支援総額
目標金額 5,000,000円
- 支援者
- 376人
- 募集終了日
- 2021年12月25日
高齢の保護犬を救う!シニアドッグ・サポーター制度を応援してください
#動物
- 総計
- 9人
大規模譲渡会を開催し、高齢猫や人馴れしない猫たちにも温かいご縁を!
#環境保護
- 現在
- 2,700,000円
- 寄付者
- 294人
- 残り
- 9日
能登半島の被災猫を保護し、医療にかけ、譲渡につなぐ。
#動物
- 現在
- 10,557,210円
- 支援者
- 669人
- 残り
- 14日
動物たちが安全に暮らせるように。沖縄の保護牧場「ちゅらん」再建へ!
#子ども・教育
- 現在
- 6,856,000円
- 支援者
- 100人
- 残り
- 23日
【次世代に引き継がれる本拠地】保護動物に安心安全な棲家を購入したい
#子ども・教育
- 現在
- 17,011,000円
- 支援者
- 1,052人
- 残り
- 30日
【能登豪雨】地震の被災地が浸水 緊急支援を開始!
#災害
- 現在
- 16,289,000円
- 寄付者
- 1,698人
- 残り
- 15日
撤退の危機を超えて | 命を救う保護猫カフェプロジェクト始動
#動物
- 現在
- 1,700,000円
- 支援者
- 98人
- 残り
- 30日
プロジェクト本文
終了報告を読む
※ネットが詳しくないための方に「代理支援」を用意しました(詳しくは⇒こちらから!)
お礼とネクストゴールについて
「高齢の保護犬たちが暮らす施設の拡充をしたい!」
ということで始めたクラウドファンディングですが、目標金額500万円を達成することが出来ました!!
ひとえに皆様のあたたかいご支援・ご声援のおかげです。
スタッフ一同の代表ならびに、保護犬にかわりまして厚くお礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!!
今回のプロジェクトの成功で、保護施設の拡充工事ができ、人間に見捨てられた行き場のない保護犬たちが幸せに暮らせる場所が作ることができますが、
クラウドファンディング実施期間は、12月25日までまだあるため「ネクストゴール」を設定させていただきます。
「シニアドッグ・サポーター基金」
を作りたい!
当初、500万円を達成した場合は、すでに日本政策金融公庫から融資を受け、工事をしていた「屋根・外壁工事」「エアコン設置」「エレベーター撤去」の費用の返済に充てることも考えていました。
しかし、借金とは言え、返済額は現在の施設の購入費用などと合わせた形のローンにしてもらうことで、返済期間が延びただけで、支払う金額は今までと変わらないようにしてもらうことができたため、当座、ローンの支払いで困ることはありません。
では、何が一番困っているかというと、保護犬の医療費や、フード代(特に療養食)です。
詳しくは下に述べていますが、ドッグデュッカが保護する子たちは、他のところで断られたり、放置されていた子が多く、高齢犬であったり、健康状態がすこぶる悪い子ばかり。
動物病院でも割引してもらっても、医療費は毎年200万円をゆうに超え、施設拡充に伴いさらに医療費が増えることが予想されますが、今後それを払っていけるかが不安です。
もちろん、我々は「できる医療をしない」なんて選択は絶対ありません。
ですから、もしお金が足りなかったら借金でもなんでもして、なんとかはするつもりですが、「基金」のようなものがあると、医療の必要な保護犬たちに、家庭犬と同じ水準の医療を安定的に受けさせることが出来ます。
また、ドッグデュッカは「シニアドッグ・サポーター」という、保護の枠組みから外れていた高齢犬を、こちらも保護の枠組みから除外されてきた高齢者も含む、みんなで支え、万が一の時は施設に戻ってくるプログラムを実施していますが(後述)、
譲渡先や預かり先での医療費や療養食の支援も行っており、「基金」があればその原資にすることができ、より多くの高齢犬が、いっぱいの愛情を受けられる家庭に行って、医療の心配なく、幸せに暮らすことができるようになります。
だから、それを実現するための、「シニアドッグ・サポーター基金」を作りたいのです!
今回のクラウドファンディングで、第1ゴール500万円を超える金額は、手数料を除き基金への寄付となり、それを原資として、
- ドッグデュッカのシェルター施設に暮らし、治療などでまだ人と一緒に暮らすことが出来ない子、なかなか人と暮らすことが難しく施設で終生飼養となった子の医療費や食費
- シニアドッグサポーターで里親さんの元に行った子の高額な手術代
- 共同親権でお世話をお願いしているサポーターさんの元に行った子の医療費や食費
になります。
動物たちに罪はありません
だからこそ、高齢であるとか、医療が必要であるとか、そういうことは関係なく、犬がどこで暮らしても、幸せに暮らすことが出来る環境を用意するのが、われわれ人間の責任だと思います。
そのための基金を作ることを、12/25までの「ネクストゴール」とさせていただきます。
目的はもちろん、保護犬たちのための「シニアドッグ・サポーター基金」を作ることですが、こういった取り組みを、世話が出来なくなる限界まで高齢犬と暮らす飼い主さんや、日々高齢者・高齢犬と接する福祉関係者に知ってもらうことで、より救われる、より幸せになる高齢犬を増やしていきたい、日本中の愛護団体でこの取り組みが広がってほしいという想いもあります。
ネクストゴール目標額は1200万円。
工事拡充費用で集まった500万円との差額700万円から、手数料をのぞいた分を「基金」とし、その目標額は600万円です!
シニアドッグ・サポーターを続けるために、医療の必要な高齢犬たちを救うための基金です。
〔基金の寄贈対象について〕
- 対象:シニアドッグサポーターで保護犬の面倒を自宅で見る方で、DOG DUCA指定動物病院(名古屋市守山区)で医療を受けることが出来る方
- 対象数:上限は設けず
- 決定方法:保護犬の医療が必要な状態とサポーターの経済状況をヒアリングした上で決定
- 適切に寄贈先を決定出来る理由:指定動物病院での治療費および療養食購入費をDOG DUCA請求にする
期間は12月25日クリスマスの23時まで。
保護犬たちへのクリスマスプレゼントとして、「シニアドッグ・サポーター基金」にできるだけ多くの支援をいただけたら幸いです!!
