新しいトイレが完成しました
この度は「農福連携で農作業をしてくれてる障害者のためにトイレを作りたい!」プロジェクトの応援をしていただきありがとうございました。
無事新しいトイレができましたのでご報告をさせていただきます。
トイレを設置したのは農場近くの私が所有しております倉庫の一部です。この倉庫では私たち家族をはじめ、農福連携で働いていただいている方など、農場で作業する方の休憩所や食事をするところとなっており、一番遠くの畑からでも車で1~2分の場所に位置します。
トイレは洋式で女性用、男女兼用、男性小便用の3つ設置しました。
女性用、男女兼用の個室にはそれぞれ手洗い場と手すりを設置しました。
それぞれの個室に明かり取りと換気のための窓を、天井にはLEDライトを設置し、明るいスペースとなっています。
個室は車いすが入れる広さにしています。また、この広さは着替えなどの個室を必要とするときにも対応できます。
便器はウォシュレット付きで掃除がしやすいタイプを選びました。自動で水を流す設定ができます。
床は泥んこの靴でも大丈夫なタイルにしました。掃除も水洗いでき清潔を保つことができます。
入り口は土でしたが雨の日の泥はねがひどかったので人工芝を敷きました。入口の保護とトイレに入る方の靴底の汚れ落としにもなります。
倉庫自体は古いものなのですが柱は丈夫でしたのでそのまま使用しています。
しかし、雨漏りの心配があるとのことで耐久性のある屋根を取り付けました。
排水は市の下水道に接続しました。清潔でメンテナンスが簡単になりました。
今回のトイレ設置で下水道、電気を新設、水道管をトイレまで引いてもらう工事を行いました。
このトイレ設置工事で課題も見えてきました。
掃除用具や備品の収納を考えること、簡易で設置している手洗い洗剤をしっかり設置することなど使い勝手を考えなければなりません。
また入り口に軒を設置したり、外壁を塗装したりと建物を保護して長く使えるように考えることもしていきます。
今後も使用してもらいながら快適に長く使用できるための問題点を見つけ出すとともに、解決する対策をしていきます。
5月から農福連携の取り組みで使用しています。
指導員を通じて使用した感想を聞いてみました。
「すごくよかった、広くて使いやすかった」「快適」「サイコーだと思います」「問題なかった」「よかった」などの感想がありました。
私に気を使ってくれているのか、前のトイレが不快すぎたのかわかりませんが、新しいトイレを作って本当によかったと思いました。
【収支報告】
●収入
プロジェクト支援金 1,095,000円
赤磐市クラウドファンディング活動支援助成金 108,000円
(手数料の半分を助成)
クラウドファンディング以外の支援金 223,000円
合計 1,426,000円
●支出
トイレ設置一式(下水道接続工事含む) 2,580,000円
レディフォー手数料 216,810円
合計 2,796,810円
皆さまからご支援頂いた資金は、全額トイレ設置のために使用させて頂きました。収支の差額の1,370,810円は私、齊藤規明が負担しました。
屋根の修理、下水道接続など予定よりも支出が増えましたが新しいトイレの満足度から納得の収支だと思っております。
ご支援のリターンについてご報告いたします。
感謝のメール、お米、黒大豆は発送終了しております。もしも届いていない方がおられましたらご連絡ください。
白桃をご希望の方は7月下旬発送予定です。現在桃の実は直径3センチほどで袋の中でゆっくり大きくなっています。もうしばらくお待ちください。
一番いい時期にお送りしたいと思っており、そのため8月初旬になる可能性もあります。発送が遅れる場合はプロジェクトページの活動報告で報告させていただきますのでご確認、よろしくお願いいたします。
農福連携の取り組みを始めて3年目となります。取り組みを始めた当初からの問題点でしたトイレがこれで解決しました。まだまだ環境を整える必要はありますが、さらに農福連携の活動が積極的に行えるよう、行動していきたいと思います。
またクラウドファンディングを通じて多くの交流もできました。
応援者が農園に遊びに来られ、一緒に作業をしてくださる方もおられました。農福連携のことや農業のこと、その他活動にまったく関係ないこともお話ができて充実した時間を過ごさせていただきました。
トイレ設置場所は岡山県赤磐市滝山です。どうぞ皆さまお近くにお越しの際は遊びに来て下さい。今は蛍が飛んでいます。
今後の農作業や活動は活動報告のページ、インスタグラム「朝空ファーム」にて発信していきます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
ご支援いただいた皆さま、本当にありがとうございました。