選手の安全を守る、台風21号で失った船を取り戻したい！

 

こんにちは！ページをご覧いただきありがとうございます。

 

大阪大学ウインドサーフィン部・神戸大学ウインドサーフィン部です。阪大と神大であわせて約50人のメンバーで構成されており、兵庫県西宮市にある甲子園浜にあるにあるウィンド サーフィンショップsea youを拠点に日々練習に励んでいます。

 

 

神戸大学ウインドサーフィン部は、今年で創立より30周年を迎えました。創立より変わらず所属しているショップにお世話になりながら、神大ウインド部は成長してきました。そして、７年前にその神大ウインドに迎えられ、阪大ウインドは1人の部員で部活動をスタートしました。

 

大阪大学では、ウィンドサーフィン部はもともとは体育会ではなかったのですが、７年前のサポートをきっかけに、大学公認体育会に参加しています。現在では、ほぼすべての練習を神戸大学と一緒にしています。

 

2018年9月4日、そんな私たちの練習場所である甲子園浜の人工島一帯を関西地方を襲った台風が直撃し、一帯は浸水。私たちの安全を守ってきてくれた大切な船は、波に飲み込まれ、沈没してしまいました。引き上げた船は、1ヶ月ほど海中に沈んでいたため、エンジン、 船体ともに損傷がひどく、とても直せる状態ではありませんでした。

 

そんな「台風21号で失った僕らの船を取り戻したい！」そのために今回、新しい船を購入するためのプロジェクトに挑戦します！

 

 

 

2018年9月4日、経験したことのないような台風災害が襲った。

 

2018年9月4日、関西地方は我々が経験をしたこともないような未曾有の台風災害に見舞われました。特に私たちの練習場所である甲子園浜では高潮により、人工島一体が浸水し、同じ甲子園浜にあるLAA関西会場(車のオークション会場)では展示していた車100台程度が燃えました。また、尼崎の地域では1週間近く停電が 続いたそうです。私たちがお世話になっているショップ「sea you」も、床上50cmほど浸水し、多大な被害を受けました。

 

今までにも大きな台風が接近したことは何度もあり、その度に船は避難させていまし た。 今回も、私たちの船は、隣の人工島にある「西宮マリーナ」に、これまでと同様に、避難をさせていました。しかし、これまでとは桁違いの被害が出た今回の台風21号で、私たちの大切な船は、もろとも波に飲み込まれ、沈没してしまいました。もちろん被害はこの船だけではなく、西宮マリーナでは、桟橋ごと係留していた船の多くが流され、沈んでしまうという大きな被害がでました。

 

すぐ一度船を引き上げましたが、再び沈没してしまい、結果的には1ヶ月ほど海中に沈んでいました。もちろんエンジン、 船体ともに損傷がひどく、とても直せる状態ではありませんでした。

 

この被害を受けた時、変わり果てた海岸を見て、部員全員がショックを隠し切れませんでした。さまざまなものが折れて、流されて、散乱していました。「これって本当に復興するの？どれくらいの時間がかかるかすら想像できない」と正直感じました。そのあとも台風の被害による悲惨なニュースがどんどんと耳に入ってきましたが、皮肉にもこんなに大変な時だからこそ皆で助け合う絆が生まれ、我々も前に進もうという気持ちでお互いに積極的に様々な意見を出し合いました。

 

その結果できることはやろう、ということでOBOGの方々のサポートもたくさんもらいながら、クラウドファンディングという方法に辿りつきました。

 

 

 

ウインドサーフィンの活動に欠かせない「船」。

 

我々はその船を、通称「ベリー号」とよんでいました。これは沈んでしまった船に描かれていた男性の名前で、みんな「ベリー号集合！」など、とても自然に使っていました。

 

そして、その練習の際に船が一緒に出艇することで、運営や緊急時(レスキュー等)に役立っていました。

 

最近では、安全面への注意をすることが学生連合全体でとても重要視されており、ほぼすべての大学が船を持っています。ヨットのクラブでは船を持っていない大学はあまり聞いたことがないほどです。船の所有状況は、その大学の活動人数や活動しているゲレンデの性質や気候に左右される部分がありますが、我々は50人近くの大人数で沖合に20分以上かけて行く必要がある上に、沖合では海が荒れることがあるため、船が必要とされる環境です。

 

毎週の練習では、大勢が沖合に一斉に行くために、海上保安庁より警戒船の出艇を義務付けられています。そのため、前提として船なしでは私たちは練習できません。

この船があるから安心して練習ができますし、皆の安全を守ってくれる大切な船だと思っています。今回の件を受け、皆がなくてはならない存在だと痛感することになりました。

 

