ご支援により「世界のしょうない音楽祭」に参加できました!
クラウドファンディング「大槌から豊中へ。子ども達の交流演奏で震災の記憶を次世代に伝えたい」にご支援くださった皆様、本当にどうもありがとうございました!
「大槌子どもオーケストラ」の子どもたちは、皆様のおかげで、無事、豊中へ行くことができ、大阪府豊中市のセンチュリーオーケストラハウスで2月25日に開催された「世界のしょうない音楽祭」に参加し、堂々と演奏をすることが出来ました。
皆様には心から感謝しています。
大槌から参加した子どもたちの様子をご報告いたします。
▼大槌から大阪へ!
大阪府豊中市のセンチュリーオーケストラハウスで2月25日に開催された「世界のしょうない音楽祭」にご招待いただいた「大槌子どもオーケストラ」選抜メンバー大槌学園8年生2名、6年生2名、4年生2名の6名は、2月24日(金)の下校と同時に陸路200キロ仙台へ移動し仙台空港から関空へ。夜の大阪入りとなりました!
1泊して25日(土)に緑地公園会場入りでリハーサル、そしてお昼は「たこ焼き」タイムとなり、待望のたこ焼きでパワー充填して本番に臨みました。
▼「世界のしょうない音楽祭」本番!!
今回、ご縁のある豊中市での演奏ということで、大槌の子ども達だけのステージは大槌町内のイベントなどでもよく演奏している「聖者の行進」と「ひょっこりひょうたん島」を選曲しました。初めてのチャレンジでもありましたが、大槌子どもオーケストラ管楽器講師で、大槌出身トランペット奏者・臺隆明先生によるアレンジにより、4年生せいなさんのドラム、6年生あやかさんのエレキベース、そして、8年生(中二)のゆいさんのクラリネットに弦楽合奏を加え、大槌らしく元気に賑やかに演奏しました。
また、弦楽器だけの演奏はモーツァルト作曲のアイネ・クライネ・ナハトムジーク第1楽章を日本センチュリー交響楽団の皆さまが特別ゲスト参加して一緒に演奏させていただきました。
子どもたちは、豊中に向けて、夜も集まって練習してきた曲、簡易版でない元の譜面はなかなか難しくて苦労していた曲でしたが、さすがにプロのサポートが入っての演奏は、素晴らしく感動的でした。
そして、日本センチュリー交響楽団のコミュニティープログラムディレクターである作曲家の野村誠氏の指揮とピアノで子どもたち用にアレンジした「かえるのうた」とベートーヴェンの「歓喜の歌」を大槌と豊中のエル・システマの仲間たちで演奏しました。
野村先生から本番直前に大槌のドラム担当のせいなさんにドラムは「8ビート入れてやってみよう」と急な提案があって、リハーサル無し楽譜なしのぶっつけ本番となりました。しかし、不安ながらも「やります!」とせいなさん、臆することなく見事に演奏やり切ってくれました。
この演奏会のために大槌から駆けつけていただいた平野大槌町長もステージで堂々と演奏する大槌の子どもたちに惜しみない大きな拍手を送られていました。本当にありがとうございます。
▼参加した子どもたちが感想を寄せてくれました!
豊中市と大槌町は、震災からのご支援を通じて行政、民間、様々に深く繋がりがありました。今回、その大槌からゲストとして6名が出演させていただきましたが、いつもの町内イベントとは違い相当緊張の様子。そんな子どもたちが感想を寄せてくれました!
「何度かミスしてしまったこともあったけど豊中の子達と一緒に演奏できたこと、今まで練習してきた成果を最大限出し切れたこと、とてもいい経験になりました。アイネクライネもまだ完璧じゃないしミスも多いのでもっと練習してできる曲を増やせるようにこれからも頑張りたいです。」(りりさん)
「世界のしょうない音楽祭に参加して、初めて見る楽器や元気な大阪の子達に会えて楽しかったです。お好み焼きを初めて食べて、とても美味しかったです。また共演したいです。」(ゆいさん)
「今回、センチュリーの方々や、豊中教室の子たちと一緒に演奏できたことが1番心に残りました。アイネクライネを新しいメンバー3人を加えて挑戦をしたことで、練習の中で色々なことを教え合いができたし、聖者の行進をジャズでは、弦楽器だけでない楽器で演奏し、お客さんに大槌らしさを届けられたこと、豊中の子達とセンチュリーさんと一緒に演奏できたことがとても楽しかったです。大阪で演奏したことをこれから町内のイベントでもできるように練習を頑張って行きたいです。」(ゆりかさん)
子どもたちからは前向きな感想が出てきたことをすごく嬉しく思っています。今回の経験を今後に是非活かして行って欲しいと思います。
▼エル・システマジャパン代表理事 菊川穣からお礼の言葉
『大槌子どもオーケストラの豊中訪問に際し、クラウドファンディングキャンペーン「大槌から豊中へ。子ども達の交流演奏で震災の記憶を次世代に伝えたい」に挑戦しましたが、多くの皆さまからのご支援を賜り、お蔭様でとても素晴らしい音楽交流が叶いました。ご協力をいただいた皆様には改めて御礼申し上げます。』
▼資金の使い道
皆様からご支援いただいた資金は予定通り、 今回の「世界のしょうない音楽祭」に参加した大槌子どもオーケストラメンバーおよびスタッフの交通費と宿泊・食費、システム使用料に使わせていただきます。また、目標額を超えてお預かりした分につきましては、ネクストゴールでお伝えしたように、子どもたちの楽器の修繕・メンテナンス・消耗品購入費およびシステム使用料として使わせていただきます。
▼リターンのお届け
リターンにつきましては、発送完了予定月までにはお届けの予定です。順次ご送付いたしますので、どうぞ楽しみにお待ちいただければと思います。
▼この経験をこれからも生かして
今回の「世界のしょうない音楽祭」の大槌子どもオーケストラの招待演奏に際しては、たくさんの方々にお世話になりました。
会場へお越しいただいた豊中の皆様、主催の豊中市関係者皆様、日本センチュリー交響楽団の皆様、ドラムセットとベースアンプをご提供いただいた桜塚高校軽音楽部の皆様、ステージを盛り上げていただいた野村誠先生、その他にも関わっていただいたたくさんの方々のお力により、子どもたちは、立派に大きなステージで演奏をすることが出来ました。
そして、なにより今回、クラウドファンディングを通してご支援・応援いただいた皆様のおかげで、子どもたちはステージに立つことが出来ました。本当にありがとうございました。
この経験を持って、子どもたちはまた一つ成長しました。そして、この経験がまた、他の仲間たちや未来の仲間たちに良い形で引き継がれていくよう、私たちスタッフも精一杯
活動を進めていきたいと思っています。
これからの私たちの取り組みもどうぞ引き続き見守っていただければ幸いです。