支援総額
目標金額 10,000,000円
- 支援者
- 269人
- 募集終了日
- 2025年9月18日
〜noteより〜“ちゃんと生きる”って、何だろう (岡田勝太)
原点は、東日本大震災で感じた「生きる尊さ」と「生きる力」でした。
2011年、当時19歳で大学2年生だった私は、震災ボランティアとして初めて陸前高田市・広田町を訪れました。


“ちゃんと生きる”って、何だろう。
――不安定な時代に、
自分のシナリオを書き換える場所としての翠山大学
(岡田勝太)
◆ 私のシナリオが動き出した
がれきが一面に広がる町の中で、私たちはただただ無力感に包まれました。それでも「手伝いに来たはずの私たち」に向かって、地域のおじちゃんはこう声をかけてくれました。
「この大変な時期を笑って過ごせたのは、お前らがいたからだ。ありがとう。家族だと思っていつでも帰ってこい」。
何かをしに行ったはずなのに、たくさんのかけがえのないものを受け取ってしまったのです。

◆ 「自分を生きる」が動き出した瞬間
私は小学校の頃から“公務員”が夢でした。ある程度いい大学へ進み、その道をたどれば安定が手に入ると信じていたのです。
しかし震災の現場で痛感しました。
「どんなに安定した収入があっても、大切な人をいざというときに守れない」と。自分が思い描いていた安定した生活は、いかに都合のよい幻想の上に立っていたのかを思い知りました。
そこで、一度いまの考えを手放してみようと決めました。大学を休学して陸前高田市に移住し、地域の人たちと一緒にさまざまな挑戦をしてみました。その結果、手触りのある未来が、自分の目の前に選択肢として浮かび上がってきたのです。
そして、その未来を確かなものにするため、大学を卒業した後も仕事が決まらないまま広田町へ移住しました。仕事はありませんでしたが、移住してきた仲間とシェアハウスで暮らし、地域の人たちと汗をかき、手を動かしていくうちに、少しずつ自分なりの新しい生き方が形づくられていきました。もちろん、それは周りにいた人たちのおかげです。
けれど、その体験の中でふと気づいたことがあります。
「あ、自分、生きていけるじゃん」と。
“生きる力”とは、お金を稼ぐ力だけではありません。
誰かに頼ること、人と食卓を囲むこと、自然の恵みとつながっていること、そして問いを持って生きること。それらすべてが「ちゃんと生きる」ということなのだ、といまは感じています。

◆ 翠山大学と描く、私たちのこれから
翠山は、“自らの生き方”や“自分たちが暮らす社会”を、自分の言葉で問い直し、「生きる」を再構築する営みです。私たち自身のOSを更新し、実際に手を動かしながら社会を構想する運動だと捉えています。人々・空間・思考・時間が一極に集中し、加速し続ける現代において、「このままではいけない」と感じる人は増えています。
だからこそ翠山大学が目指すのは、中央集権型の学び舎ではなく、分散型の知性のあり方です。歴史を振り返れば、産業革命もフランス革命もある意味“辺境”の営みから始まりました。そうであるなら、私たちは辺境にこそ未来を見いだせるのではないでしょうか。
辺境に点在する小さな町の一軒家や商店街、漁港が、まるごと“学び舎”になります。
大型ショッピングモールの影響で閑散としている商店街も、熱帯雨林の伐採に抗うコミュニティも、学びの場になり得るかもしれません。
それは世界中で“周辺化”された営みに光を当てる試みです。この学び舎は日本だけに留まらず、世界中へと広がっていくでしょう。
そんな場所を、いまゼロからつくろうとしています。
とはいえ、翠山大学はまだ存在しません。だからこそ、勇気を持ってシナリオをともに書き換える仲間が必要なのです。

◆ 最後に:新たな仲間となる人たちへメッセージ
私にとっての原体験は、やはり震災と陸前高田での暮らしでした。学歴や資格ではなく、地元の人との対話や、台所の時間、空き家を直す日々。そのすべてが、“生きるを再構築する営み”だったのです。
同じような体験を共有できる、各地で参画してくださる方々も増え続けています。
ここまで読んで共感してくださったあなたは、きっと希望を抱きながらこの動きを見守っているのではないでしょうか。 ぜひ“様子見”ではなく、ともに踊り始めていただけると嬉しいです。この流れを理解し、手触りある“社会的リターン”を感じてくださるあなたにこそ参画してほしいと願っています。
この流れを変える“一手”を、共につくっていきましょう。
それでは!
引き続き活動報告ではラジオ配信のレポートをはじめ、プロジェクトの進捗状況などを発信してまいります。応援のほどよろしくお願い申し上げます。
リターン
15,000円+システム利用料

おすすめ|限定ZINE「私たちはシナリオを書き換えられるのか?(タイトル仮)」
参画メンバーによる、ここでしか手に入らないオリジナルZINEです!
多彩なメンバーが「私たちはシナリオを書き換えられるのか?」をテーマに、コラム、エッセイ、写真、イラストなどを寄せて、オリジナルのデザインで制作し、送付いたします。
【寄稿者】内田樹、広井良典、前野隆司、堀田新五郎、渡邊格・麻里子、勅使川原麻衣、水谷知生、作野広和、坂本大祐、岡田勝太、西尾美也、青木真兵、青木海青子、光嶋裕介、阿野晃秀、石島知、林尚之、松岡慧祐、梅田直美、遠又香、安井早紀ほか
※デザイン・仕様等はイメージになります。
【共通リターン】
◯お礼のメッセージ
◯開学メンバーとしてWEBサイトにお名前掲載
◯クラファン終了報告会にオンラインご招待
※10月開催予定、詳細は9月までにご連絡いたします。
- 申込数
- 90
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年1月
5,000円+システム利用料
シンプルコース|5,000円
【共通リターン】
◯お礼のメッセージ
◯開学メンバーとしてWEBサイトにお名前掲載
◯クラファン終了報告会にオンラインご招待
※10月開催予定、詳細は9月までにご連絡いたします。
- 申込数
- 37
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月
15,000円+システム利用料

おすすめ|限定ZINE「私たちはシナリオを書き換えられるのか?(タイトル仮)」
参画メンバーによる、ここでしか手に入らないオリジナルZINEです!
多彩なメンバーが「私たちはシナリオを書き換えられるのか?」をテーマに、コラム、エッセイ、写真、イラストなどを寄せて、オリジナルのデザインで制作し、送付いたします。
【寄稿者】内田樹、広井良典、前野隆司、堀田新五郎、渡邊格・麻里子、勅使川原麻衣、水谷知生、作野広和、坂本大祐、岡田勝太、西尾美也、青木真兵、青木海青子、光嶋裕介、阿野晃秀、石島知、林尚之、松岡慧祐、梅田直美、遠又香、安井早紀ほか
※デザイン・仕様等はイメージになります。
【共通リターン】
◯お礼のメッセージ
◯開学メンバーとしてWEBサイトにお名前掲載
◯クラファン終了報告会にオンラインご招待
※10月開催予定、詳細は9月までにご連絡いたします。
- 申込数
- 90
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2026年1月
5,000円+システム利用料
シンプルコース|5,000円
【共通リターン】
◯お礼のメッセージ
◯開学メンバーとしてWEBサイトにお名前掲載
◯クラファン終了報告会にオンラインご招待
※10月開催予定、詳細は9月までにご連絡いたします。
- 申込数
- 37
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年10月

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