プロジェクト状況のご報告
改めまして、無事にクラウドファンディング目標金額を達成したことをご報告いたします。
みなさまからいただいたご支援はプロジェクトのための大事な原資となります。
金額以上の価値あるものになり世の中に結果を残せるように必死にやっていきたいと思います。
200万円で設定した目標金額は募集期間を1ヶ月残した12月18日に達成いたしました。
ネクストゴールとして250万円を設定し、
募集期間最終日の1月18日にこちらも達成いたしました。
クラフトバター作りのための「バターチャーン」という機械の購入費用として募集をいたしましたが、早速機械を購入し先日設置されました。
こちらが「バターチャーン」です。
ん?見えないですね。
降りてきました!!
大掛かり!
大変でした。。
じゃーん!
かっこいい。
スイスのEGRI社というところののバターチャーンで約800万円いたしました。
今回はその購入費用の一部にいただいたご支援を当てさせていただきます。
バターの製造工程を簡単に説明いたします。
①生乳を生クリームとスキムミルクに分離
②生クリームをチャーニング
③バターミルクとバターに分離しバターミルクを排出
④加塩しバターをワーキング
この④の工程はバターの中に残っている水分を抜き、塩を均一にし、滑らかさを出すために大切な工程です。
これまでの機械だとこの工程は木製の板の上で3kgくらいずつ手作業で行っていましたが、以下のような課題がありました。
・全て外で作業をするので雑菌が入るリスク
・木の板、木の棒でやるので木屑の混入リスク
・とにかく大変な作業でちょっと作るのにも時間と体力が必要
今回導入したバターチャーンは「ニーディングローラー」という、この作業を機械の中で行うためのローラーが付いています。
チャーニングしたバターです。
ボロボロっとした粒状です。
これをローラーでまとめていくと、、
このようになります。
早速試作を行なっており、大成功!
、、、、、、、、、と言いたいところですが。
これまでのバターチャーンとバターを作り方法が異なっているので苦戦をしています。
・生クリームの温度
10−12℃でバターになるよう調整しています。
低すぎるとホイップしてしまいバターにならず、高すぎると水分が抜けず、室温も機械の温度も微妙な温度管理が必要です。
・熟成のさせ方
発酵バターの試作を行なっているのですが発酵温度や時間の調整をしています。
・ワーキングの時間
やらなすぎもやりすぎも禁物。
これまでのバターチャーンに比べて繊細で、その繊細さが高品質のバターにもつながるので、引き続き試作を繰り返す必要があります。
クラフトバターは森林ノ牧場のバターだけではなく、他の生産者のバターも作ります。
飼育環境、飼料、牛の種類、季節など、いろんな要素で乳脂肪の組成が変わるために、その都度生乳の状態をみて温度や熟成の方法などを変えていきます。
難しい取り組みですが、バターの研究者の気持ちになって良いバターを追求したいと思います。
<リターンの発送について>
上記のように、まだまだバターは試作中です。
完成するのは4月以降を見越しており、そこに向けてパッケージも考えております。
(ネクストゴールの金額はこちらに当てさせていただきます)
キスミル・バターのいとこの方、キッチンワイプ・サンクスレターの方の発送は2月〜3月を予定しております。
バターが含まれる方への発送はパッケージも完成した5月頃になる予定です。
また、バター作りイベントの開催は6月頃を予定しております。
リターンについては改めて発送の目処がつきましたらご報告申し上げます。
クラフトバター作ることが目標ではなく、
クラフトバターを作ることで生産者と消費者が繋がり、
豊かな食を通した暮らしを作るということが我々が目指すところです。
引き続き森林ノ牧場とクラフトバターの取り組みをよろしくお願いいたします!