行き場のない高齢犬が「生まれてきてよかった!」と思える施設に!
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支援総額

7,752,000

目標金額 5,000,000円

支援者
376人
募集終了日
2021年12月25日

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2025年09月22日 17:32

【応援メッセージ】高齢で疾患のある「選ばれない犬」を迎えると幸せになるのか?(相葉君トリミング犬)

※現在、クラウドファンディング実施中のため、活動報告を転載いたします。

 

保護後に相葉くんにトリミングされ、里親さんの元に行ったマルチーズの高齢犬ソルテ。

➡詳しいエピソード

 

もともとは高齢の飼い主と暮らしていたものの、飼い主が入院し、犬が好きではない親族が、もう一頭のトイプードル幸(こう)とともに、サークルの中に閉じ込めたまま生活させられた子です。

 

幸(こう)とソルテ
幸(こう)とソルテ

 

残念ながら、もう一頭の幸は保護後すぐ虹の橋を渡りました……。

 

それだけ、過酷な環境に置かれていたのです。

 

image.png

 

犬の幸せは犬にしかわからない
だからこそ僕たちは考える

もともとソルテは高齢で、過酷な環境にいて、いつ何があってもおかしくないため、施設で最期まで面倒見るつもりでした。

 

そこに、「愛犬を亡くして落ち込んでいる一人暮らしのお母さんのために、シニアドッグ・サポーター制度について聞きたい」とみえた娘さんと色々なお話をしました。

 

とても愛情深く、ちゃんとワンコの幸せを考えてくださる方だと感じました。なので普段は里親へ行くことが難しい子には会ってもらうことはしていませんが、この方の愛情深さからソルテを抱っこしていただきました。

 

 

よく「子犬の保護犬はいますか?」「保護犬は選べますか?」という問い合わせが来ますが、DOG DUCAではそういう方はすべてお断りしています

 

ここに来る子は、人間の都合で不幸になった子ばかりです。

 

人間の都合で選んでほしくない

 

僕たちは、「この子たちをどうやったら幸せにしてあげられるか?」と常に考えています。

 

言葉の通じない彼らのお手伝いをするべく、彼らと接してきて「こういう方なら…」と思っていた方が来た時にはじめて、マッチングします。最終的に選ぶのは彼らです。

 

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3組目でようやくマッチングしたタク。安心してなでられています。
詳しいエピソードはこちら

 

いくらこちらがいいと思っても、里親希望者さんが気に入っても、彼らが拒否反応を示せば譲渡をしません

彼らにも選ぶ権利があるし、犬は自分が幸せになれる人を間違えないからです。

 

もちろん、その間ずっと、施設で暮らすわけですから時間も医療費などもかかりますが、ベターではなく、ベストな出逢いをさせてあげたい

 

それは常に考えています。

 

 

ソルテが選んだ道
里親さんの負担が目に見えていたが…

改めて後日お母さんと一緒にみえた際、娘さんから

 

ソルテを迎え入れたい。

高齢だとか病気だとか、そういったことで里親に行けないのはおかしいと。

自身もガンの闘病経験があって、だからこそなおさら、この子を幸せにしたいと思うのだと。

おっしゃっていただきました。

 

ソルテはただの高齢犬ではありません。持病があり、あとどれくらい生きられるかわからない。医療費もどれくらいかかるかわかりません。負担が多すぎて、普通は託せません。

 

ここで暮らせば、他にも保護犬がいて、愛情のあるスタッフ・ボランティアさんに抱かれて、愛情を感じながら暮らすことができる。

 

でも、新しい家族のもとへ行くことが出来るならば、もっと一身に愛情を注いでもらえる。

元の飼い主と暮らしていたときのように、人間のぬくもりを感じられる日々を送ることができる

 

……その方がソルテにとって幸せなのかもしれない。

 

そんなとき、お母さんとお姉さんがやっているPuPu cafeを手伝いに行く時にも一緒に連れて行くつもりだという話から、アロハと共に、カフェの庭で走り回るソルテのイメージが湧きました。

 

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テレビ「志村どうぶつ園」でもイメージ通りの姿が放送されました

 

気管支が悪いソルテにとっては、環境のよいところで、のびのび暮らし、里親さん家族にも、お客さんたちにも愛されながら暮らす……その方が、たとえ短い時間であったとしても、幸せなんじゃないか?

 

そしてソルテはGWに里親さんの元へ行き、後に放送されたテレビでは、幸せな姿をたくさん見せてくれました。

 

image.png

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しかし、それからほどなくして、体調が悪化。通院、入院の連続です。

 

そして、相葉さんにちなんで里親さんが決めた誕生日、12月24日の一週間後に、虹の橋を渡りました。

 

本来なら僕たちの元で終える残りの時間だったのですが、里親さんの元で精一杯生きて、目一杯愛されて幸せだったと思います。感謝しかありません。

➡詳しいエピソード

 

 

|里親さんからの応援メッセージ

 

 

「母とワンコ」の暮らしを想像して保護犬を調べている中

DOG DUCAさんのHPに出会いました。


「保護犬」は知っているけど

知っているだけで知識もなければ理解もしていない、
そんな私の話を代表の高橋さんは時間をかけてまっすぐに聞いて下さいました。

 

ひとしきり話を聞いてもらうと高橋さんが席を離れ、マルチーズの男の子を抱っこして戻ってきました。

 

とても大人しく
ぬいぐるみのような子だと思いました。


膝の上に乗せて抱っこさせてもらうととても小さく弱々しく、けれど私の足にその子の体温と心音が伝わってきて「命」を感じました。


それがソルテに出会った最初の思い出です。

 

ソルテは10歳をこえる高齢犬で疾患も抱えており、保護された経緯とともに、この子は里親は難しく考えてはいない子なのだと高橋さんは話していました。

 

