先駆者の誇りを胸に、男女日本一の奪還へ｜慶應義塾體育會ラクロス部

皆さま、本クラウドファンディングをご支援いただきまして誠にありがとうございました。

 

弊部はクラウドファンディングを通して、先輩方との「縦の繋がり」を強化する重要性を改めて強く感じました。プロジェクト終了後も繋がりを強化していく為の一歩として、3名のOBの方に座談会に参加していただきました。

今回は後編です。

 

前編の様子はこちら→https://readyfor.jp/projects/keiolacrosse/announcements/329918?sign=login

 

・岡田龍彦さん（16年卒）

 

・井上裕太さん（18年卒）

 

・細川優作さん（18年卒）

 

・司会：浜地 航太郎（4年/男子部クラウドファンディング担当）

 

 

 

浜地：
今の現役の戦績や戦い方、メンバーなど現役について存知ですか。

 

細川：
この間、YouTube配信で早慶戦は観たよ。面白かった。

 

岡田：
僕は最近の試合全然観ていないな。

 

井上：知っている選手がいなくなるとちょっと疎遠になりますよね。

 

岡田：
実際に試合を見に行ったのは知っているプレイヤーがいた時だけだった。知っているプレイヤーが居なくなってからは 、誘って貰ったら行っていたくらいの頻度。だからこそ、代を超えた縦の繋がりを作れたら試合に足を運びやすいなと思う。

 

井上：

それこそOB戦みたいなのがあればいいですよね。

 

浜地：
OB戦ほどではないんですけど、5月にファミリーデーを実施しました。

 

初めての試みだったのですがたくさんの方に来場していただき、現役、OBG、男女混合でのミニゲームを行い、世代を超えて交流が出来たと思っています。こういったイベントが定期的に開催されたらOBGの皆様に顔を出していただけますか？

 

井上：
行くと思う。その後、参加したOBGで久しぶりに飲もうかみたいな流れにもなるだろうし（笑）

 

質問に戻ると、今の現役でいうと（細川）優作も僕も5番の佐藤孝紀（現4年/背番号5番/副将）はよく知っているよ。何度か飲みに行ってラクロスやチームの悩みだったり、馬鹿話だったり、仕事の話をしたりしている。試合観戦の時はいつも5番を探してる。優作も同じじゃないかな？

 

細川：
そうだね。

 

岡田：

代も被っていないのに、なんでそんなに繋がってるの？

 

井上：
僕らが仲良いもう1人の慶應ラクロスの後輩がいるんですけど、その後輩達と世代跨って何回か飲んだことがあって、そこに孝紀が来たのがキッカケです。

 

岡田：
それいいね。
純さん（15卒）の39番を継ぐ会や、10番を継ぐ会もやってるじゃん。あれも縦のつながりで、そうした繋がりは見に行くきっかけになるね。

 

浜地：
やはり、受け継がれし系譜みたいなものがあると、現役に興味持つきっかけになりますよね。

 

井上：
そうだね、それは大きいと思う。
今の現役に興味を持つって、知っている選手がいることが一番大きい。慶應、試合勝ってるかな？みたいな感じで興味を持つこともあるけど、そこの層は相当ニッチだと思うよ。

 

浜地：
ある程度縦のつながりがあるっていうのは知っていたのですが、ここからどんどん拡大していきたと考えています。新しく繋がりをつくるには、どのような方法が先輩方から注目していただきやすいですか？

SNS運用だけでは注目してもらいにくいのかな、と感じます。

 

井上：
ファミリーデーとかもとっても良い取り組みだと思う。

他にも、背番号のつながりなどで、現役から上に声をかけて行ってSNSにあげてもいいし、上の世代が下の世代に声をかけるのもあるだろうし、卒業していく四年生たちがそういうマインドをもって、卒業してからも下の子を誘っていけば繋がると思う。

 

浜地：
番号で声かけするのは良いですね。私自身もいい番号をいただけたので、やっていきたいなと思います。大先輩にお声をかけるのは緊張しますが…。

 

井上：
大丈夫だよ。嬉しいよみんな。

 

浜地：
今までうちの部は、プライベートなことをSNSであげる事は一切なかったと思いますが、こういった機会にそういうのも発信していけると、より縦の繋がりを強化していけるのかなと思います。限度はありそうですが…。

 

井上：
いいんじゃないかな。

創部してから30年以上経っているんだから、慶應ファミリー感はそろそろ作り始めても良いと思う。

 

細川：
だから全体に発信するのもそうだけど、各世代のキーマン、僕らのまわりだと安藤さん（15卒/主将）や三木さん（13卒）、橋本さんもそうだけど、そうしたキーマンに色々お願いできるといいと思う。

