年末年始のSOSに応えるために今年も挑戦します

 

D×P理事長の今井です。
先日より、年末年始のSOSに対応するためのクラウドファンディングをスタートしました。

 

いま、D×Pの食糧支援を希望する若者の約2人に1人が「ごはんを食べない日がある」と回答しています。さらに、「最近の物価上昇で家計が苦しくなった」という声は91％にのぼります。

 

食品や日用品、家賃など、生活の基盤を支える費用が上がり続け、親や周囲を頼れない若者ほど深刻な影響を受けています。

 

そこでD×Pは、LINE相談「ユキサキチャット」を通じて「今日、食べるものに困る」「明日の生活用品がない」など全国から寄せられる相談に対応し、食糧支援や現金給付を組み合わせて生活の安定と孤立の解消をめざしています。

 

直近の9月において単月で過去最多の支援件数となり、1万3,000食以上を届けました。

 

これまでに34万食以上の食糧支援と、1億円（2020年〜2025年）を超える現金給付を実施してきました。年末年始は相談の増加が見込まれ、継続的にSOSに応え続けるために、さらに多くの資金が必要であり、今回クラウドファンディングで資金を募っていきます。

 

年末、そして今年の5月とクラウドファンディングを実施し、合わせて51,124,000円のご寄付をいただきました。いただいたご寄付を中心に、それぞれの期間合わせて約7万食分もの食糧と、約1,410万円の現金給付を行うことができました。また、ユキサキチャットの運営費としても大きな力になりました。ご寄付をいただきました皆さまに、心より御礼申し上げます。

 

一方で冒頭で触れたように、物価高の影響等により今年も厳しい年末年始が予想されており、再びクラウドファンディングに挑戦することといたしました。

 

1年のなかで複数回のクラウドファンディングをし、皆さまへご寄付のお願いをすることに心苦しさもあります。ご寄付をいただくことを当たり前と捉えてしまうことはあってはならないと、団体として強く感じているところです。

 

しかし現実的には社会の危機的状況は続いており、公的支援だけでは間に合いません。D×Pも政策提言などを通して根本的な問題解決を目指していますが、目の前の年末年始をどう乗り越えるかは、全く別の時間軸で取り組まなければならない課題です。

 

D×Pはもとより、活動資金の9割をご寄付によって支えられています。特定の資金源に頼らないことで独立していち早く、必要なところに支援を届けることができます。

 

この社会に孤立と困窮を深める若者がいるならば、D×Pはつながりを届け続けます。そして子ども若者たちを助けたいという社会の人々へ参加を呼びかけていく活動の在り方も、また変わりません。

 

10月に入り、2026年が近づいてきました。同時に年末年始を迎える若者たちからのSOSが急増することも予想されます。そこで今回のクラウドファンディングでは、2026年に向けて、若者たちと共にあたたかい年越しを迎える「2026人の仲間」 を募ることにしました。

 

ぜひ2026人の仲間の輪に入ってください。

 

▼詳細・ご支援はこちら：https://readyfor.jp/projects/dxp-sos-2025winter

※募集期間：10月7日（火）〜12月19日（金）