フィンランドで日本の木のおもちゃの魅力を伝えたい

みなさんこんにちは！

春分の日が過ぎてもまだ少し寒いフィンランドでは、歩道の上に少しの雪と路面凍結の転倒防止で敷かれていた小石が残っています。遊びの博物館Museo Leikkiで毎月恒例のイベント「小さな子どもたちの朝」のため、木のおもちゃの入ったスーツケースを転がしてメトロに乗り、EspooのTapiolaという場所にやって来ました。

今年1月には同じ博物館で「BLOCK PARTY」というイベントに参加しましたが、今回は前回とは違うスペースと赤いカーペットを用意していただいたことで、おもちゃたちがどこか堂々と胸を張って子どもたちを迎えているようにも見えました。

赤ちゃんを対象にしたイベントだったので、遊びの見守り方も「BLOCK PARTY」と変わって、9時から12時までの間ゆったりとした遊び時間になりました。私たちTouch Woodの木の遊び場の他にも、色遊びのワークショップが開催されたので、来館者のみなさんは通常の展示だけでなく、特別なイベントプログラムを行ったり来たりしながら楽しめる日となりました。午前中の短い時間ではありましたが、約30組の親子がTouch Woodの遊び場で時間を過ごしてくださいました。

「小さな子どもたちの朝」は、お母さんやお父さんたちが赤ちゃんとゆっくり遊びながら、他のお母さんやお父さんたちと交流できる機会にもなっています。子育ての悩みや喜びを共有されている場面がたくさんありました。赤ちゃんとじっくり遊んでいたお母さんの1人からは、「私の子がこんなに色んな動作を器用にできるなんて、木のおもちゃのおかげで今日初めて見ることができて良かった」と感想をいただきました。普段見られない一面が引き出されるのも、遊びの素晴らしいところですね。

Museo Leikkiの館長さんはいつも私たちを応援してくださっていて、色んなイベントがある度に貴重な体験をさせていただき、心から感謝しています。引き続き、支援してくださったみなさんのおかげでフィンランドに届いた木のおもちゃの魅力を伝えていきたいです。遊びがデジタルなものを含めて多様になっている現代であっても、こういったイベントの機会を通して木のおもちゃがこれからの時代も子どもたちに寄り添っていけたら素晴らしいです。