プロジェクト終了報告
【ご支援のお礼とプロジェクトの終了報告】
およそ2か月に渡る当プロジェクトは、延べ61人の方からご支援頂き、目標金額を達成することができました。
クラウドファンディングに挑戦するのは初めてでしたが、自分が想像する以上に多くの方からご支援と応援の気持ちを寄せて頂けました。
本当に何度お礼を伝えても足りないほとですが、この場をお借りしてあらためて感謝の気持ちを述べさせてください。
こてつをはじめとして多くの外猫のために、みなさまから貴重なご支援と応援のお気持ちを頂き、本当にありがとうございました。
私個人にできることは限られていますが、少しでも猫が安らかに暮らせる環境を整えるために、これまで以上に真摯に取り組んでいきたいと思っています。
プロジェクトの終了から少し間が開いてしまいましたが、みなさまへいくつかご報告したいことがございますので、以下をご覧頂ければ幸いです。
【こてつの現状について】
こてつの現状ですが、手術の予後も問題なく、元気に過ごしております。
こてつと一緒に遊んでいる間は私の方が音を上げてしまうほどの勢いがあり、体調不良を感じさせることは一切ありません。

いろんなことに興味を示してくれる。
家の4匹の中でも一番活発で、暇さえあれば家の中を探検しています。
年齢が若いこともあるでしょうが、好奇心旺盛で遊び好きなのはストレスが溜まりにくいと思うので、こてつにとっては良いことだと思います。
通院の状況については、現在では3ヶ月おきに健康診断を受けており、次回は4月中旬の予定です。
1月の診察で先生から休薬を提案されていて、2月中旬からは投薬治療を一旦止めている状態です。

4月には再び健康診断を迎える。
そのため、休薬期間を経てから健康診断を受けるのは、4月の通院が初めてになります。
この結果によって、こてつの今後の治療の方針も変わってきますので、その際は再びご報告しようと思っております。
【頂いたご支援の収支報告と余剰分の使い道について】
まず、簡単ではありますが、今回のプロジェクトの成立に伴う収支報告を致します。
・ご支援総額:240,000
・Readyfor事務局への手数料:28,800
・消費税(10%):2,880
⇒受取金額:208,320
ここからこてつの手術費と治療費を充当させて頂きます。
・手術費用(2回合計):109,350
・検査費用:20,600
・3種ワクチン接種費用:9,900
・投薬費用:7,000
⇒合計:146,850
この合計額を受取金額より差し引くと
⇒余剰分:61,470
となります。
目標金額を大きく上回ったおかげで、こてつの治療費を全て充当できただけではなく、6万円ほど多く手元に残ることになりました。
そこで、この6万円の使い道についてですが、保護猫活動に使う医薬品の購入に充てさせて頂きます。
まず購入したいのが、駆虫薬であるレボリューションです。

高い駆虫効果があり保護猫活動に欠かせない。
レボリューションとは、猫に寄生するノミ・ミミビゼンダニ・回虫の駆除や、フィラリア予防に効果がある薬です。
一般的にスポットオンタイプと呼ばれる薬で、猫の首筋に液体を染み込ませるようにして使用します。
首筋に投薬する必要があるので猫に触れることが前提になりますが、市販されている他の駆虫薬と比べると効果が高く、保護猫活動においては欠かせない薬のひとつです。
ただし、動物病院でレボリューションを購入すると1本あたり1500円ほどかかってしまい、なかなか気軽に外猫たちへ使える値段ではありません。
そのため、私は個人輸入のサイトでレボリューションのジェネリック医薬品を購入することにしています。
個人輸入だと12本9000円ほどに値段が抑えられるので、動物病院で購入するのと比べるとおよそ半額で済みます。
つまり、個人輸入で購入すれば動物病院で購入するよりも、2倍の数の外猫たちへ駆虫薬が行き渡ることになります。

少しでも多くの外猫を駆虫するための苦肉の策。
しかし、動物病院の半額の値段とは言っても、私は保護猫活動に使えるお金が限られていますので、外猫たちに駆虫薬を施せるのは2~3ヶ月に1回ほどです。
春の暖かくなってきた季節や梅雨で湿度が高い時期など、猫にとって寄生虫のリスクが高くなる頃合いを見計らって、レボリューションを投与しているのが現状です。
そこで、頂いたご支援のうち余剰分の6万円から、レボリューションを48本購入させてください。
購入数が48本の理由は、今のところ触ることができる外猫が11匹ほどで、その子たちへ4月から10月まで2か月おきにレボリューションを投与してあげたいからです。
この投薬ペースだと11匹×4本(4月~10月で2か月おきに投薬)となり、合計で44本のレボリューションが必要になります。
購入単位は12本組ですので48本のレボリューションを購入して、残った4本は予備として保有します。
48本のレボリューションの購入金額はおよそ36000円です。
この金額を余剰分の6万円から使用させて頂きます。
レボリューションを購入しても25000円ほど余りますので、このお金でコンフォティスという薬も購入させてください。

