,000円
マドレ式対話の場づくり「オープンラボ」参加チケット
今夏開催の「マドレ式対話の場づくりラボ《夏ラボ》」(全4回)のうち、第3回の2019年8月31日(土)は「オープンラボ」として単発でもご参加いただけます。
ゲストとして、NPO法人CRファクトリー代表・呉哲煥代表をお招きし、マドレボニータ代表・吉岡マコとのトークセッションも行います。
・日時:2019年8月31日(土)10~16時予定
・会場:東京都内(調整中)
※「オープンラボ」の参加チケットは、「クラウドファンディング」での購入のみとなり、定員になり次第締め切ります。
- 支援者
- 40人
- 在庫数
- 完売
- 発送完了予定月
- 2019年8月
30,000円
【全額寄付】ハイパー応援コース(寄付金控除対象)
全額寄付のコースです。リターンはいらないけれど、この取り組みに一口乗りたい、応援したい、という方、ぜひお願いします。
・特設サイトにお名前を掲載いたします(ご希望の方のみ)
・団体から領収書を発行いたします(2020年1月)
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マドレボニータは認定NPO法人になりましたので、確定申告で、寄付金控除を受けることができます。税額控除の額は(年間の寄付金額-2,000円)× 40%となります。
3万円をご寄付いただいた場合、税額控除額は(寄付金額30,000円-2,000円)× 0.4 = 11,200です。払うはずだった税金13,200円分が減税となり、その分マドレボニータに直接渡せる、つまり税金の投入先を自分で選べるという仕組みです。
*注意事項:お名前の掲載について、公序良俗に反するもの、政治性・宗教性のあるものその他不適切な表現を含む場合はご希望に添えない場合がございます。
- 支援者
- 14人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
35,000円
【限定15名】「夏ラボ」参加チケット+テキスト『マドレ式対話の場づくりの手引き』
今夏開催の「マドレ式対話の場づくりラボ《夏ラボ》」(全4回)の参加チケットです。
対話の力を育むための、相互的で体験的な学びの場です。
・日時:7/20、8/3、8/31、9/21(土)10~16時予定 (4回連続)
・会場:東京都内(調整中)
・内容:対話を深める(話す・聴く、1対1~多数の場)、場づくりの意図と方法、プログラムを紐解く、進行練習と量稽古、オンラインコミュニティ、実践課題(予定)
※「夏ラボ」の参加チケットは、「クラウドファンディング」での購入のみとなり、定員になり次第締め切ります。
- 支援者
- 13人
- 在庫数
- 2
- 発送完了予定月
- 2019年7月
100,000円
【全額寄付】スペシャルサポーター(寄付金控除対象)
全額寄付のコースです。リターンはいらないけれど、この取り組みに一口乗りたい、応援したい、という方、ぜひお願いします。
・特設サイトにお名前を掲載いたします(ご希望の方のみ)
・団体から領収書を発行いたします(2020年1月)
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マドレボニータは認定NPO法人になりましたので、確定申告で、寄付金控除を受けることができます。税額控除の額は(年間の寄付金額-2,000円)× 40%となります。
10万円ご寄付いただいた場合、税額控除額は(寄付金額100,000円-2,000円)× 0.4 = 39,200です。払うはずだった税金39,200円分が減税となり、その分マドレボニータに直接渡せる、つまり税金の投入先を自分で選べるという仕組みです。
*注意事項:お名前の掲載について、公序良俗に反するもの、政治性・宗教性のあるものその他不適切な表現を含む場合はご希望に添えない場合がございます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
300,000円
「マドレ式対話の場づくりラボ」開催招致権
「マドレ式対話の場づくりラボ」を丸ごと開催できる権利です。自分の地域で開催したいという方が、ラボを招致することができます。
・開催日程、場所、方法等はご相談のうえ決定いたします。
・テキストは含みません。ラボ開催の会場費および旅費交通費は別途ご負担いただきます。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 1
- 発送完了予定月
- 2019年12月
300,000円
講演・個別相談「リモートでコミュニティを運営するコツ」(3時間)
マドレボニータは創設時から全員がリモートワークです。アメリカ在住の事務局長をはじめ、スタッフは東京、長野、大阪、奈良と居住地はバラバラ。またインストラクターや、100名を超えるボランティアメンバーも、オンラインでコミュニケーションしています。
物理的な距離は離れていても、団結力をもって運営していくノウハウを蓄積してきたマドレボニータのスタッフがご相談にのり、その知見を惜しみなくシェアさせていただきます。
・開催日程、場所、方法(対面/オンライン)等はご相談のうえ決定いたします。
・会場費および旅費交通費は別途ご負担いただきます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 3
- 発送完了予定月
- 2019年12月
500,000円
吉岡マコ講演会お好きな場所で開催
創業21年、法人設立11年の経験から、講演会、相談会などのニーズにお応えします。
0を1にする、1を100にする、リーダーシップ開発、エンパワメント、人が力を発揮することについて、半径50センチを掘り下げること、スケールアウトとクオリティ、コミュニティ創造論、コミュニティ生成論など、テーマはご相談に乗ります。
・開催日程、場所、方法等はご相談のうえ決定いたします。
・会場費および旅費交通費は別途ご負担いただきます。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 3
- 発送完了予定月
- 2019年12月