
支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 102人
- 募集終了日
- 2017年2月20日
「3粒のブドウ家族」全文公開!
皆さまのご支援・応援に感謝しております。
プロジェクト達成まで残り10%となりました。
藤枝さんの夢が実現し、「3粒のブドウ家族」が世に出る事を願いつつ・・
物語の全文を公開致します!
この物語を読んで頂き、藤枝さんの絵本の出版にご賛同頂けましたら、是非ご支援のほどよろしくお願い致します。
藤枝さんからのメッセージです。
「この「3粒のブドウ家族」を読み、仲間がいる事の大切さや、虐待にあったらすぐ周りに相談する事の大切さを知って頂ければと思います。
この「3粒のフドウ家族」が完成しましたら、特に児童養護施設や学童保育で読んで頂ければ幸いです。」

「3粒のブドウ家族」
人々が立ち入らない山奥に、ブドウがたくさんなっていました。
その中に一房だけ、3粒のブドウがありました。この一房は3粒家族です。
粒は大きく、美味しそうな紫色のお父さんブドウ。
子供のことはそっちのけ、ステキな水色と赤のしましま皮を着ているお母さんブドウ。
そして、皮は真っ黒で形もデコボコ。息子ブドウの「アオシ」がなっていました。
お父さんは、いつもアリさんや弱い虫をいじめ、息子のアオシさえもいじめています。
暴力では、強い動物たちやみんなに分かってしまうので陰険な言葉で心をネチネチと傷つけます。
アオシは手で殴られるよりも、言葉で「くさい!」と言われたりすると「ズッシン~!」と心に痛く残ります。
お父さんはアオシが一言何かいうと「あいつは、まずそうなブドウだなぁ」と陰で罵り
「ちっ!!」と口をならし、また暴言を吐くのでした。
でも、自分より大きくて強いイノシシ達には、やっぱりニコニコと愛想良くしています。
イノシシさんは、この山にいる動物たちの中で、1番強いです。
しかも、このブドウ畑を作ったのはイノシシさん。
キツネやタヌキたちに、このブドウ畑をあらされそうになってもずっと大切に守ってきました。
いつものように、イノシシさん達はブトウ畑の見まわりに来ました。
強い動物達に、自分は良く想われたいお父さん。
「イノシシさん、こんにちは!!お元気ですか?」。
イノシシ達に愛嬌を振りまいています。
お母さんも、イノシシ達に「ウチのお父さんは、1番だわ!」と
ちょっとさびしげに自慢するのでした。
お母さんは、形がデコボコのアオシを愛したくても、愛し方がわかりません。だけど,息子の写真は,いつもどんな時も放さずに持っています。
家族を頼れないアオシは、自分で仲間を見つけるしかありません。
アオシ宛の手紙までも、無断で封を開けて読んでしまうお父さんです。
ある日、お父さんはアリさんからのアオシ宛の手紙を断わりもなく、勝手に読んでしまいました。
「この手紙はなんだ~!つまらない手紙~!!」
とアオシに伝えず、捨ててしまいました。
翌日アリさんは、アオシに
「この間の手紙よんでくれた?!」
と尋ねました。
それを知った辛抱強いアオシは、ついにブドウの房から落ちてアリさんに相談しました。
「実はお父さんがひどい言葉を言ったり、ボク宛の手紙の封をかってに開けるんだ!ボクはそれがたまらなく嫌だ!なのに、お母さんも味方をしてくれないんだ!」と
泣きながら打ちあけたのです。
「そうか?!!アオシの気持ちをお父さん達に届け、家族で助け合える方法を考えよう!」と、アリさんは力強い言葉で応援してくれるのでした。
アオシは、本当のやさしさに出会えた気がして涙ぐみました。
アリさんは、幸せな家族にするため、何日も何日も作戦をねっています。
「よし~!! まず周りのイノシシさん達にお父さんブドウたちがアオシをいじめていることを相談しよう!!」
「ボクも強いイノシシさんに助けてもらいたい~!!」アリとアオシは、お願いをしに行きました。
「力をかしてもらえば百人力だ~‼」。
「えっほ‼えっほ~」。アオシ達はイノシシさんのおうちに着きました。
イノシシさんにわけを話しましたが、どうやら様子がへんです。
「優しいお父さんが息子のアオシをいじめるわけはない~!かえってアオシが悪いんじゃないか?!」と本気にしてもらえませんでした。