よろしくお願いします!!!
(↓はネクストゴール設定前の目標)
はじめに~プロジェクトについて~
ご覧いただきありがとうございます。
名古屋で犬の保護活動をしている、NPO法人 DOG DUCA(ドッグデュッカ) 代表でドッグトレーナーの髙橋 忍と申します。
飲食店経営に失敗し、孤独だった僕を救ってくれたダックスの愛犬デュッカと、「ずっと一緒にいたい!」と一念発起してドッグトレーナーになり、2001年から保護活動を続けて今年でちょうど20年。
プロドッグトレーナーということもあり、特に、他の愛護団体さんでは保護できない、「咬みつく」などが理由で飼育拒否された犬を中心に、これまで千頭以上を殺処分から救ってきました。
「咬みつきドーベルマン」として殺処分寸前だったヒカルと
しかし近年、保護の現場は大きく変わって来ました。
ここ名古屋市では、2016年に犬の殺処分ゼロを達成し、2019年には殺処分機も撤去できましたが、近年は全国的に「殺処分ゼロ」の意識が浸透してきたこと、また人間の高齢化・高齢者の単身世帯が増えることで、行き場のなくなった高齢犬の保護が増えているのです。
かといって、保護した高齢犬すべてが譲渡できるとは限らず、高齢犬や持病がある保護犬は、保護施設で最後まで暮らす(終生飼養)ことも少なくありません。
それでも彼らが幸せになるならと、活動しているのですが、ただそうなるとスペースが足らなくなり、今度は新しく保護したくても出来ない・・・そういった葛藤が生まれてきています。
そこでDOG DUCAでは、2019年に高齢犬を高齢者とマッチングして、幸せにするプログラム「シニアドッグ・サポーター制度」を始めました。
くわしくは下の方で解説していますが、これにより、施設で終生飼養しか選択肢がなかった高齢犬も、里親さんのもとで幸せに暮らせるようにしたのです。
しかしそれでもやはり、譲渡できない高齢犬もおり、保護施設のスペースが埋まることも少なくありません。
拡充しようにも、施設にはスペースはあれどエアコンがない、施設も老朽化しているため至る所で雨漏りするなど、保護施設拡充のためには、大幅な改修の必要に迫られました。
そこで、これまで以上に多くの生命(いのち)を救うため、施設の収容力アップを目的としたプロジェクトを立ち上げさせていただきました。
どうか、保護犬たち、特に高齢の保護犬たちの幸せな未来のために、ご支援いただけたら幸いです。
穏やかな子は基本的にフリーで生活させています(いずれも高齢犬)
高齢の保護犬が置かれている現状
今、「孤独死」などが問題になっているように、単身で暮らす高齢者が増えています。さらにこのコロナ禍で、孤独死の数は増加傾向にあるそうです。
単身の高齢者と長年暮らしてきた犬は、その多くが高齢犬です。
僕たちは、病院やケアマネージャーの連絡で面倒を見きれなくなった飼い主から彼らを保護していますが、遺族が直接飼育放棄してくることもあります。
飼い主の施設入所で保護したトイプードル。
世話をできずトリミングも散歩もされず、
エサが食べ放題なので13kg(!)もありました
そもそも、高齢犬や持病のある犬は、医療費もケアの手間もかかる反面、寿命も短いため、里親希望者が少ないという大前提があります。
それはつまり、譲渡の可能性が低い保護犬ということです。
そのため、「譲渡」をすることを活動の中心にしている愛護団体さんは、保護したくてもできないし、なかには高齢犬も保護している団体もありますが、譲渡せずに施設で終生飼養になることも多いのが現実です。
また、里親希望者も、高齢犬ではなく、「出来るだけ若い子を」となります。
だから、高齢犬を救えば救うほど保護施設が一杯になり、保護したくても保護できない子が出てくる、という悪循環になります。
そこでDOG DUCAでは2019年から、本来、動物愛護の保護・譲渡の枠組みから外れていた、より多くの高齢犬を救い、幸せにする「シニアドッグ・サポーター」制度を始めました。
これまでも個別ではやってきたのですが、制度として、高齢犬を、飼育経験が豊富で愛情深い元気な高齢者にも譲渡する事にしたのです。
ワンちゃんの寿命が延びていることもあって、「高齢犬」と言っても、持病はあれど中にはまだまだ元気で「看取り」というのにはふさわしくない子も少なくありません。
かといって、子犬のように元気一杯というわけではなく、人間の子どもと遊ぶというのはできない子も多いです。
高齢者と暮らしてきた子の場合は特にそうで、今までの環境と同じようにゆったりとした所で、常にそばにいてくれる人と、濃密な時間を共に暮らす方が幸せなのです。
この取り組みにより、これまで施設で終生飼養という選択肢のみだった高齢犬たちが、幸せな家族の元で「生きててよかった!」と感じながら暮らせるようになり、2年間で40頭近くがこの制度でシェルターを卒業していきました。
この取り組みを続け、より多くの高齢犬が救われ、そして幸せになれるように、保護施設の収容能力をもっと上げる必要があるのです。
動物愛護の枠組みから外れていた高齢犬
高齢犬は、かねてより「動物愛護の枠組み」から外れた存在でした。
