プロジェクト終了の御礼とご報告
「伝統芸能の明日をになう、国立劇場の研修生にご支援を!」には、たくさんのご支援と温かな応援のお言葉をいただき、誠にありがとうございました。開始3日目には目標金額の300万円を達成し、最終的に1,400万円を超えるご支援を賜りましたこと、皆様からの期待の大きさに責任の重さを実感しております。役職員、研修生一同、改めて心より御礼申し上げます。
研修生たちは、ご支援により新調、修繕した研修用具でお稽古を重ね、先日の研修発表会では、日ごろの修練の成果を家族、友人、ご指導いただいた講師の先生、そしてご支援いただいた方々に披露することができました。このように恵まれた環境の中で、発表会が開催できましたことも、応援してくださる皆様のお陰です。研修生たちも多くの方々に支えられていることに感謝し、プロの実演家として舞台で活躍する決意を新たに、日々お稽古に励んでおります。
《使途のご報告》
今回のプロジェクトでは、皆様から14,425,000円ものご寄附を頂戴いたしました。
このうち9,182,426円を、研修用具や消耗品の新調・修繕、研修発表会の運営費用、事務手数料として使用させていただきました。
残額の5,242,574円は次年度に繰越し、大切に活用させていただきます。







この3月、歌舞伎俳優、文楽、能楽の研修生計5名が修了式を迎えることができました。修了生たちは4月からプロの舞台人として第一歩を歩み始めます。舞台で活躍することにより、みなさまのご支援、ご期待に応えてくれるものと信じております。
また、国立劇場養成所は、修了生の卒業と入れ替わり、新たに伝統芸能の伝承者を夢見る若者を迎え入れます。私たちは、未来ある若者が新しい挑戦ができる場所を守り続けることで、長い歴史を通じて受け継がれてきた日本の伝統芸能を次の世代へとつないでまいります。
今後とも引き続き、国立劇場伝統芸能伝承者養成所にご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和5年3月31日
独立行政法人日本芸術文化振興会
国立劇場伝統芸能伝承者養成所