波乱万丈の猫生～SNSが繋いだ奇跡の出会い～

皆さまの温かいご支援に心から感謝申し上げます。

今日は、皆さまのご支援のおかげで奇跡のように新しい家族と出会うことができた、シロウという白猫の話をお届けします。シロウさんは、猫エイズキャリアというハンデを持ちながらも、多くの皆さまの力によって救われ、新しい家で愛情を受けて幸せに暮らしています。そんなシロウさんのように、私たちはどんな猫でもその未来を信じ、決してあきらめません。そして、シロウさんのようなご縁をもっと多くの猫たちに繋げてあげたいです。このプロジェクトを達成させるために、どうかご支援をよろしくお願いいたします。

2021年12月

「引っ越しで捨てられた猫を助けてください！！」

シロウさんとの出会いは、心に刺さるような出来事でした。アパートの立ち退きによって、元々室内で大切に飼われていたシロウさんが、突然外へ放り出されてしまったのです。捨てられる前には、殺処分覚悟で保健所に連れて行かれたそうです。しかし、引き取ってもらうことできず、飼い主さんはシロウさんを外に放して引っ越しをしてしまいました。近隣のご家族から、見捨てられないから保護したいので、どうしたらいいか教えてほしいと連絡いただきました。

（飼い主さんご自身が最初に飼い始めたわけではなく、同居していない娘さんが拾ってきて置いていった猫だと伺っています。もちろん家族としての責任はありますが、ご高齢のご夫婦に対して強い非難を向けるべきではないと判断し、この件に関する遺棄等の議論はここでは割愛させていただきます。）

捨てられたのは猛暑の8月、シロウさんは必死に生き延びながらも、慣れない外の生活に怯えていました。かつては安心して過ごしていた家があったのに、毎日野良猫たちとの喧嘩に巻き込まれる日々だったそうです。シロウさんは不安と恐怖で常におびえていたようです。飼い主さんがフードを持って通っていたので、シロウさんは野良猫に追い回されてもそこを離れることができませんでした。

近隣の方々に見守られながら野良猫生活を送っていましたが、あるご家族がシロウさんを助けるために動いてくれました。寒さが厳しくなる冬を迎える前に、一家が猫アレルギーにもかかわらずシロウさんを保護してくれました。家族全員が協力し、アレルギーを抑えるための工夫をしながら、シロウさんを守り続けてくれました。私たちはシロウさんに新しい家を探すため、必死で呼びかけました。

シロウさんは推定3歳、去勢済みでした。野良猫との喧嘩が原因かどうかわかりませんが、猫エイズに感染していました。猫エイズは人に感染することはなく、発症せずに元気な一生を送ることも十分に可能です。そう信じて、私たちは里親探しを続けました。

2022年1月

シロウさんに奇跡が訪れたのは、皆さまの拡散等のご支援に加え、モデルであり動物愛護活動をされている松島花さんのお力添えのおかげです。松島さんが皆さんの拡散を見てくださいました。SNSで、シロウさんの辛い過去と私たちがシロウさんの新しい家を探すために一生懸命活動していることを発信してくださいました。その投稿を見た多くの方々が、シロウさんを応援し、シェアしてくださり、さらに支援の輪が広がりました。

そして、そのおかげでシロウさんは素敵な里親さんとのご縁をつかむことができました。松島さんの投稿がなければ、この出会いは生まれなかったと思います。心より感謝申し上げます。シロウさんの新しい家族は、猫エイズキャリアのシロウさんを温かく迎え入れ、未来に希望を持って一緒に歩んでくださる家族です。シロウさんは今、同じエイズキャリアの黒猫クロエちゃんと一緒に、新しい家で愛情に包まれて暮らしています。

現在、シロウさんは新しい家で愛情をたっぷり受けながら、毎日幸せに暮らしています。この経験を通じて、私はどんな猫でも、どんなハンデを持っていても、未来を諦めてはいけないのだと強く実感しました。シニア猫、人慣れしていない猫、感染症キャリアの猫たちも、きっと同じように温かい家族と巡り会えるはずです。だからこそ、私たちは、どんな猫たちにも新しい家族を探し続けていくことをあきらめません。

皆さまのご支援がこれまで救ってきた命と、これから救われるべき命をつなぐ架け橋となっています。シロウさんのような奇跡をもっと多くの猫たちに届けるため、このプロジェクトを成功させ、さらに多くの未来を切り拓いていきたいと強く想っています。どうか、ご支援をよろしくお願い申し上げます

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シロウさんのもっと幸せな姿は次の活動報告でたっぷり報告させてください！