ONGAESHI to HOKKAIDO
ご支援いただいた皆様へ感謝の気持ちを込めて
この度は、ご当地キャラ「きくちくん」の想いからスタートしたクラウドファンディングに多くの皆様よりご支援を賜りましたことについて、心より御礼申し上げます。
おかげさまで、目標金額を達成し、過日、無事に全ての活動を終了することができました。
皆様の想いで成就させていただいたプロジェクトの活動内容を以下の通りご報告申し上げます。
【全国の皆様の想いを乗せて】
「北海道に恩返しがしたい」その一言から今回の北海道プロジェクトがはじまりました。
その目的を達成するための方法がクラウドファンディングでした。
熊本県菊池市のご当地キャラ「きくちくん」が、北海道地震の影響で観光客が激減している現状を打破するお手伝いをしたいという思いを全国に呼び掛け、無事に目標金額達成(寄付額は、目標額に対し約140%)。
全国の皆様のご厚意を胸に、平成30年12月7日(金曜)~12月9日(日)までの二泊三日で熊本から北海道へきくちくんとアテンドのお姉さんの二人で訪問してきました。
出発当初、悪天候に見舞われ飛行機の発着が危ぶまれるなど、難しい判断を迫られましたが、奇跡的に二人が搭乗する便だけが飛ぶという結果になり、時間こそ深夜になってしまいましたが、皆様の想いを乗せて目的地の北海道の地を踏むことができました。
【感動の北海道】
深夜遅くに訪道したこともあり、仮眠程度での初日の活動となりましたが、大荒れの天気の翌日はよく晴れて、雪も降りしっかり寒いといった、まさにこれこそ冬の北海道の一日となりました。迎えてくれた北海道のきくちくんのファンも「これぞ北海道の天気でよかった」と言われていました。
そもそも雪を見ることが少ない熊本県民にとってあれだけの雪を見るだけでもまさに感動でした。そこからキャラ友(キャラの友達)である「たごぱん」と「やべーべや」の2キャラから手厚いおもてなしを受け、活動を開始しました。
延べ二日間の活動予定を組んでくれたこと、そして行く先々で北海道のファンのみならず全国からきくちくんに会いに来てくれたファンの皆様が待っていてくださり、本当に最初から最初まで感動しっぱなしの北海道でした。
【本当に大きな北海道】
▽活動1日目
最初の活動ポイントは「北海道旧庁舎」。
そこには「キュンちゃん」「コアックマ」が待っていてくれました。合計5キャラが集まることでファンはもとより観光客の方々のカメラが向かない瞬間はありません。カメラに撮られるということ。それはつまり、その多くがその場で、もしくは後にSNSでの拡散に繋がります。
きくちくんの想いに共鳴してくれた北海道のキャラ友が予定を合わせて駆けつけてくれたのです。もちろん、全国のファンの皆様も同様です。
小一時間そこで触れ合いをしてそれ以上の暖かい思い出を作ることができました。
二か所目は「時計台」。
初めての訪問でしたが「誰しもが知る観光スポット中の観光スポット」で、大きな幹線道路の交差点にある小さな時計台です。
通常、観光者がどのように思われるかは意見が分かれるところかもしれませんが、今回の趣旨に適した最高の舞台であると感じました。なぜなら多くの方の目に留まるからです。
キャラとはそこにいるだけで人目を引くものです。その場所が大きな幹線道路の交差点ともなると、地元の方々へのアピールにも繋がります。たくさんのファンの皆様に囲まれるキャラがいる空間。多くの地元の方々の目に触れることができました。
三か所目は「テレビ塔」。
こちらには「テレビ父さん」というキャラ友が応援に駆けつけてくれました。スケジュールがタイトだったこともあり、お待たせしてしまいましたが、それでも、にっこり大きく待っていてくれました。ここでクラウドファンディングにより募った全国の皆様の想いを目録として集まってくださった皆様の前でお渡しすることができました。これらもすべて各SNS等で拡散されています。
土曜日だったこともあり、テレビ塔に上ることは叶いませんでしたが、こちらもまた素晴らしい思い出を作ることができました。
四か所目は「二条市場」。