 

 

我々だけでは、どうにもできない状況に。

 

ほとんどの大学でも船を一緒に出すことで練習やレースのサポートをしています。ゲレンデによって船のスペックは様々ですが、荒れやすい甲子園浜の沖合では少なくとも波があってもレスキューが可能な動力船が必要となります。

 

このようなコンディションでも私たちの出場する大会は行われるので、練習を自粛することは極力したくないのです。

 

このまま船が購入できなければ、部としての活動をおこなっていくことが極めて難しくなっていきます。現在は、他の船にお世話になり、ご迷惑をおかけしているという状況ですので、この状態を続けていくことはできません。また、1日に2万円でレンタルして、その金額を皆で割るというプランもありますが、部員の数をキープできなくなってしまうと破綻するために現実的ではありません。

 

 

 

部員を支えてくれる「船」の購入に向けて。

 

ー必要な船のスペックー

甲子園での練習は沖合に20分以上の時間をかけて出て行き、さらに冬では波が1-2mにま で達することがあります。もしそんな遠方で荒れてしまった時にレスキューの必要が出た 場合でも、しっかりレスキューできることが最低限必要なスペックとなります(船の大きさで言うと23フィート以上)。

 

ーご支援の使い道ー

ご支援いただきました資金はすべて、新しい船の購入費用及び、そのための初期メンテナンスの一部に使わせていただきます。 船体価格はおよそ430万円です。

 

私たち部員、約50人で1人2万円をアルバイトなどで稼いでくるつもりです。また、ショップや神大阪大ウインドサーフィン部OBOGの皆様からも寄付を募っており、現在300万円まで目処は 立っていますが、あと約100万円ほどが足りません。 

 

どうしても必要な船のため、ショップの方々のご好意により、すでに購入の手配は進めていますが、まだ300万円ほどしか目処がたっていないため、完全に我々のものではなく、これから残りの資金を用意していく必要がありますが、自己負担額が増えてしまうほど、練習に支障をきたしてしまい、非常にもどかしい状況です。少しでも早く、練習や大会に集中できるよう、皆さまのお力をお借りできればと思います。

 

 

 

自然の良さ・怖さのどちらも感じる競技。ここで立ち止まるわけにはいかない！

 

このスポーツは皆が同じ道具を使い、風という自然の力に頼って競技するというところが魅力的です。同じ道具なので女子が男子に勝つこともよく見られます。だからこそ練習して技術を向上して、順位が上がれば素直に自分の実力が上がったんだと感じることができる点は素晴らしいと思います。また、自然の良さ、怖さや偉大さを身近に感じることができるのも魅力的です。

 

ウインドサーフィンは自然に左右されるスポーツです。現在所属している部員全員が大学入学時には乗り方どころか、競技自体を知らない選手だらけです。もちろん、始めて半年から1年はみんな満足に乗れません。しかし皆、全力で練習しているのです。そして、自然を味方につけ、試合を戦っていきます。

 

これまでも着実に試合を積み重ねて、結果を出してきました。

　

2017年度全日本インカレ選手権個人戦 第6位入賞

2018年度関西選手権第1戦、第2戦 ともに団体2位入賞

2018年度関西選手権新人戦第2戦 団体優勝、個人入賞多数、などなど・・・　　

 

そんな私たちが目指す頂点は、「大学対抗戦で優勝」

 

先輩たちが一つ一つ積み重ねて作ってきたこのチーム、ここで立ち止まるわけにはいきません。全員が、もっと練習がしたい、もっと上を目指したいと考えています。

 

そのためにも、いち早く部員の安全を守り、練習に集中できるように、パートナーとなってくれる「船」が必要となります。どうか、ご支援、応援をよろしくお願いします。 

 

 

 

チーム紹介

 

ー大阪大学ウィンドサーフィン部ー

大阪大学ウィンドサーフィン部は、先述の通りまだまだ若いチームです。歴史のある神戸大学に支えられながら、徐々に部員を増やし、少しずつ強くなってきました。この勢いを止めたくはありません。台風なんかに負けたくはありません。皆様のご協力をお願いいたします。

 

 

ー神戸大学サーフィン部ー

神戸大学ウィンドサーフィン部は、今年で創部30年を迎え、たくさんの先輩方に支えられながら着実に実力をつけてきました。今では、最高の仲間であり、最高のライバルでもある大阪大学と毎週全力で練習に取り組んでいます。

 

今回の台風の被害で、本当に多くの先輩方にご支援いただきました。あともう少しで自分たちの船が手に入ります。力を貸してください。よろしくお願いいたします。