大阪北部の野良猫のために猫舎「しっぽ天使のおうち」を建てたい

野良ちゃんのことを　少しご紹介させて頂きます。

 

この度のプロジェクトの「猫舎」を建設するのは　我が家の庭の一角です。

我が家は　ほぼ京都府寄りの大阪府北部の高槻市で

市の中心部より　30分ほど北に行った山の上に広がる住宅地にあります。

 

平地と比べると　気温が3度から4度下がり

冬の朝には　庭の水道やバケツに入れた水が氷る事は頻繁です。

年に数度・・・大雪が積もり　山から下りられなくなる事もあるほどで

そんな厳しい自然環境で　野良ちゃんたちは懸命に生きています。

 

少し人目に付きにくい場所で　住宅地の周りは自然の森や林が多いためか

昔から　この街には捨て猫が多かったと聞きます。

 

以前は　ここの住民たちの中にも

野良猫に　エサをあげていた人も多かったようでした。

しかし避妊手術もせずに　無責任にエサだけ与えていたため

私がこの住宅地に引っ越しして来た時には

すでに野良ちゃんの頭数は　数えきれない程に増えていました。

 

何度も不妊手術の提案を自治会に申し入れたりもしました。

しかし自治会は

ただ「野良猫にエサを与えるな」

「エサがなければ野良猫は他所へ行く」と言うだけで

しかも突然　野良猫への給餌を禁止する回覧板を　何度も回しました。

回覧が回った事で　今まで野良猫にエサを与えていた人たちが止めてしまい　お腹を空かせた野良ちゃん達は　我が家と

それでも　こっそり世話を続けてくれた3軒の家に集まるようになりました。

 

それから私は　町内の人たちから怪訝そうな目で見られながら

野良ちゃんたちのお世話をして

TNR活動（捕獲して不妊手術して元の場所にリリースする）を10年間続けて来ました。

 

そうして野良ちゃんたちをお世話する中で

厳しい外の世界で暮らして行く事が難しいと思われる

何らかの持病のある子たちは　家の中に保護し

庭で子猫を見つけた時は　保護して

里親さんの元へ送り出す事を続けて来ました。

 

しかし一軒の個人の家の中で保護してあげる頭数には　どうしても限りがあります。

でも外の世界は　猫たちが暮すには

あまりに過酷な自然環境なうえ

事故や伝染病など　命に関わる危険も多すぎるのです。

 

 

身勝手な人に　この街に捨てられた野良猫が

この街の無責任な餌やりのために増えて行きました。

 

そして　野良猫が増えすぎた事に慌てて

また身勝手な言い分で

突然　ゴハンを貰えなくなった野良ちゃん達。。。

 

「どうしてゴハンを貰えなくなったんだろう？」と

今まで餌をくれていた家の前で　じっと待っている子も見ました。

 

本当に勝手です。悲しいです。

 

人には好き嫌いがあって

猫が嫌いな人も居ることは仕方のない事です。

 

でも　野良猫が悪い訳ではないのです。

猫を捨てた人が悪いのです。

無責任に不妊もせず　餌だけ与えていた人が悪いのです。

どうか　野良猫を嫌わないであげて欲しい。。。

心から願います。。。