多くの支援を頂き、神戸訪問実現しました。
2019年3月27,28,29日神戸学習会(今年度最終活動)に行ってきました。
阪神・淡路大震災の復興の象徴として歌い継がれている
「しあわせ運べるように」に出合い、復興を祈る心に出合い、生きること、考えること、願うことを学ぶ時、歌が多くの人々と出会わせてくれました。
辛く哀しくうつむいたとき、下を向いて涙ににじんだ足下。
自分が立っている場所を知るために大切な時間だったんだと、前を向いた時に感じるものなんだと実感しました。
神戸では最初に
・東遊園地にある
「希望の灯り」と「阪神・淡路大震災 慰霊と復興のモニュメント」を訪問しました。
犠牲になった6434人の方々の人生と遺された方々の痛みに寄り添い祈りを込めて「しあわせ運べるように」を歌いました。この経験が与えてくれる感情が子供たちの心を支える勇気の源の一つとして染みわたっているようでした。
次に向かったのは、「人と防災未来センター」です。
目で耳で記録で当時の状況から24年目の現在までを体験させていただきました。
施設の職員の方々、ボランティアスタッフの方々に親切にしていただき。
日々防災と減災を考える大切さを改めて教えていただきました。
子ども達がそれぞれの人生の何処かで、いつ出合うか分からない災害や非常事態の時に
この経験が命を守れる意識と知識を深める機会となりました。
神戸最後のメインは「西灘小学校訪問」です。
「しあわせ運べるように」の歌に出合ったとき、この歌を作詞作曲した臼井真先生がいらした小学校です。歌が臼井先生の大切なふるさと神戸と福島を繋いでくれました。
「しあわせ運べるように~福島バージョン~」では
『神戸』の歌詞を『福島』と『ふるさと』に変えて歌わせていただいています。
幼い子どもたちに震災をどう伝えていくのか誰かの痛みや哀しみに寄り添うには
どうしたらいいのか、西灘小学校の先生方も震災を学ばせる意味を探りながら
信念と願いを共有し頼もしい仲間として支えてくださいました。
西灘小学校の生徒さんも歓迎の歌とダンスで迎えてくださり、出会った当時小学生だった子ども達も高校生になり会いに来てくれていました。
西灘小学校での新たな出会いは、震災でお子さんを亡くされた「高井 ちず」さんと、
更に高校三年生でご両親を亡くされた遺族の方との出会いでした。
高井さんの体験は今まで歌や絵本を通して学んできましたが、本人から伺う24年分のお話しと、子どもたちと過ごした幸せな時間のお話しは、感じたことのない感動と優しさを感じさせていただいた貴重な時間となりました。
ご両親を目の前で失った方も又、子どもたちの未来に自分の経験が生かせるならと、まだ24年しか経たない現実の中で24年の日々がどのように過ぎたのか、ゆっくりと
分かりやすく気遣いながらお話ししてくださいました。
『愛しい』『恋しい』『哀しみ』『苦悩』様々な感情と現実を優しくお話ししてくださるお二人の言葉には子供たちに伝えたい願いが込められていました。
いつか、子どもたちが自分の子どもを抱くとき、誰かを愛する時、この経験がくれた感情が柔らかくしなやかに強い優しさとなり護りの力となるでしょう。
この神戸での経験を支援していただいた皆様に子どもたち始め保護者、関係者も
心から感謝しております。
皆様のご支援のおかげで、音楽会の赤字を補填することが出来ました。
ありがとうございました。
子どもたちは、これからも祈りを込めて歌い続けます。
『子どもに音楽を贈る会』フェイスブックでは、これからも活動の様子をアップしていますので、ご覧いただければ幸いです。
【リターンの発送状況について】
支援者の方々へは、リターンの発送は完了しておりますが。万が一お約束しているリターンについて、まだ届いていない方がおられました場合には、ご連絡いただけますようお願いいたします。