そもそも、多くの動物愛護センターで真っ先に処分されるのが高齢犬です。医療費がかかる上、寿命が短く、里親になってくれる方が限りなく少ないからです(子犬の場合はセンターでも譲渡)。
実際、僕が愛護センターから「いつ死ぬかわからないから」と(非公式で)初めて引き出させてもらったマルチーズの保護犬「ユキ」も、全身ガンだらけの高齢犬でした。
すぐに病院で手術を受けさせ、それから5年も家族と一緒に過ごせました
今、人間だけでなく、犬や猫の高齢化も進んでいます。
医療やフードの進歩、室内飼いなどによってワンちゃんの寿命は長くなる一方で、これまでだったら「犬は12~3歳くらい」というところが、20年以上生きる子も。
長く生きればそれだけ病気になることも増えます。
しかし、犬や猫は、人間以上に治療費がかかります。
特に高齢の保護犬は、たいがい持病持ちでペット保険にも入れないので、高額の医療費がすべて実費になります。
高齢犬はどんなに健康でも大概「歯」の治療が必要(3~5万円)
そのため、ボランティアで活動しているため医療費が払えず高齢犬を保護できない団体さんも少なくありません。
高齢犬を譲渡会に出しても残ってしまうため、そもそも高齢犬を保護しないとしている所もあります。
高齢犬を保護するけど、高齢の場合はあえて高額な引き取り料を取っている団体さんもあります。
ただそれでも、充分な医療を受けられるとは限りません。頭数が増えれば増えるほど、活動を続けるための費用が必要になるからです。
特に、飼育放棄された高齢犬は、健康診断どころかワクチンの接種もなく、かなり病状が進んでしまっていることも多いため、結果として医療費も高額になる悪循環が起きているのです。
DOG DUCAの保護スタンス
そういった現実がある中、DOG DUCAでは、保護した子に最大限の医療を受けさせると決めています。
保護してすぐ診察を受けさせるのはもちろん、毎年のワクチンはもちろん、手術が必要ならすぐ手術。継続した治療が必要でも、ワンちゃんに生きる意志があれば、治療をやめることはありません。
それは僕たちが、彼らをすべて「家族」として迎え入れているからです。
ですから、愛犬家の方が「家族」にするように、最大限の医療を受けさせるのが当然だと思っています。
同じ大切な「生命(いのち)」だからです。
トライアル中や譲渡後すぐに病気があった場合でも、治療費を出しています
しかし出費は大きなものがあり、手術代が100万円を超えることすらあります。
提携する「動物医療センターもりやま犬と猫の病院」さんに割引してもらったり、DOG DUCAは「わんわん保育園」「しつけ教室」「トリミング」の収益を保護活動に回すのと、活動を支えてくださる皆さまからのご支援があって、ギリギリで回しています。
しかし必ずしも、この考え方が一般的とは言えません。
残念ながら、「高齢犬だから」と大事にされるどころか、敬遠されてしまうこともあることが多いのが、今の「保護ブーム」の裏側で起きていることなのです。
さらに高齢犬が幸せになれない現実
それに輪をかけて、高齢犬の保護犬を増やしている理由の一つが、「殺処分ゼロ」を目標に掲げた愛護センターの「引き取り拒否」です。引き取りを拒否すれば殺処分はされないからです。
昔から、医療費の負担や介護を嫌がり、高齢になった飼い犬を保健所や愛護センターに連れて行く飼い主はいましたが、動物愛護法の改正でセンターが引き取りを拒否できるようになり、捨てることができなくなった人たちが、今度は保護団体を頼ることになるのです。
しかし、そんな身勝手な理由の保護を断る所が多いのでしょう、当然です。
その結果、最終的にDOG DUCAを頼ってくる人が全国からやってきます。
「飼育放棄」は、本来なら許されないことです。
ですが僕たちは、ワンちゃんの幸せを考え、保護をします。
愛情のない人と一緒にいてもワンちゃんが幸せになれないからです。
「終生飼養の義務がある」といえば聞こえは良いですが、ワンちゃんの気持ちを無視したら、「絵に描いた餅」でしかありません。
人間の子どもですら虐待死することがあるのに、法律上は「モノ」であるワンちゃんの生命(いのち)が、大切にされる保証はあるのでしょうか?
高齢の親が亡くなり、息子夫婦がしばらく面倒みていたものの、
目が失明していることに気づきかれもしなかった高齢犬
実際、高齢の親が亡くなり、親が飼っていた犬のことを愛護センターに相談したら、「まずは自分たちでなんとかして」「センターに連れて来ると殺処分もある」と言われても、高齢犬を引き取ってくれる人を探すのはかなり難しいのが現実。
仕方なく面倒を見ることになった犬好きでもない遺族が、ここに連れて来るだけならまだましで、長年ケージに入れっぱなしにして飼うことも少なくありません。
そういうワンちゃんたちは、劣悪な環境でフードを食べるだけの毎日です。
病気になってることにすら気づきませんし、なんとなくおかしいと感じていてもしらんぷり。当然、汚れてニオイもひどい状態だったりするのです。
「愛護センターに行かなければいい」のか?
