プロジェクト完了のご報告
こんにちは。プラン・インターナショナルの馬野です。
皆さんから予想を大きく超える寄付をいただくことができました。改めて、感謝の意を表させてください。本当にありがとうございました。お蔭さまで、計画を上回る女の子に奨学金を送るなど、学校に通う、あるいは復学するきっかけを作ることができました。その子どもたちは、将来、自分のこと、そして自分を取り巻く人たちの助ける存在になっていくと思います。それが波の波紋のように、時間をかけて少しずつですが広がり、家族・地域の生活の改善につながればと心から願っています。
「カースト差別に苦しむインドの女の子たちへ奨学金を届けたい!」完了報告
インドのオディシャ州の中等学校に通う指定部族・指定カーストの子どもたちが10年生修了資格を習得できるよう、奨学金支給を通じた学業支援、学校設備の整備などを行いました。2017年5月に開始し、2018年3月に全ての活動を無事完了しました。
■奨学金の支給
学校運営委員会や住民と協議し、経済的に困難な状況にある指定部族・指定カースト出身の10年生100人を選定し、奨学金を支給しました。
奨学金の支給を受けたインドの子どもたち
「両親は経済的な理由から、私が学校を続けることを望んでいなかったのですが、プランからの説明を受けて納得してくれたので、私は10年生修了資格試験も受けることができるようになりました。ご支援にとても感謝しています」
(マムタ/10年生、女子生徒)
■ライフスキル・トレーニングとキャリアカウンセリング
生徒たちはライフスキルについての3日間のトレーニングで、自己の強みと弱み、リーダーシップ、コミュニケーション、子どもの権利について学びました。またキャリアカウンセリングにより将来の選択肢についての情報を得ました。
■学校設備の整備
図書室に本棚、テーブル、いす、学習教材・参考書を、理科実験室には、テーブル、いす、実験器具を支給しました。学校の老朽化した給水設備、トイレには修繕工事を行いました。
図書室で勉強をする生徒たち
修繕されて使えるようになった学校トイレ
■意識啓発活動(保護者、地域住民等)
説明会に参加した保護者たちは皆、奨学金は子どもたちの教育にのみ使途することに合意しました。また早すぎる結婚や児童労働の禁止についても話し合いました。また教師、保護者、地域のリーダーで構成される学校運営委員会メンバーは能力強化訓練を受け、学習環境の維持、女子教育の促進、効果的な学校運営について学びました。
保護者向け説明会
皆様からのご寄付総額416万7,000円は上記の活動にすべて支出いたしました。
本プロジェクトへのあたたかいご支援に改めてお礼申し上げます。
現在、プラン・インターナショナルでは、Readyforにて
ベトナムの少数民族が暮らす無電化村に、あかりを届けたい!プロジェクトhttps://readyfor.jp/projects/akarivietnam
に寄付を募っております。こちらも応援よろしくお願いいたします。
*こちらのプロジェクトも目標を達成し、終了いたしました。温かいご支援、誠にありがとうございました!(2018/6/26)