二条市場のすぐ近くに「ジンギスカンのジンくん」のお家があり、そこでまずはジンくんとその暖かいファンの皆様に出迎えていただきました。そこでまた多くの触れ合いがあり、たくさんの人たちに待っていただいているという実感を得ることができました。
その後二条市場に行き、豊かな海産物がならぶ市場を堪能し、たごぱんやアテンドのお姉さんが試食や買い食いをして、そのおいしさを実感、リポートすることができました。
▽活動2日目
小樽に向かうために、早くに「たごぱん」と「やべーべや」に集まっていただき、連れて行っていただきました。その日は朝から快晴で雪が空気中できらきら光ります。もちろんそんな景色も初めての体験です。そんな素晴らしい空間に包まれながら最後の活動地域である小樽に到着。
そこには、すでにキャラ友の「おたる運がっぱちゃん」とファンが待ってくださっており、4キャラでの運河沿いのお散歩、撮影会をすることができました。この時の気温は約-4度でした。そのような中、ファンの皆様のみならず、観光客がこの小樽運河を楽しまれていました。そこにキャラがいて、やはりたくさんのカメラや携帯電話の撮影音が止むことはありません。何より、たくさんの「ありがとう」をいただきました。
でもそれは逆なのです。こちらが二年半前に熊本地震の時に全国から寄せていただいた心を返しに行ったのです。それなのに「北海道に来てくれてありがとう」と本当にキャラ友からもファンの皆様からも、心からの言葉をいただきました。それこそ本当に大きな北海道の心そのものなのだと思いました。
【おもてなしの神髄】
オフィシャルの活動はこれで以上です。
ですが実はこれから先には我々だけの「お楽しみ」がありました。それは公園に行ってのソリ滑りをしたのです。
これも後に動画等がSNSにアップされていますが、この公園は「たごぱん」と「やべーべや」の我々に対する感謝の気持ちを表してくれたものでした。
「純粋に雪遊びを楽しんでほしい」という粋な計らい。おかげさまできくちくんもお姉さんも子どものようにはしゃぎ、雪遊びを楽しむことができました。この二組には、クラウドファンディングの立ち上げ当初から相談に乗ってもらい、そのすべてを了承していただき、実際に延べ二日間という時間を我々に費やしてくれました。
準備段階からずっと「どうすればきくちくんたちに喜んでもらえるのか?」ということを考えていてくれたということが、何より嬉しかったです。お仕事もあるだろうし、予定だって、様々なことを全部後回しにしておもてなししてくださいました。これだけの心配り、細微にわたる手配、そして随行。なにより一緒にたくさん笑ってもらえました。これこそが「おもてなしの神髄」なのだと肌で感じることができました。
【奇跡の北海道】
以上が今回の北海道の活動報告です
皆様から賜りましたご支援は、このように使わせていただきました。
もちろん全額ではありません。清算し、残ったお金はすべて北海道に寄付させていただきます。それを叶えてくださったのは、言うまでもなく支援者のみなさんのおかげです。きくちくんからのメッセージを自分のこととして捉えていただき、そして共感し、実際に動いてくださったおかげです。きくちくんは、ただそれを今回の活動に繋げただけです。皆様がいたから今回の奇跡の北海道が成し得ました。
「飛行機の奇跡」「晴天に恵まれた二日間」「たくさんの交流」
これら、すべてがご支援いただいた皆様のお気持ちだと思っております。
きくちくんはいつも「どやんかなっぼぅ」と言います。そこには「できるだけ、できただけ」そして、「やるだけやったんなら」という思いが込められています。想いを言葉にする以上、責任や行動が伴います。伴うからこそ、それを良しとしてくれ応援してくれる人が現れるのです。それこそが支援者の皆様です。皆様の支援もまた今回の奇跡そのもの。
「恩返ししたい」そんな一つの言葉が紡いだ今回の奇跡の北海道はこうして幕を閉じました。本当にありがとうございました。
【資金の用途】
・旅費交通費
・現地交通費等
・物品輸送費
・物品購入費等
・各種手数料
上記に係る経費を差し引いた額については、北海道復興支援義援金として寄付させていただきます。