何人もの人が「殺処分はかわいそう」と言いながら、ワンちゃんをここに連れてきます。
正直連れてこられるなら、ましです。僕たちの手で、幸せにできるわけですから。
中には、高齢者が病気で倒れ、入院し、そのまま死亡してしまい、病院関係者や大家さんなど、第三者から連絡が入り、「取り残された」子を保護することも多くあります。
生活保護を受けていた高齢者と暮らしていたが、
退院ができそうになく置き去りに。体中ノミだらけだった
何週間も放置されていることが多く、状態ももちろん悪いです。
ひどい場合は亡くなってしまっていることもあります。
遺族から連絡があることもあります。
高齢者が、病気で入院、そのまま死亡。
親戚が残された犬の状態を見に行ったところ、狭いサークルの中に二頭がいたが、その人は犬が嫌いで触ることもできない。フードだけは置いてきたが、保護してほしいということもありました。
しかし、かなり長いこと放置されていたからでしょう。
毛がひどくからまってしまい口の中まで入っていて、一頭は肺機能が弱くなっていて、残念ながらすぐに亡くなるということもありました。そしてもう一頭も、譲渡して幸せな生活を送っていましたが、1年で亡くなりました。
長いこと放置されなければ、今も幸せに暮らせていたかもしれません
もっと早く連絡があったら。もっと早く来ていたら・・・もっと早く適切な医療を受けることができ、もっと長く、幸せな時間を過ごすことも出来たはずです。
しかし、今の「殺処分ゼロ」だけを見ている動物愛護の流れでは、「殺処分」になる前に命の危機に瀕している犬たちを、救う仕組みがないのです。
高齢者が飼っていた高齢犬の行き場がない
しかしこういったことは、増えることはあっても減ることはないでしょう。
昔と違って単身で暮らす高齢者が増え、さみしさのあまり犬や猫などと暮らすことを望む人が多いのですが、ほとんどの愛護センターや愛護団体が「高齢者には譲渡しない」としているため、やむなくペットショップで子犬や子猫を買う高齢者もいます。
結果、高齢者より長生きしてしまう動物が生まれます。
そして、蓄えもなく、身寄りもなく、生活保護で暮らす人もいて、有料の老犬ホームに預けるどころか、病院に連れて行くことすらままならないまま、亡くなったり、施設に入ることになって、愛犬の面倒を見られなくなることも少なくありません。
高齢者が実際に住んでいた住居(加工してあります)。
身の回りのことすら出来ていなかったことがよくわかります
飼い主を責めるのは簡単です。
しかし、大事なのはそこではなく、行き場をなくしたワンちゃん、特に高齢犬が増え続ける現実がある、という事実です。
高齢者が単身で暮らしていた場合、高齢者が入院したり施設に入ったり、亡くなったりしたことで、放置されてしまい、最悪の場合、残されたワンちゃんが亡くなっていることすらあります。
これも、愛護センターに連れて行かれて「殺処分」になる前になくなる生命です。
特に今は「殺処分ゼロ」のため、愛護センターは「なんとか身内で」と対応しています。
多くの愛護団体でも、「センターからしか引き取りはしません」と言います。
しかし単身で暮らして、健康状態がすぐれない高齢者が、引取先を探すのはほぼ不可能です。むしろ、車もない、お金もないで、病院すら連れて行かれない高齢犬が多いのです。
下の写真のパピヨンの子は、高齢の飼い主が倒れて病院に搬送され、意識を取り戻してから病院から保護の依頼がありました。
2週間ほど飲まず食わずでいたからでしょう、自分の左足を噛み続け、骨がむき出しになった上、割れており、その先はミイラ化していたので、結果、足を切断することになりました。
ひたむきに生きのびたので、リヴ(live)と名づけました
リヴは保護当時、全身ボロボロで、幸い、三本足で歩けるくらいまでにはなりましたが、元々高齢犬だったのと、ムリな生活で体が弱くなっており、保護して一年ほどで旅立ってしまいました。
それでもDOG DUCAと出会えたことで、最期の時を、ここの保護犬たちと過ごすことが出来たから。
あのまま取り残されたままでいるよりずっと、幸せになれたのではないかと思っています。
地域や家族との結びつきが弱くなっている今、一緒に暮らすワンちゃんが取り残されても、誰も気づかないことだってあるのです。
親が長年大切に飼っていたワンちゃんでも、たった数年の余生を、愛情をかけることもせず、見殺し状態にされることもあるのです。
だから、「殺処分ゼロ」の裏で、数字には表れていない彼らの死は無数にあるでしょう。
悲しいですが、これが保護の現場の現実です。
いくら「殺処分ゼロ」になったとしても、それを追うだけでは、本当の意味で「動物愛護」とは言えないのではないでしょうか?
「シニアドッグ・サポーター」制度
しかし、変えられないことを嘆いてるヒマはありません。
僕たちに出来る方法で、より多くの高齢犬を救うことはできないか?
そこで始めたのが、高齢犬も高齢者も幸せになる「シニアドッグ・サポーター」です。
保護活動を始めた当初から、ドッグトレーナーとして、「なんでこの人がこの犬を飼ったの?」というようなミスマッチをたくさん見てきました。
そしてそのミスマッチが、飼育放棄に繋がります。
だからDOG DUCAでは、「二度と捨てられる事がないよう」DOG DUCAは譲渡会をせず、ドッグトレーナーが保護犬と、相性の良い里親をマッチングする、「マッチング譲渡」をしています。
ピッタリ合った相性の方が、人もワンちゃんもより幸せになれるからです。
そのため、高齢者であっても、信頼の置ける人であれば譲渡をしてきたのですが、2019年にそれを制度化し「シニアドッグ・サポーター」という、高齢者と高齢犬が支え合う仕組みを作りました。
飼い主と死別や離別した高齢犬は、持病があって治療費がかかる、老い先が短いなど、一般の里親さんへの譲渡には向きません。
だから通常は保護シェルターで終生飼養するのですが、これまで高齢者と濃密な時間を過ごしていただけあって、人と暮らすことに幸せを感じる子がほとんどです。
ですから、いくらスタッフが愛情をかけていても、何十頭も保護犬のいるシェルターではなく、人と暮らすのがベストです。
それも、元の飼い主と同様に、常に抱っこしてもらえるような人・・・生活リズムも生活スタイルもピッタリなのが、これまで犬を飼っていた高齢者。
高齢犬は、普段元気でも、突然病気になることもあります。そんな時、常にそばにいられるのは、時間にゆとりのある高齢者です。また、高齢で犬を飼いたい方はそもそも飼育経験も豊富なため、対処もわかっています。
しかし高齢者も、高齢犬と同様、動物愛護の世界から長らく外されていました。
なぜなら、ほとんどの愛護団体・愛護センターでは60歳ないし65歳以上の人には譲渡しません。
いくらこれまで何十年とワンちゃんと家族同然に暮らして、数々の看取りをしてきていようが、「里親になれない」とシビアに切られるのです。万が一の時があったときに、戻ってくるようなことがあっては施設として「困る」からです。
ですが、「家族」としてワンちゃんと暮らしてきた人が、愛情深くないわけがない。
むしろ、こういう人だからこそ、飼い主との今生の別れをした、淋しい気持ちをもったワンちゃんを幸せに出来るハズ!
