ウクライナ緊急支援:ご支援の御礼と活動のご報告
AAR Japan[難民を助ける会]が実施するウクライナ緊急支援にご協力いただき、心より御礼申し上げます。皆さまよりご寄付に加え、応援と現場で活動するスタッフへのお気遣いのメッセージをいただき、一同大変励まされました。
皆さまのご支援により、以下の活動を進めることができております。
ウクライナ国内避難民への支援
テルノピリ州の修道院に避難している母子80名と周辺の避難民や病院へ、食料(小麦、缶詰類)や医薬品、衛生用品(石けん、おむつ、生理用品)、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなどの電化製品、子ども用の衣料や遊具、オンライン授業に必要なパソコンなどを配付。このほか、爆撃に備えたシェルターの整備を行うほか、近隣の病院や自治体と連携し、医薬品や避難民への食料・生活用品などの配付も行っています。
モルドバに逃れた難民への支援
難民が身を寄せる寮(20名)、保養所(100名)、および映画館(8,000名)へ、食料やあたたかい食事を提供しています。また、生活に必要な物資のほか、子どもが安心して遊べるスペースや、障がいのある方々への補助具の提供などを行っています。

=写真はいずれも「汚れなき聖母マリアの修道女会」撮影(4月)

支援者からの声(ウクライナ国内)
ウクライナ西部テルノピリ州の修道院のシスターたちとAAR職員がオンラインで話した際、「支援物資は近隣の避難者や病院にも配って喜ばれています。遠い日本から支援してもらえるとは思っていませんでした。日本の皆さんに心から感謝したい」と涙ながらに語ってくれました。

支援者からの声(モルドバ)
AARが難民の避難する学生寮の一室を使って、子どもが安心して遊べるスペースを提供したところ、ある母親は「ウクライナで爆音を聞いて怖がっていた娘は、モルドバに来てからもドアが閉まる音にさえ怯えています。このスペースができて、今は同年齢の子どもたちとボードゲームで嬉しそうに遊んでいます。ここで楽しく過ごして、少しでも心の傷を癒してくれれば」と安心した表情を見せてくれました。

領収書とお礼メールについて
ご寄付の領収書と御礼メールをご希望された方は、7月下旬にお届けいたします。今しばらくお待ちいただけますと幸いです。
今後の活動
ウクライナ危機は収束が見通せず、故郷を追われた方々の避難生活は長期化が予想されます。AARは、これまでの支援を継続すると同時に、ウクライナの方々の心のケアや、ウクライナ国内で多数の被害者が出ている地雷の対策にも取り組む予定です。
どうか引き続き、ご関心をお寄せいただけますと幸いです。
6/25(土)ウクライナ緊急支援報告会~人道危機発生から4カ月
ウクライナ人道危機の発生から4カ月となる6月25日(土)、AAR Japan[難民を助ける会]はオンライン形式の現地報告会(参加無料)を開催します。
報告会には、緊急人道支援に長年携わるAAR会長(立教大学教授)の長有紀枝が登壇し、現地入りしたAAR職員が最新情勢とAARの活動を報告します。
歴史的な人道危機が進行する今、私たちに何ができるのかを考える貴重な機会です。
多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
お申し込みはこちらから
https://aarjapan.gr.jp/event/5939/