大豆の学校菜園と給食プロジェクトの実施終了報告
ご支援者の皆さま、
大変お待たせいたしました!大豆の学校菜園と給食を普及する活動をしているADIMAの代表の星野です。3月18日に学校の先生たち、保護者の皆さん、農業普及員たちと2021年の活動の振り返り行いまして、クラウドファウンディングで皆様にご支援頂いた活動を完了したことをここにご報告致します。
このクラウドファウンディングに挑戦したお陰で活動資金はもちろんのこと、本当にたくさんの方とご縁がつながり、多くの方に活動を知って頂くことができました。リターンの一つであった活動参加券で実際の活動にオンラインで参加された方からは、直接叱咤激励、様々な活動へのアイディアを頂く機会にもなり、本当に貴重な体験をさせていただきました。
【2021年の活動結果】
今年は、気候変動の影響か、種を撒くと雨が降らず、花が咲くと雨が降らないといった具合で、本当に農家さん泣かせで、アドバイスをする農業普及員にとっても予測不能な、とても難しい年でした。結果としては、学校あたりの平均収量が前年に比べて半分以下、全校生徒向けの試食会にも大豆が足らずに支援を必要とする学校もありました。
農家のお父さんやお母さんにとって作物の不作は、何よりもがっかりのタネになります。そこで、今年は、なるべくお父さんやお母さんにも試食会に参加してもらって、子供たちと、大豆のクスクスを食べてもらい、来年の活動の動機づけに繋がるように学校をひたすら回りました。その甲斐あって、振り返りの会には、すべての学校が参加、来年に向けた各学校で活動方針を作ってもらいました。
この活動で大切にしているのは、大豆の学校菜園が学校の活動として保護者の皆さんに受け入れられ、定着して行くです。そして給食を自立的に実施できるようになることだと思っています。そこで、今年の収穫量が少なくて種子分を確保で着ない学校で、保護者の賛同を得て活動を続けたい意思のある学校には、2022年雨に種子を配布する予定です。現時点ではすべての学校が継続を表明しています。
【ご支援いただいた資金使途について】
クラファン獲得総額 |
3,395,000 |
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手数料 |
-634,865 |
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実収入 |
2,760,135 |
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クラファン 募集時予算内訳 |
実際 |
活動・調査費 (出張費・人件費・種などの諸経費) |
80万円 |
1,110,759 |
ワークショップ開催費 (参加者の交通費・宿泊・意見交換会) |
120万円 |
1,113,542 |
事務所維持費 (事務所家賃・光熱費) |
30万円 |
304,435 |
車両購入費 |
40万円 |
- |
繰越金 |
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231,400 |
合計 |
270万円 |
2,760,135 |
2020年は、コロナ禍で都市間移動ができず、出張が制限されたため、現場をなるべく普及員たちに任して遠隔で活動していましたが、2021年は、降雨が不安定な状況下、学校や農家さんたち、新しく活動に参加した普及員をなるべく元気づける為、現場に足を運ぶようにしていました。結果的に、出張費が前年比50%増になり、予定していた活動・調査費80万円を上回ってしまいました。また、残念ながら、ネクストゴール時に車両を購入する資金を捻出する事としていましたが、十分な予算に至らない為、繰越金としています。現在その繰越金を活用して、2022年度の活動を始めています。
【リターンについて】
「もらって嬉しい報告書」は完成しています!のんちゃんの日々とブルキナファソの激動の2021年を是非感じてください!
【今後について】
昨年の気候変動に続き、ブルキナファソではすでに雨が各地で降り始めています。今年こそ、雨に負けない、豊作の年になるように準備を始めています。同時に一時帰国を兼ねて、ご支援いただいた皆さんと交流の場を設けたいと思い、報告会を予定しています。詳細は、追ってメール等でご連絡いたします。
この度は、本当にご支援いただきましてありがとうございました。