それに、高齢者も、ワンちゃんと生活することで、散歩したり遊んであげることで自身も健康になり、人とコミュニケーションを取ったりして、社会との接点を持てるようになります。「家族」と暮らせるので、高齢犬と一緒に暮らすことで、お互いのさみしい気持ちもやわらぎます。
DOG DUCAでは、老人ホームでの「アニマルセラピー」をやったり、専門学校で講義してきたこともあって、高齢者と犬が接することで、プラスになることの方が多いことを実感してきたというのもあります。
そこで、
高齢者と別れた高齢の保護犬と、
里親になりたくてもなれなくてもなれなかった里親さんを
お互い支え合えるよう、次々とマッチングすることにしたのです。
行き場のない高齢者が助かるだけでなく、再び幸せになるような仕組み
シニアドッグサポーターの成果
それからちょうど2年が経ちました。
すでに40頭近くの保護犬が、シニアドッグサポーターで里親の元に行きました。
(高齢者と同居している家族も含みます)
これは、人と一緒に暮らすことが出来なかった保護犬たち、最悪の場合、助からなかった保護犬たちが、人と幸せに暮らせるようになったことを意味します。
高齢者が亡くなり、親族が引き取ったが放置。
その間に右目が病気で潰れてしまい、
保護してから手術したが眼球摘出となった。保護時10歳。
これまでは譲渡できない子でしたが、
「それでもいい」という方が現れ、幸せな家族の元に。
トリミングに来たときの様子。
もちろん僕たちにも生命(いのち)に対しての責任があるため、健康面で優れない人には譲渡しませんし、「譲渡して終わり」ではなく、里親さんに万が一があった時は、DOG DUCAに戻れるようにしています(そのため、譲渡は名古屋市近郊のみとさせていただいています)。
また、救急隊員や病院から連絡がすぐ来るように、緊急連絡先カードと一体化した会員証(下写真)を常に持ち歩いてもらい、何かあってもすぐ迎えに行けるようにしています。
ですが、残念ながら病気ですでに亡くなってしまった保護犬もいますが、未だに「一緒に暮らせなくなった」と戻ってきた高齢犬はいません。
むしろ、ワンちゃんたちのために、高齢の里親さんが元気に、毎日、生活にハリを持っていらっしゃって、ときおり、ワンちゃんの様子をLINEしてきてくれたりします。
こちらとしても、病気など、何かあった場合は相談に乗ったり、治療費やフードの支援などもしても、「この人と暮らせばまちがいなく幸せ」という愛情深い方を厳選して譲渡しています。
ただ、一緒に暮らすだけならいいですが、ここに仲間たちと残るよりも、幸せになれる場所があるなら送り出す。このスタンスは、高齢犬のみならず、DOG DUCAの譲渡スタンスです。
また、2年の中で進化させるべき所は進化させました。
何でもかんでも高齢犬だから高齢者に、ということでもなく、高齢犬だけど元気一杯過ぎる子は一般の里親さんに譲渡したり、医療費がかかりすぎる子の場合はこちらが負担するような形にしたり、とにかく、高齢犬も里親さんも幸せになるようなマッチングを行ってきました。
そうでなければ、まったく意味のないことですから。
そして、今後もこの取り組みを続けていくことが、今、現場で救いを待っている高齢犬たちのためになるのです。
プロジェクト第1目標について
(達成しました!)
このように、高齢者と暮らしていて、放置されてきたワンちゃんを救う仕組みはできました。
しかし、「受け皿」が十分ではありません。
DOG DUCAの保護シェルターは、築40年の倉庫を改装した物件ですが、2年前も屋根の一部がはがれ、readyforにて皆さまから修理のご支援をいただいたように、台風が来るたび屋根や外壁が壊れています。
最近は特に老朽化が激しく、いろんなところから雨漏りして、漏電の心配がついて回ります。夏の名古屋は40度になりますが、エアコンが切れたら保護犬たちの生命の危険もあります。
特に、施設の2階には、大部分が空きスペースとなっているのですが、断熱処理も出来ておらず、エアコンも完備していないため、体力のある若い大型犬しか過ごすことができず、高齢犬を一日中そこに生活させる環境ではありません。
断熱材がなくむき出しの箇所もあり、夏は蒸し風呂状態です
そのため、高齢犬は1階のエアコンの効いた「わんわん保育園」と共有スペースでフリーに過ごさせていますが、保育園に来る子は元気な若いワンちゃんが多く、どうしても手狭になりがちです。
そこで、劣化の激しい屋根・外壁の全面改修と、2階の全面空調完備や区画のリニューアルを含め、業者から見積もりを取りましたが、全部で1200万円の費用がかかることがわかりました。
そこでまずは、絶対的にやらないといけない
・屋根と外壁の改修:537万円
・2階エアコン設置:135万円
・面積を増やすためEV撤去:53万円
の計725万円を第一期工事として取りかかることにし、日本政策金融公庫から700万借りてなんとか工面しました。
しかし、元々物件購入時のローンも残っており、合わせて計5,000万円の借金となるため、これ以上借りることは返済のことを考えると難しい。本来なら保護犬に使いたいところですが、保育園やトリミングの施設でもあるため、仕方がありません。
でもこれでは、次の「シェルター拡充」のための工事費が出てきません。
断熱処理や防水処理、パーティション作りなど、DIYでは難しい大がかりな工事をしないと、とても高齢の保護犬を住まわせることが出来ません(さんざんDIYしてきましたが、やはり限界がありました)。
人慣れ・犬慣れしていない子は個室で慣れてもらい、そうでない子はフリーで生活します
シェルター拡充に必要な第二期工事の費用は432万円。
こちらを第二期工事として実施するのですが、ここの分の費用をまず、クラウドファンディングで皆さまにご支援いただきたいのです。
目標額は500万円。
➡達成しました!ありがとうございます!!
〔1st ゴール内訳〕
・2階全体工事(断熱処理・防水処理・パーティション):432万円
・READYFOR手数料:66万円
・リータン品の送料:2万円
(12/16追記)
1stゴールを達成したため、2ndゴールとして「ネクストゴール1200万円」を設定させていただきます!