レボリューションより効果は弱いが外猫にも投与しやすい。
コンフォティスはノミ・マダニの駆虫効果がある、経口タイプの医薬品です。
レボリューションは触れる猫にしか投与できませんが、コンフォティスは経口タイプなのでご飯やおやつに混ぜて投与できます。
したがって、触れない外猫でも駆虫効果が得られます。
ただし、レボリューションと比べると駆虫効果が弱く、コンフォティスでは寄生虫を落としきれないことがあるのがネックです。
それでも駆虫しないわけにはいかないので、触れない外猫たちにはなるべく定期的にコンフォティスを投与することにしています。
外猫でも投与しやすいコンフォティスですが、最大の欠点は値段が高いことです。
個人輸入で購入しても12錠で13000円が最安値なので、私の経済状況だと全ての外猫へ十分に行き渡るほど購入するのは難しいのです。

1錠あたり1000円強で購入のハードルは高い。
そこで、レボリューションを購入して余った25000円をコンフォティスの購入代金に充てることで、4月から10月まで2か月に1回の投与ペースにしたいと考えています。
現在、触れない外猫は20匹ほどいますので、2か月に1回の投与ペースだと合計で80錠のコンフォティスが必要になりますが、購入代金が足りない分は私の手持ちから都合することにします。
こてつの治療費としてご支援頂いたお金を転用することになり非常に恐縮なのですが、目標金額を上回った分は上記の通り保護猫活動に必要な医薬品の購入資金として活用させてください。
購入の進捗や使用状況につきましては、追って新着情報にて記載致します。
【リターン品の発送状況について】
リターン品の発送状況についてですが、お礼のメールや動画などデジタルデータにつきましては、半数ほどの方に発送が済んでおります。
少し発送ペースが遅くなりご迷惑をお掛けしておりますが、まだお手元に届いていない方はもうしばらくお待ちください。
また、メールにてデジタルデータを送付している都合上、サイズオーバーのトラブルが生じております。
特にキャリアメールへの送付はトラブルが起こりやすく、こちらで把握できていないケースも多いかと思います。
もしお手元に届いたお礼のメールにて添付ファイルにトラブルがあった場合には、大変お手数なのですがご連絡をお願い致します。
あと、動画の送付についても一部のご支援者さまにはメールでの送信が難しくなっており、他の送付方法を模索している最中です。
こちらの不手際で大変ご迷惑をお掛けしておりますが、ベストな解決法を見つけるまでもうしばらくご猶予をお願い致します。
保護猫カレンダーとポストカードの送付につきましては、3月末までに発送の予定です。
発注した品物は既に手元に届いておりますので梱包が済み次第、発送の手続きに入ります。
遅くても3月5週中には発送を済ませるつもりですので、もうしばらくお待ちください。
その他、リターン品についてのご質問やご要望などありましたら、お気軽にメッセージやメールにてご連絡ください。
【今後の展望について】
今後の展望についてですが、保護猫活動のゴールを目指すことを考えております。
これまでは目の前のことへ取り組むのに手一杯で、どうしても長期的なビジョンに基づいた行動とは言えませんでした。
悪く言ってしまえば、行きあたりばったりの保護猫活動に過ぎません。
こてつの保護に関しても、今回のクラウドファンディングで多くの人からご支援頂いたおかげで、こてつの治療費や保護猫活動を続ける目処が立ったようなものです。

この子たちを守れる新たな環境を作ってあげたい。
そこで、今後は計画的に外猫を守っていける環境を実現するために、保護猫として受け入れられるシェルターの設立を考えております。
怪我や病気の外猫や看取りの時期に入った外猫を保護して、安らかな生活を与えられる環境を作ってあげたいのです。
しかし、今の私には保護猫シェルターを作るための知識・ノウハウ・スキルなど、全てが備わっておりません。
そのため、新たに保護猫シェルター設立のクラウドファンディングを立ち上げたとしても、「猫を飼いたいのでお金をください」というレベルに留まってしまいます。
私としてもそのようなクラウドファンディングは不本意ですし、とても目標を達成できるような説得力があるとは思えないのです。
外猫を保護するシェルターの設立目標や内容が自己満足に終わらず、社会的な意義を持つレベルへと高めたうえで、多くの人に周知されて応援されるようなクラウドファンディングにしたいと思っています。

さらに言えば、猫好きな人だけではなく、猫が嫌いな人から見ても納得して認めてもらえるような保護猫シェルターを作ることが最終的な理想です。
過酷な生活を強いられている外猫たちのことを考えるとあまり時間は残されていませんが、自分に言い訳をせずにきちんと勉強をして、必ず保護猫シェルターの設立に漕ぎつけられるよう努力します。
そして、私の中で納得できる答えが出た時に、再びクラウドファンディングを立ち上げてご支援をお願いすることになるかもしれません。
今回のプロジェクトで多くの方からご支援を頂いた身で厚かましい限りではありますが、今後とも応援の声を寄せて頂ければ幸いです。
長くなってしまいましたが、私なりの今後の展望を最後として、今回のプロジェクトの終了報告とさせて頂きます。
重ね重ねになりますが、今回ご支援を頂いたみなさんに厚くお礼を申し上げます。
【追記】
みなさまからご支援頂いたご支援の余剰分につきましては、新着情報にてご報告のとおり保護猫用医薬品(レボリューション・ロキシコム・オンシオール錠)と、こてつの治療費および療法食費用として、2022年11月末日までに全て充当させて頂きました。
当初のプロジェクトの目的であったこてつの治療だけではなく、保護猫活動に欠かせない医薬品の購入まで成し得たのは、ご支援頂いたみなさまのおかげです。
多くのご支援と応援の声を頂き、本当にありがとうございました。
「こてつ」こと菊川三千代