浜地：
部の取り組みとして大々的にすることも大事ですけど、個人個人としてのマインドを持ちながら、少しずつ繋がりを強化していくことも意識していけたらなと思いました。

井上：
橋本さんを囲む会でも、許可とってアカウントにあげても良いと思うんだよね。慶應ラクロスはこんなファミリー感もあるんですよ、みたいな。

浜地：
せっかくなので、慶應ラクロスが法人化することをきっかけに、全体のSNSなどを作れば、より発信もしやすくなると思いました。様々なアドバイスをいただけたので、参考にさせていただきます。ありがとうございます。

 

 

岡田：
いんじゃないかな。やるべき意図があってそれに向かってやってるっていうことをもっとアピールした方がいんと思うけど、取り組み自体はとてもいいと思う。

 

浜地：
ありがとうございます。ちなみにやるべき意図とかっていうのはあまり皆さんに伝わってないですか？

 

岡田：
僕は時折インスタグラムを眺める程度でしか追ってないから、何となく認識している程度。

図々しくもっとご協力いただけますかとアピールしてもいいと思うし、慶應ラクロス部の状況を伝えたり、日本一になるたるための取組は積極的にアピールしていいと思う。その一環としてこのクラウドファンディングがあると個人的に思う。

 

井上：
他の大学はこうした取組をやっていないと思うんだけど、そういう意味で大学ラクロス部としては非常に新しい取組だと思う。“Pioneer’s Pride” って僕らが大事にしている言葉だけれど、それに沿った活動で非常に応援したい。

 

浜地：

そうですね、ラクロス協会以外ではこうした大規模な話をあまり聞いたことがないです。

 

“Pioneer’s Pride”は今回のプロジェクトで意識しました。

ラクロスはコーチを無償でお願いすることが多い中で、ラクロスが発展していくにつれてよりプロ化、専業化していくことがラクロスの発展に寄与すると思っています。

 

そういった意味でもコーチに対して、報酬をお支払いできる市場が出来ていくこともラクロスの発展に寄与できる“Pioneer’s Pride”の一つになりうると思っているので、そういった所もご理解していただいて、ご支援していただけたら嬉しいです。

 

岡田：
でもそこって難しいよね。学生のうちはそこまで考えないで、まず日本一になることを考えていいと僕は思う。そこから先は社会人なってから、ラクロスをどうやって広めていくか、ということを考えればいんじゃないかな。

そこの塩梅は少し難しいと思うけど、取り組み自体は賛成。

 

井上：
岡田さんの話を聞いてすごく難しい話だと思いました。

例えば、コーチの費用を出すことが当たり前になった時、お金を出してコーチを雇えないチームが勝てなくなるとラクロスの裾野が狭くなる可能性もあると思いました。

 

だからといって、今の学生の皆さんの活動を否定するわけではないです。そうならない可能性も十分にあるし、お金を払っても勝てないこともあるだろうし。

 

あと、クラウドファンディングは非常に面白い取組だと思いますが、お金を貰う側にも相応の責任が生じると思います。厳しめの意見かもしれないけど、その責任を理解した上でしっかりと活動をしてもらえればと思います。

浜地：
本当にその通りだと思います。頑張ります。

 

井上：
日本一の結果もそうだけど、優作と僕は大義を大事にしてほしいと思うから、このクラウドファンディングを通じて、慶應ラクロス部ってもっと素敵で魅力的な場所になったと思ってもらえればいいなと思う。

 

浜地：
ありがとうございます。やっぱりクラウドファンディングをきっかけに僕もOBGの方々と話す機会や繋がりが出来てとても良い経験ができているので、これを部全体に波及させていけるように頑張っていきたいです。

 

細川：
どんな取組をするかは本当に自由だから良いと思うことはどんどんやればいいと思うけど、さっきの裕太の言う通りお金を貰うことに対しての責任と、何のためにお金を貰い、何を実現するのか強く描いて意識しないといけないと思います。

 

浜地：

様々なお話を伺って、気が引き締まる思いです。お金をいただいているという責任感は本当にその通りだと思います。勝ってお返しすることが一番大事だと思いますので、慶應ラクロスの“Pioneer’s Pride”という大義を忘れず、しっかり結果で示せればと思います。

本日は本当にありがとうございました。
 

 

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先輩方の時代の慶應ラクロスや、先輩方からの現役の見え方、そしてご寄付いただく事の責任を知る非常に貴重な機会となりました。慶應ラクロスの繋がりの大切さを感じ、今後より強化していきたいと思いました。お忙しい中、ご協力いただいた岡田さん、井上さん、細川さん、本当にありがとうございました。