〔2ndゴール内訳〕
・1stゴールの内訳プラス下記
・シニアドッグサポーター基金:+635万円
・READYFOR手数料:+160万円
・リターン品の送料:+5万円
1stゴール➡第二期工事分+手数料
2ndゴール➡シニアドッグ・サポーター基金
3rdゴール➡上記の上積み
こういった施設があることを多くの方に知っていただき、人間の都合で不幸になった彼らに、「殺処分ゼロ」の影で劣悪な環境に身を置いている彼らに、幸せになれるチャンスを与えるために、どうかこのプロジェクトにご支援くださるようお願いいたします!!
この取り組みを多くの方に知ってほしい!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
このプロジェクトが実現すれば、施設全体の保護犬収容能力もアップし、必然的により多くの高齢犬を救うことができます。
生命(いのち)を救うのはもちろんですが、これまでのように彼らが「幸せ」を感じられる施設のまま、これまで以上の多くのワンちゃんを「幸せにしてあげたい」というのが本音です。
僕も保護活動を始めた頃から「殺処分ゼロ」を掲げ、あの頃は誰一人それを本気でとらえてはくれず、むしろ「そんなのムリ」と言われていました。
僕自身も、動物愛護センターから引き取ることを続けて、殺処分機の撤去につながったことも踏まえると、「殺処分ゼロ」を目標とすることは、間違いではありません。
あくまでも「殺処分ゼロ」は、通過地点であって最終目的ではありません。
しかし近年は皮肉なことに、「殺処分ゼロ」が浸透することで、「保護は金になる」と考えた保護ビジネスが増えて来ています。もちろん、そういうところは、動物たちは金のなる木でしかないので、劣悪な環境で生活させることが多いです。
「殺処分されないだけでもいいだろ?」
そうやって開き直る人もいますが、それは、心ある動物たちの気持ちになった言葉とは言えません。
一日中狭い場所に閉じ込められた保護犬たちの気持ちになってみたらどうでしょうか?
保護犬たちのお昼寝。一般家庭と同じようにフリーにさせています
僕たちは、「殺処分ゼロ」のために、悪徳ブリーダーやペットショップより環境が悪くなっては本末転倒だと考えています。
だから、「頭数」よりもまず、保護犬が「幸せだ!」「ここに来てよかった!」と思ってもらえるような環境作りに力を入れています。
なので僕たちはここを、「シェルター」とは言いません。
一時的な「避難場所」ではなく、あくまでもここは「家」なのです。
だから、ムリに卒業はさせません。
彼らにも「幸せ」に生きる権利はあるからです。
いやむしろ、今まで人間の都合で幸せに生きられなかった分、僕たちは彼らを幸せにする「義務」があるとすら思っています。
だから、ここにいるよりも幸せにしてくれる愛情たっぷりな里親さんと出会えたときのみ、里親さんの元で暮らしてもらうようにしています。だから、高齢者に譲渡しても、戻ってくることがないのです。
「ぼく、幸せになります!」そう言ってるように見える、
13kgあったトイプードルが里親の元へ行く時の写真
ただ、このやり方では、何百頭も保護できるわけではありません。
でも、人間のせいで、過酷な生活を送ってきた子たちですから、ここでは「生きててよかった!」と思いながら暮らしてほしいのです。
効率は悪いかもしれません。お金もかかります。
しかし、僕たちは彼らを「数字」ではなく、僕たち人間と同じ、心ある存在として見ています。
本来「動物愛護」とはこうあるべきだと思うのです。
終生飼養の子たちは「家族」。寄りそって幸せを感じながら暮らしています
ここに書かれている「動物愛護の課題」は全国で起きている、氷山のほんの一角です。
だからこそ、多くの方にこの現実を知っていただき、そして、僕たちのやっているような取り組みが日本中で広がって行くことが必要な時代になっている、ということを知ってほしい、というのが一番の願いです。
もっと早く保護できれば、もっと幸せに生きられたハズの子たちが救われるように。
そして、多くの小さな生命(いのち)が、一日でも長く、幸せを感じながら生きられるように。
こういう取り組みが続き、広まり、多くの高齢犬が幸せになれれば、「殺処分ゼロ」のその先へ、それこそ「真の動物愛護」が実現した社会になるはずです。
あたたかいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
NPO法人 DOG DUCA代表 髙橋忍
追伸:クラウドファンディングがよくわからない、という方は、「代理寄付」という方で対応させて頂きますので、遠慮なくご相談ください(詳しくは⇒こちらから!)
