「VRねぶた祭」2020年8月2日～7日開催！

4月上旬に青森ねぶた祭の中止を知った際、僕の胸にぽっかりと穴が開いたようでした。ねぶた祭は青森の人々のアイデンティティだと思っているので、それをCOVID-19に奪われるのはどうしても許せませんでした。
「VRねぶた祭」を思いつき一人で制作を進めていきました。しかし、オリジナルのねぶたを創作、３Dモデリングすることは非常に困難であるため、ねぶた師の先生方に、過去のねぶたの複製の許可を得たいと考えていました。その折に『ねぶた師支援プロジェクト』の立ち上げを知り、コンタクトを取りました。そして、事務局の内藤さんにご協力いただき、ねぶた師の先生方に複製の許可をいただきました。
 

現在、仕事から帰宅してからの時間と週末を使って、少しずつ「VRねぶた祭」の制作を進めています。制作の参考に、YouTubeにアップロードされた青森ねぶた祭の動画をたくさん見て、インターネットでねぶたについて調べ、様々な人のねぶたに対する熱い思いに触れました。来年は仕事を休んで実家に帰省して、くったくたになるまで跳ねようと決めました。また、当プロジェクトに寄せられた応援コメントを読んで、できる限り「VRねぶた祭」を良いものにして成功させたいと思いました。
「VRねぶた祭」が実際のねぶた祭に及ぶことはありませんが、「ねぶたはVRでやるらしいよ、青森やべえな」と多くの人に思ってもらえるように頑張りたいと思います。

6月19日　羽賀聡希

◇ VRねぶた祭 ◇

VRねぶた祭　主宰　羽賀聡希

青森県立青森高等学校、電気通信大学卒、現インフラエンジニア

大学時代に、趣味でUnityやBlenderに触れていたことが「VRねぶた祭」を制作する契機となりました。ねぶたは、PCではなく現実で行う３Dモデリングだと思います。針金で形作られる骨組みは、まさに３Dモデリングにおけるワイヤーフレームのようです。きっとVRとの親和性が高いはず。「VRねぶた祭」」VRねぶた祭」が今後どのように展開していくのか、僕自身とても楽しみにしています。