見送った後、残念そうにとぼとぼ帰っていくアオシのうしろ姿をイノシシは寂しさを感じたのです。
「確かにアオシはどこか寂しそう!何か手伝ってあげられるかもしれない!助けに行こう!」
イノシシさんは、アオシとアリさんがいる所へ行きました。
アオシは、喜びを隠せません。「イノシシさん、どうもありがとう~!」。
そうして新たに仲間も増えて、また考えるのです。
イノシシの強い力だけでは、優しさや思いやりは育ちません。
アリさんとイノシシさんは、アオシに言いました。
「お父さんに直接アオシの気持ちを伝えてごらん!俺達もそばにいるから!!
もしかしたら、お父さんも寂しかったかもね~?!」。
アオシは、恐かったのですが、アリさん達がそばにいてくれるならと勇気を出して家に帰りました。アオシは、お父さんにアオシの気持ちを打ち明けたのです。
「お父さん!!」
でも、お父さんは「俺は悪くない!」と言いばるだけでしたが、
アオシは、諦めずに自分の気持ちを必死に伝えました。
「お父さん!!」
「お父さんも黙って手紙を読まれたら嫌でしょう?ボクだって本当はお父さん達に愛されたい~!前にさびしいことがあった??そんな時はボクに言って~」。
実は、お父さんブドウにも悲しい過去があったのです。
お父さんも、おじいさんブドウに勝手に大切な文章を読まれた事があったのです。
お父さんはハッと思いだし、アオシとアリ達に謝りました。
「ごめんなぁ!俺が悪かった! アオシの気持ちになればわかることだったのになぁ~!実は俺も小さい頃、俺の話を唯一聴いてくれたのはお母さんブドウだけだったんだ~!!」。
お父さんはさびしかった思い出を話してくれました。
アリとイノシシ達は、親身に言いました。
「そうだったのかい?!お父さんもつらかったですねぇ!アオシ達が幸せになってくれれば良いんです~!家族は、信じ合えて笑いがあるのが1番だよ~!」。
その様子を横で聞いていたお母さんも、アリ達から愛し方を学ぶのでした。
「お母さん、すぐ見えるアオシの姿ばかり見ないで、お母さんからアオシの気持ちに寄り添っていってください‼~そうすれば、アオシがどんなに良い子かと解りますから!」。
お母さんが、アオシの顔を見たその時です。急に、ものすごく強い風が「ピュン~ピュン~~」と吹いて来ました。
その風の勢いでアオシは、房に戻るのでした。
風はきっと、アオシを親元へ帰してあげたかったのでしょう。
そして、お父さんも「アオシがまた房に帰って来た。今の風は俺たち家族を幸せにする風だったんだかな」と思い、アオシの事もとても大切に思いやりをもって生活しました。
アオシはたくさん親孝行をしながら、さみしい子供ブドウ達の相談にものるのでした。
アオシは、小さなブドウ畑の中で信頼を集め。1年後には、アオシは小さなブドウ畑の英雄になりました。
今でも、アオシとお父さんとお母さんは3粒で仲良く暮らしています。

リターン
3,000円
サンクスレター
メールをお送りさせていただきます。
- 申込数
- 54
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年9月
10,000円

オリジナルサンクスカード&お名前のご掲載
■絵本の絵を担当する野歌つぐみのオリジナルポストカードでお礼のハガキを送付致します。
(絵柄は数種類あります。指定は出来ませんのでご了承下さい)
■完成した絵本「3粒のブドウ家族」に感謝を込めてお名前を記載させて頂きます。(掲載を希望された方のみ)
- 申込数
- 22
- 在庫数
- 28
- 発送完了予定月
- 2017年4月
3,000円
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- 2017年9月
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(絵柄は数種類あります。指定は出来ませんのでご了承下さい)
■完成した絵本「3粒のブドウ家族」に感謝を込めてお名前を記載させて頂きます。(掲載を希望された方のみ)
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