応援メッセージ
淺井亮太(動物医療センターもりやま犬と猫の病院 院長/獣医師)
動物病院という場所は、動物(家族)に愛情を注いでおられる多くの方にご来院いただいております。しかしながら、中には残念なことに動物病院で診療を受けることができず、病気などで命を落としてしまう動物たちもおられます。
このような動物たちを現場で救っているのが髙橋さん率いる、「DOG DUCA」です。 髙橋さんは活動当初より、保護した子はすぐに当院で受診しておりました。いつも「絶対治して、幸せにしてください!」とおっしゃられ、高橋さんの大きな動物愛を感じることが出来ました。
たとえ高額の医療費がかかる子でも、「費用は何とかします!」と目の前の小さな命のために、いつも全力で向き合ってこられました。
私も高橋さんの熱い心に感銘を受けて当然、当院としても出来る限りのサポートをして参りました。
髙橋さんの保護する動物は、すでに持病を抱えている子がほとんどで、条件を満たさずペット保険にも入れない状況の子がいます。またDOG DUCAが保護する動物たちは、長い間疾病を放っておかれた子も多く、継続的な医療も欠かせません。
いくら支援者の方の寄付はあったとしても、かなりの経済的負担です。 それでも髙橋さんは、「ワンちゃんたちが幸せになれば」と保護犬を連れて来られます。また、目の前の命にいつも全力な髙橋さんらしいなと感じたことは、さらに医療費の負担が増えるにも関わらず、「シニアドッグ・サポーター」という取り組みを始められたことです。
「シニアドッグ・サポーター」の取り組みは画期的だと思います。我々は予防医療を啓発するために、獣医師たちが集まって「Team HOPE」という取り組みを行っていますが、動物たちの健康のためには、人間と同様「予防医療」が欠かせません。
髙橋さんたちが保護する高齢犬は、すでに何年も自由に動けない飼い主の元で暮らしていたなど、普段の健康診断すら受診できていない子たちが少なくありません。この取り組みは この子たちが早く保護されたこによって、早期に健康チェックを受診ができ、適切な医療を行い、結果として「動物たちが長く健康で、幸せを感じながら家族と生きられる」取り組みです。
より多くの動物の命を救うため、このプロジェクトの実現に、ぜひ皆さんの力をお貸しください。
そして、どうかこの取り組みを多くの方に知っていただき、こういった取り組みが「動物愛護」のスタンダードになってくれることを願っています。
西平衣里(公益社団法人アニマル・ドネーション代表理事)
DOG DUCAさんは、とにかく、犬たちへの愛に溢れる活動をされています。
それはきっと、犬だとか人間だとか、そういう尺度ではなく、ひとつひとつがかけがえのない「命」として見ているからでしょう。
それもあってか、代表の髙橋さんとお話しさせていただく時は、いつも「日本の動物福祉はもっとこうならないと」という熱い想いをぶつけてきてくださります。人間と同じ存在だから、「ただ救われればいい」じゃなく、「犬も人も両方幸せにしたいんだ」と思っていらっしゃるからですね。
DOG DUCAさんは、プロの目線で問題に向き合い、そして解決策を具現化されているのは、素晴らしいと感じます。私たちアニドネのミッション『日本の動物福祉をトップレベルに』のために、ともに活動をしてくださっております。
今、日本だけでなく海外に目を向けても、高齢犬は増えています。
動物福祉の進んでいる欧米では「シニアズ・フォー・シニアズ・プログラム」という、高齢犬を高齢者に譲渡する取り組みをしている団体がいくつもありますが、残念ながら日本でこういった取り組みをしているところはまだまだ多くはありません。
しかし、髙橋さんも言っていましたが、こういった取り組みが日本中に広がれば、それこそ、多くの動物たちだけでなく、動物たちによって心の癒しを得られる人たちも救うことにつながるでしょう。そして、日本の動物福祉も、もっともっとレベルアップできるはずです。
越えるべきハードルはたくさんあると思います。
しかし、それでもこの取り組みを、多くの人に知ってもらい、支えていただける取り組みが日本全国に広まっていけば、日本の動物福祉も大きく前進するはずです。
プロジェクト成功を、心よりお祈りしています。
リターン品について
できるだけ多くのご支援を、保護犬たちの施設・医療のために使えるように、リターン品は一部の終生飼養の高齢犬たちへの「応援のお気持ち」と「書籍」のみとさせていただいております。
(わんわん保育園DUCA、トリミングサロンDUCAの利用者は別途案内あり)
本プロジェクトの趣旨にご賛同いただいた、うえだまりさんより『ぼくがうまれてきたのはね』のご支援をいただきましたので、リターン品に加えさせていただいております。ありがとうございます。
DOG DUCA代表髙橋の、「犬を救う仕事」をするようになった経緯や現場での苦労などをまとめた半自叙伝『ころんでも、まっすぐに!』もリターン品にさせていただいております。商業出版ですので、書店・ネット書店でのご購入もでき、その売上は、保護活動に使われます。
(『ころんでも、まっすぐに!』は出版社から、300冊寄付いただきました! たくさんの方に呼んでいただけたら幸いです!)
なお、リターンの口数はいずれも1〜30口まで選択できます。
- プロジェクト実行責任者:
- 髙橋忍@NPO法人DOG DUCA
- プロジェクト実施完了日:
- 2022年1月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
NPO法人DOG DUCAが、保護犬の保護施設の改修(屋根・外壁・2階改装)を年内から作業に入ります。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 必要金額と目標金額の差額の対応は、自己資金でできる限りの部分で対応します。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
元は料理人。プロ野球選手も通う人気飲食店を経営していたが、集団詐欺に遭い、すべてをなくす。 多額の借金を返す孤独な生活の中、さみしさを埋めてくれた愛犬デュッカとの出逢いから、犬の仕事の世界に入り、ドッグトレーナー・トリマーの資格をとって2001年に「DOG DUCA」をオープン。駆け出しのトレーナーの時に飼い主から「お金を払って」保護したダックスとの出逢いが保護活動の始まり。 「殺処分ゼロ」のためには、犬が社会性を身につけられる場所が必要と、2006年に「わんわん保育園DUCA」をオープン。 「人と犬のより良い共存」を掲げ、ドッグトレーニングだけでなく、「飼い主教育」にも力を注ぐ。 NPO法人 DOG DUCA代表/(株)わんわん保育園 DUCA 代表/名古屋市動物愛護推進委員/名古屋市譲渡ボランティア
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
3,000円
お気持ちで応援|3千円
一人でも多くの方に、この現状を知ってもらい、こういった活動を応援していただきたい!
SNSなどでシェアしていただけたら幸いです!
■リターン
・お礼メールを送らせていただきます
※手数料を除いた分が全額支援となります
- 申込数
- 134
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
10,000円
みんなの応援|1万円
どの子も選べない!という方向け。1~30口まで選べます。
DOG DUCAの保護犬たちは、一人にした方がいい状態の子をのぞき、基本フリーで一緒に過ごしています。
■リターン
・お礼メールを送らせていただきます
※手数料を除いた分が全額支援となります
- 申込数
- 302
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
10,000円
書籍『ころんでも、まっすぐに!』
DOG DUCA代表である髙橋の、「保護活動」の最前線で戦う挑戦の日々を、失敗や挫折も含めまっすぐ描いたノンフィクションです。
大人向け一般書ですが、小学校高学年以上の子にも、生命の大切さ、尊さを知っていただけると思います!
多くの方に保護の現場を知っていただければ!
