達成後の動きと、プロジェクト終了報告
この度は、本プロジェクトに興味関心を持って頂き、ありがとうございました!
2019年12月に告知しプロジェクトを開始した“岡山発、日本初の『ローカル・モビリティ白書』を編纂したい!”は、当初のお約束通り、無事『ローカル・モビリティ白書』を完成し、報告会およびリターン発送を終えました。(※西粟倉をご案内する方については、落ち着いた段階でご案内できるように調整させていただきます。)
まずはここに改めて、本プロジェクトに興味関心を持って頂き、ご支援をいただけたことに対して、感謝とお礼を申し上げます。
【達成後の動き】
2020年1月17日(募集終了の翌日)に、地域おこし協力隊としての継続審査会がありました。その場で、このプロジェクトの達成により「資金と仲間が集まった」旨を報告しました。その結果、西粟倉村支援事業者として認定されることとなりました!
このクラウドファンディングを通じて、プロジェクトをカタチにしていくために求められている『想いを伝えることの重要性』や『仲間を作ることの大事さ』を改めて知ることとなりました。
(プレゼン中です。なんと持ち時間は7分間!なのにスライドを30枚も用意したので、タイムキープがほんとに大変でした)
2月には今回のクラウドファンディング成立のご縁もあり、山陽新聞創刊140周年記念連続シンポジウム「令和時代の地域をつくる」第4回 「交通は幸せのもと」にも登壇する機会をいただき、マクロ・メゾ・ミクロそれぞれの視点を大事にしながら、一人ひとりの暮らしに寄り添った地域のモビリティを考えて行くいい機会を得ることとなりました。
https://c.sanyonews.jp/release_preview/2020/01/20200121091136.html
また、3月には社会福祉士の国家試験にも無事合格!合格率3割の試験で、19科目すべてで足切りがあるため、当日試験中は冷や冷やしながらの受験でした。登録を済ませ4月からは社会福祉士としても名乗ることができ、まさに地域の福祉×モビリティの専門家としての活動を始めることができるようになりました。
さあ、資料を整理し始めよう、必要なところに取材に行こう、と考えていた矢先から拡がるいわゆる“コロナ禍”。白書前半部分は現地取材をもとに書く予定でしたが、それも自由にできなくなりました。さらに、図書館の資料にアクセスできなくなることも想定外でした。インプット不足の結果、構成が整わず、筆が進まない、という4月でした。
とはいえ、有料記事データベースサービスを使ったり、『日本の古本屋』WEBで本を探したりしました。岡山県内は、ゴールデンウイークも本屋が営業していたのは唯一の救いでした。(津山ブックセンターさん、ありがとうございました!)
5月は、ペースも取り戻し資料の整理と執筆の日々。最後は逆にページを減らす工夫も行ないながら、無事完成する運びとなりました。今回は、原稿の構成もレイアウトも校閲もすべて一人で行いました。Wordのレイアウト機能を活用し、ユニバーサルフォントで読みやすさを心がけました。
(古本の中からは、こんな貴重な切り抜きが出てきたりもしました!)
6月12日の西粟倉を皮切りに、東京・岡山と説明会を開催。(京都はオンライン参加に切り替えたため、実施せず)。また、当初予定になかったオンライン説明会を設定し、2度実施しました。西粟倉特産品も、村の事業者の方の協力を得て無事に準備、発送ができました。
【収支報告】
皆さまからのご支援は、このように使わせていただきました。
前述のとおり、当初予定していた取材等に行けなかっため、書籍購入やデータベース構築に力を入れ、白書も「分厚く」仕上げることとなりました。
◆支出報告 | |||
書籍購入費(電子書籍含む) | ¥194,589 | ||
書籍購入のための交通費 | ¥5,725 | ||
データベース利用費(大宅壮一文庫・nichigaiweb) | ¥29,800 | ||
新聞記事検索費(Gsearch) | ¥12,463 | ||
印刷(本編160ページ・概要版4ページ・コピー等) | ¥283,775 | ||
報告会実施費(会場・交通費含む) | ¥65,879 | ||
特産品購入費 | ¥51,488 | ||
送料(梱包等含む) | ¥42,776 | ||
合計 | ¥686,495 | ||
これは、支援総額から、レディフォー手数料を引いた金額とほぼ同額です。
皆さまのご支援がそのまま形になりました。本当にありがとうございます。
【これからもよろしくお願いいたします】
今後、直近では地域の福祉とモビリティに関する施策や、西粟倉に根差した新しいモビリティの開発プロジェクトの立ち上げなどを始めていく予定です。今後の動きについては、本プロジェクトの「新着情報」も引き続き活用させていただきます。今回のご縁を大切にしていきたいと考えております。
『ローカル・モビリティ白書』については、今回2020と銘打っていることからわかるとおり、2021年以降も、今回の支援者の方々を中心にぜひ形にしていきたいと考えています。どのような形が望ましいか、まだまだ試行錯誤中でもあります。ぜひ、こういうやり方があるよといったアイデアをいただけるとありがたいです。チームで取り組んでいきたいと考えていますので、ぜひよろしくお願いいたします。
また、今年度分の白書を知り合いに紹介したいというお問い合わせも既にいただいております。私が代表を務めている「にしあわくらモビリティプロジェクト」Facebookページへは、どなたからも個別メッセージを送っていただけます。(まだ若干残部があります。また、PDFでのデータ納品も可能です。)
www.facebook.com/nishiawakura.mobi
【最後に、本当にありがとうございました!】
『書くことはそれ自体大変なことだし、世に出したらいろんな意見を聞くことになるけど、奇跡的な出会いが必ずある』と、ある作家から最近教えてもらいました。この『ローカル・モビリティ白書』で、そのことを実感しつつあります。皆さまとの新しい出会いや再会に、心から感謝申し上げます。本当にこのプロジェクトにご賛同いただき、ありがとうございました!
2020年7月6日 猪田有弥