茅刈りに向けての準備！【益子からのリポート】

濱田窯長屋門修復のための山の仕事が連日続いています。
茅葺き屋根の材料である、茅の確保のための茅刈りを間もなく行います。
今回は、茅を刈った後乾燥させる場所作りを大工さんたちがおこなってくれました。

 

 

今は使用頻度が激減した大工さんや屋根屋さんが足場に使用していた「ながら材」を濱田家で保管してあったのでそれを使いました。
「ながら材」は植林された杉や檜などを間引いた2、3年の若い木で、細いので移動も楽で加工もし易く、昔はさまざまな用途に使われて来ました。
今は需要がとても少ないので間引かれなくなり森も木も不健康な場所が多いです。
まさにうちの裏山も木を間引かず長い間ほったらかしでそんな様相です。
なんとかできる限り健康を取り戻して気持ちの良い場所にしたい、
そうでないと地球に申し訳ないというか、とにかく場所を粗末にしている状況がやるせなく、なんとか良くしたいなぁと思って居たのですが
ここに来て出会いがつながりつながり…

荒れ放題の裏山は上林製材所さんが木の伐採を兼ねて片付けてくれることに
本当にありがたいです！

鬱蒼として覆われ使われなくなっていた防火水槽まで歩いていけるようになりました。

 

昔、友緒さんらが小さい頃は冬になるとここでスケートをしていたそうで⛸➰❄️
今は冬が暖かくスケートは難しいかも知れませんが何か楽しみが見出せる場所となれるよう考えて行きたいです。

長屋門を直すことで、周りの土地まで活きてくる現場を今、目の当たりにさせてもらっています。

ここを作った濱田に言わせたら当たり前のことでしょうけれど、世の中が様変わりした現代の私たちがそれを体験できることに静かな感動を覚えています。
このプロジェクトでは一般の方々にもこの感覚を共有する時間が少しでも作れたらなと思います。

 

 

最後までご覧になっていただきありがとうございました。

 

共に茅葺き長屋門を残し、育てていきましょう！

引き続き本プロジェクトへのご支援・ご声援よろしくお願いいたします。

益子濱田窯 × 筑波大学大学院生 有志チーム

 

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