■リターン品
・お礼メールを送らせていただきます
・『ころんでも、まっすぐに!』1冊
※手数料と送料を除いた分が全額支援となります
- 申込数
- 18
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
10,000円
書籍『ぼくがうまれてきたのはね』
アニマルコミュニケーターとして聴いてきた、ペットたちが本当に伝えたかった最後のメッセージをまとめた絵本をお送りします。
著者うえだまりさんからご支援頂きました!
12/22にうえださんの新作が出ますので、合わせてお読みいただくことをオススメします!
■リターン品
・お礼メールを送らせていただきます
・『ぼくがうまれてきたのはね』1冊
※手数料と送料を除いた分が全額支援となります
- 申込数
- 51
- 在庫数
- 48
- 発送完了予定月
- 2022年1月
30,000円
ミニョンの応援|3万円
咬むクセがあるからと、トレーニングの提案を拒否され10歳で飼育放棄されました。人の手を怖がるので体罰をしていた可能性が高いです。
1~30口まで支援できます
■リターン
・お礼メールを送らせていただきます
※手数料を除いた分が全額支援となります
- 申込数
- 9
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
30,000円
ムーの応援|3万円
高齢者が飼っていて親族が飼育拒否。14歳。最初は前脚が踏ん張れなかったが、リハビリで歩けるようになったものの、長くは散歩できません。
1~30口まで支援できます
■リターン
・お礼メールを送らせていただきます
※手数料を除いた分が全額支援となります
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
30,000円
みんなの応援|3万円
どの子も選べない!という方向け。1~30口まで選べます。
DOG DUCAの高齢の保護犬たちは、いつも寄りそって暮らしています。
彼らのためにご支援お願いします。
■リターン
・お礼メールを送らせていただきます
※手数料を除いた分が全額支援となります
- 申込数
- 11
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
50,000円
みるちぃ&かのんの応援|5万円
ブリーダーから保護したWダックス13歳と予想外の妊娠で生まれたと飼育放棄されたMダックス11歳。先輩保護犬として、新しい保護犬にルールを教えています。
1~30口まで支援できます
■リターン
・お礼メールを送らせていただきます
※手数料を除いた分が全額支援となります
- 申込数
- 3
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
50,000円
ダンクの応援|5万円
夫のDVから逃れ生活保護となり、面倒みられないと飼育放棄された13歳。飼い主のストレスのため体罰を受けていたようです。大きな脂肪腫が2つもあります。
1~30口まで支援できます
■リターン
・お礼メールを送らせていただきます
※手数料を除いた分が全額支援となります
- 申込数
- 3
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
50,000円
書籍『ころんでも、まっすぐに!』×5
DOG DUCA代表である髙橋の、「保護活動」の最前線で戦う挑戦の日々を、失敗や挫折も含めまっすぐ描いたノンフィクションです。
大人向け一般書ですが、小学校高学年以上の子にも、生命の大切さ、尊さを知っていただけると思います!
保護活動をたくさんの方に知っていただくための5冊セットです(最大30口まで)。
■リターン品
・お礼メールを送らせていただきます
・『ころんでも、まっすぐに!』5冊
※手数料と送料を除いた分が全額支援となります
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
100,000円
リリーの応援|10万円
高齢者の飼い主と暮らしていたが、施設入所などで、実質家にひとりぼっちの孤独な日々を過ごしたボーダーコリーの女の子8歳。
社会性がまったくなく、勉強の日々です。
1~30口まで支援できます
■リターン
・お礼メールを送らせていただきます
※手数料を除いた分が全額支援となります
- 申込数
- 3
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
100,000円
メイの応援|10万円
訓練士の体罰を使った訓練によって、反射的に咬みつくクセがついてしまったMシュナウザー14歳。犬には咬まないが、人の手が恐怖の対象に染みついてしまいました。
1~30口まで支援できます
■リターン
お礼メールを送らせていただきます
※手数料を除いた分が全額支援となります
- 申込数
- 4
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
300,000円
ヴィータの応援|30万円
高齢の親が亡くなり、飼育放棄されたポメプー(ポメxトイプー)。
治療もされず放置されていたので、9歳なのに腰が立たずうまく歩けず転んでしまいまうため、リハビリをしています。
■リターン
・お礼メールを送らせていただきます
※手数料を除いた分が全額支援となります
- 申込数
- 1
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
300,000円
レーベンの応援|30万円
高齢者がお金もなく病院に連れて行けないと、口元にできた大きな悪性腫瘍を放置。完治が難しく、長く生きられないため余生を楽しく過ごさせてあげたいです。12歳。
■リターン
・お礼メールを送らせていただきます
※手数料を除いた分が全額支援となります
- 申込数
- 0
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
500,000円
ヒカルの応援|50万円
高齢者に飼われていて、柵が開いた拍子に飛び出し驚いて人を咬んだドーベルマン。名古屋市の「殺処分ゼロ」の立役者ですが、もう12歳。足腰が弱くなってきました。
■リターン
・お礼メールを送らせていただきます
※手数料を除いた分が全額支援となります
- 申込数
- 3
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
プロフィール
元は料理人。プロ野球選手も通う人気飲食店を経営していたが、集団詐欺に遭い、すべてをなくす。 多額の借金を返す孤独な生活の中、さみしさを埋めてくれた愛犬デュッカとの出逢いから、犬の仕事の世界に入り、ドッグトレーナー・トリマーの資格をとって2001年に「DOG DUCA」をオープン。駆け出しのトレーナーの時に飼い主から「お金を払って」保護したダックスとの出逢いが保護活動の始まり。 「殺処分ゼロ」のためには、犬が社会性を身につけられる場所が必要と、2006年に「わんわん保育園DUCA」をオープン。 「人と犬のより良い共存」を掲げ、ドッグトレーニングだけでなく、「飼い主教育」にも力を注ぐ。 NPO法人 DOG DUCA代表/(株)わんわん保育園 DUCA 代表/名古屋市動物愛護推進委員/名古屋市譲渡ボランティア