『今度は　誰が来るのかな？』

 

 

娘は小児がんで数年に渡り、入院生活を送っていました。

 初めての訪問からしばらくは、見ているだけの存在。

それが、いつしか遊んでくれるお友達以上の存在。

 

そして、辛い治療や制限ある生活を忘れさせてくれ、

色を添えてくれる大切なお友達になっていました。

 

クリニクラウンさんたちと遊べるようになると、同室のお友達や、

病棟内で仲良くなったお友達やご家族へ、

『クリニクラウンってこんな事してくれるんだよ。』

『今日は、どんな悪戯しようか？』って、ワクワクが止まらない様子でした。

 

 

コロナ感染の拡大が始まってからは、大阪から遠い関東圏への訪問は難しくなり、

病院側も面会制限があり、クリニクラウンの訪問がなくなりました。

 

その中でも、クリニクラウン協会の皆さんはweb訪問という形で、

娘の元へも訪問を続けてくださいました。

 

娘が虹の橋を渡る数日前にもweb訪問をしてくだったこともあり、

娘はとても穏やかに旅立って行きました。

 

クリニクラウンさんとたくさんお話しさせていただく中で、

47都道府県全てにクリニクラウンが居てくれたら、もっともっと、

こどもらしく過ごせる時間が過ごせるのではと感じていました。

 

そんな中で、今年のクラウドファンディングは、

新規クリニクラウンの養成ということを聞き、

是非とも応援させていただきたいと思いました。

 

すぐには難しいかもしれませんが、いつの日か全ての都道府県にクリニクラウンが誕生し、

娘や私たち残された家族が元気づけていただいたように、

自分らしくいられるひと時を過ごせるこどもたちやご家族が増えることを願い、

応援を続けて行きたいと思います

 

クリニクラウンのみなさん、頑張ってください

そして、たくさんの方の応援が届くことを願っています 

 

かなえの母より