次回は母を連れて伺うことを約束してその日は帰りました。


ソルテに会ったことをみんなに話すと「高齢犬で病気持ちなんて」「なにもそんな子じゃなくても」と、ただソルテに会っただけなのに周りからは当たり前のように大反対されました。


この時は自分が里親になることは微塵も考えていなかったので
みんなの言葉を俯瞰して聞いていましたが、

そのうちフツフツと自分の中に湧き上がる感情を感じました。

 

私たちは人を見た目や条件で判断したり選んだりすることは良くないことだと教わってきたし

そうされたらとても傷付くのに犬には平気でそんなこと言えちゃうんだ


歳を重ねることも、病気になることも当たり前のことで私たちだって同じなのに。


それが「選ばれない」理由になるなんて
自分も同じ生き物としてとても悲しく思ったのです。

 

だってこの子(ソルテ)は今、生きているんだよ。

 

それなら、
高齢犬だって疾患があったって幸せになれるってことをソルテに知ってもらいたい!!と思い、私はソルテの里親になりました。


ソルテとの日々はとても愛しく、相葉くんにトリミングしてもらった縁もあり番組で取り上げてもらい、
私だけではなく
母のカフェや周りの人にもたくさんの笑顔とギフトを与えてくれました。

 

世の中がコロナ禍に入り仕事もお休みしていたので

毎日毎日ソルテと過ごすことができました。


「選ばれない」であろう「高齢」犬で「疾患」のあるソルテを幸せにするつもりが

すっかり大きな愛に包まれていたのは私の方でした

 

 

春にうちに来て夏は元気に過ごしてくれて、秋に体調を崩し、冬に虹の橋を渡ったソルテ。

 

秋になる頃、体調が思わしくなく入院することになりました。
病院では「早ければ2〜3日。長くても半月…」と診断されました

 

ソルテの誕生日がわからず相葉くんから誕生日をもらい12月24日をソルテの誕生日にして

その日を迎えることを楽しみにしていた私。


その願いを叶えてくれるように
そこからソルテは2ヶ月以上頑張ってくれ、12月30日に息を引き取りました。

 

 

とても濃く、深い8ヶ月。

 

その間に私は何度

高橋さんに助けてもらっただろう。

 

私にはソルテしかいないけど
高橋さんのところには何十匹と保護犬がいて
さらに新たな保護依頼が舞い込む。

 

その中にはソルテのように高齢で疾患のある子も多くいます。

 

そんな中でも高橋さんはたくさんの命の中の一つではなくて
私にとってのソルテという目線でソルテを見守ってくださいました。

 

だからね 言うのだと思います。

 

私がソルテを病院に連れて行くと「病院に連れて行ってくれてありがとう」と。


よくそう言ってもらったのを覚えています。

 


里親に行ったらよその子、ではなく

高橋さんたちにはいつまでも保護した子たちに愛情があるのだなと感じる瞬間でした。

 

 

ソルテには
全ての生き物は「今」しか生きられないんだという

当たり前すぎて気付けないとても大切なことを思い出させてもらいました。

 

ありがとう。

 

ソルテ&里親 - コピー.JPG

 

 

 

みんなが幸せになる
シニアドッグ・サポーター制度

里親さんはその後、ソルテと同じく10歳の高齢犬、シェリの里親さんになっていただきました。

 

IMG_7167 - コピー.JPG

 

この子も持病があり、病院通いが必要ですが、ソルテのために何度も病院に行かれていた里親さんなのでその点は心配いりません。

 

さすがに、続けて医療費がかかる子をお願いするのは忍びないので、「サポーター」さんとして、医療費などをDOG DUCAが負担する形で日々の面倒を見ていただいております。

 

image.png

いろんな選択肢を用意することで、その子その子に合った支援、その子その子に合った幸せの形を見つけてあげるのです。

 

「高齢犬でも幸せになれる」「幸せにしてあげる」それこそが動物福祉だと思います。

 

僕たちはそこに躊躇しません。

 

 

この活動は支援があって
成り立っています

それを支えているのは、僕たちの活動を支援してくださっている皆様です。

 

「少なくてごめんなさい」とおっしゃる方がよくいらっしゃいますが、とんでもない!!

 

たくさんの皆様からのご支援があって、こういった子たちが、幸せに暮らせているのです。

 

そもそも、

皆様の支援がいなかったら、この活動を続けて行くことはできません。

 

もちろん、シニアドッグ・サポーター制度という、普通の保護活動よりもお金がかかるやり方を続けて行くのなんて、不可能に近い

 

僕たちがこうしてシニアドッグ・サポーター制度を5年も活動を続けていられるのは、支援してくださる方がいたからこそです。

 

誰にも支持されないものであれば、続けられません。

 

だから僕たちは、皆様の支援があって成り立つ、このシニアドッグ・サポーター制度をもっともっと「当たり前」のものにしていきたいのです。

 

それこそが真の動物愛護だと信じています。

 

こういったことが、日本の当たり前になっていってほしいと思います。

 

 

※本記事は転載です。
現在、2025/9/26までREADYFORにてクラウドファンディングを実施中です。
目標達成に向け、ご支援よろしくお願いいたします。

リターン

3,000


お気持ちで応援|3千円

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一人でも多くの方に、この現状を知ってもらい、こういった活動を応援していただきたい!
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・お礼メールを送らせていただきます

※手数料を除いた分が全額支援となります

申込数
134
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年1月

10,000


みんなの応援|1万円

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どの子も選べない!という方向け。1~30口まで選べます。
DOG DUCAの保護犬たちは、一人にした方がいい状態の子をのぞき、基本フリーで一緒に過ごしています。

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制限なし
発送完了予定月
2022年1月
1 ~ 1/ 15

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