まだ仮設住宅に住んでいる子どもたちも。

　2013年に初めて将棋大会を行おうと準備を始めた頃は、申込者の半数以上が被災地の仮設住宅に住んでいました。回を重ねるごとに、以前の申込者の住所が新しくなり、他市町村に転出した子どもたちが、再会を果たすためにこの将棋大会に申し込む様子も見られるようになりました。復興の一つの姿かと思います。これも皆様のご支援のおかげです。

　でも、いまだに仮設住宅に住んでいるお子さんもいます。「不幸」ではありませんが、子どもたちに十分な住環境が保障できない期間が6年も続いているのは、とても申し訳ない気持ちでいます。

　様々な困難に負けず、子どもたちが力強く成長するためには、遊びはとても大事な要素です。スポーツ遊びには多くの支援がありますが、将棋のような伝統的な頭脳遊びにもスポーツ同様にご支援をお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。