支援総額
目標金額 5,000,000円
- 支援者
- 806人
- 募集終了日
- 2020年6月16日
【ライブ配信】(ゲスト:鴨志田弁護士)レポート
先日の新着情報でもお知らせしました、【拡散祭り&オンライントーク 特別編】。
21:00~のオンライントークでは、大崎事件・弁護団事務局長の鴨志田弁護士をお招きし、再審請求の最新状況を詳しくお伝えしました。
司会・聞き手は、亀石倫子さん(弁護士/大崎事件弁護団)でお送りしました。
配信中は、常時100人〜200人ほどの方が耳を傾けてくださり、コメントや質問も活発で盛り上がりました。
1時間ほどの濃密な内容、そのごく一部をレポートします。
※レポートの一部に、被害者の身体の解剖の様子を表すイラストが掲載されています。刺激的な画像が苦手な方は、ご注意ください!
■鴨志田弁護士と原口アヤ子さんとの出会いは?
第一次再審が終わり、第二次再審をやろうかどうかというタイミングで、初めてお会いした。当時は70代の気さくなおばあちゃんで、みかんを配ったりされていた。しかし、事件の話になると「こんなに無実を訴えているのに、どうして裁判所は無実を認めてくれないのか」と語気を強めてお話しされていた。
その時、「普通のおばあちゃんじゃない。命をかけて、無実を求めて戦っていらっしゃるんだ」と感じた。90歳を超えた今も、心の中には炎が燃え続けていて、裁判・再審という言葉が出た瞬間に、表情が一気に変わる。
■第一次再審に提出した新証拠は?
法医学鑑定を提出した。被害者のご遺体を解剖した法医学者の先生が、最初は首の周りに出血があることから、首回りに何か力がかかったことによる窒息死だろうと推測していたが、その後に「四郎さんが酔っ払って溝に落ちた」事実を知らされ、ご自身の最初の鑑定意見を変えた。「他殺か事故死かわからない」としたことが新証拠となった。
■第三次再審請求時の新証拠は?
供述心理鑑定と法医学鑑定。このとき法医学鑑定をした吉田先生は、被害者の死因は「出血性ショック」であると判断した。
■供述心理鑑定とは?
供述心理鑑定にも色々な手法がある。ご担当いただいていた大橋先生、高木先生の手法は、スキーマ・アプローチ。
供述の「内容」ではなく供述の「仕方」、つまり、語り口などにフォーカスして、実際に体験したことを語っているのかそうでないのかを分析する。
■再審請求の難しさ
刑事裁判のルールでは、有罪を主張する検察官に立証責任があり、検察官が有罪を立証しなければならないが、再審手続においては、弁護側が「新証拠」によって無罪を明らかにしなければならないのが実情。
「疑わしきは被告人の利益に」の原則は....
■第四次再審請求に提出した新証拠は?
今回も、「医学系」と「供述系」。今までは法医学鑑定(ご遺体に残された証拠を遡って死因を判定する鑑定)であったが、今回は(普段生きている、そして重篤な患者さんに携わっている)救命救急医の澤野先生に、鑑定意見を頂戴した(澤野鑑定)。
<立証1>
第3次再審請求において、吉田先生が、被害者の死因は「出血性ショック」であるとした判断は、高裁では認められたが、最高裁では認められなかった。その理由は、「体内のどこで出血が起きているのかわからない」ため、推測にすぎないとされたのだった。
澤野先生は、被害者の解剖写真から、小腸にNOMI(=非閉塞性腸管虚血)による「出血」があると指摘。体内で大量に出血していた箇所を特定した(NOMIは、近年の比較的新しい医学的知見に進歩によってわかったこと)。
<立証2>
澤野先生は、被害者の首の骨(頸椎)の前の部分(椎体前)に出血があることに着目し、この状態の被害者の首は、「グラグラの状態だった」と指摘。この状態の被害者を(首を保護せずに)手荒にトラックに放り込んだら、致命傷になることが、新たにわかった。被害者は、午後9時ころには、すでに死んでいた可能性がある。
上記2点を立証することができれば、「夜11時ころに、酔いつぶれて土間に座り込んでいた被害者の首をタオルで締めて窒息死させたとする確定判決のストーリーは、完全に崩壊する。
■クラウドファンディングでご支援いただいたお金の使い道は?
①自転車事故の様子の再現実験(VRを使うという手も!)
②当時の街の様子を3D再現
③再審法改正に向けた世論醸成・ロビイングのための取り組み(PR動画の制作、オンライン勉強会開催など)
40年前の事件を、最新の医学や技術によって、明らかにすることができる。
▼実際の配信内容は、こちらのアーカイブにて!
リターン
3,000円
■心からのお礼のメール
■活動報告メール
- 支援者
- 304人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
5,000円
■心からのお礼のメール
■活動報告メール
- 支援者
- 145人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
10,000円
■心からのお礼のメール
■活動報告メール
- 支援者
- 277人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
30,000円
■心からのお礼のメール
■活動報告メール
- 支援者
- 44人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
50,000円
■心からのお礼のメール
■活動報告メール
- 支援者
- 19人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
100,000円
■心からのお礼のメール
■活動報告メール
- 支援者
- 14人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
300,000円
■心からのお礼のメール
■活動報告メール
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
500,000円
■心からのお礼のメール
■活動報告メール
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
1,000,000円
■心からのお礼のメール
■活動報告メール
- 支援者
- 4人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月