『切磋琢磨』森口慶一〜メンバー紹介〜

はじめまして、画家の森口慶一です。『パンゲア。展』には2013年から参加しています。
私は、このグループ展の出展は毎年の楽しみの一つです。

　私の作品は、どこか懐かしく感じる、子供の頃の記憶から制作のヒントを得て描いております。
子供の頃は、自宅の裏山など暇さえあれば、山に入って秘密基地を作ったり、昆虫採集したり、何かしらの遊び道具を作ったりと、時間を忘れるほど自然の中で遊んでいました。生まれ育った熊本の自然が、私の今を作っていると言っても良いくらい、熊本の自然が大好きです。絵を描いていくうちに、自分らしい表現に気付き、現在は、その自然を通して遊び育った思い出を描いています。

　それ気付いたきっかけが、様々な表現をするパンゲアのメンバー。それぞれの作家の作品に向かう姿勢や思いに刺激を受けて、私は自分らしく表現すると言う事と向き合えました。展示が終わるたび、次回の作品は何を描こうかと制作意欲がすごく掻き立てられます。

　現在、画家として12年目を迎え、画家になった当初は、色鉛筆だけを使った作品が主でしたが、『パンゲア。展』との出会いから、ここ数年では、他の画材などの研究もしており、私にとっては『パンゲア。展』は研究の発表の場の一つでもあります。進化できる環境、仲間との出会いには本当に感謝してます。
　また、私事ですが、メンバーの森口優美とは夫婦で参加しております。昨年、娘が生まれました。父親としても画家としてもしっかり頑張っていきたいと思います。
　
　最後に、ニューヨークに向け精一杯研究の成果を自分らしく発表できるよう努めます。
　皆様の応援、ご支援等本当に感謝申し上げます。引き続き頑張って参りますので、どうぞ宜しくお願いいたします。