新しい土地、私たちの夢、そして子どもたちの笑顔
シロアムの園代表の公文和子です。
この度は、本当に大勢の皆様にたくさんのご支援と温かいメッセージをいただき、ありがとうございました!プロジェクトチームの皆様にも、心から感謝申し上げます。とても大きな力をいただきました。はるか遠い国のことなのに、こんなに心を込めて支援してくださるということは、皆さんがシロアムの子どもたちやそのご家族と友達・家族になってくださった証と思い、この愛の輪の広がりがとても嬉しいです。
大変長らくお待たせいたしましたが、ようやく土地の購入のプロセスが終了いたしました!!この土地のオーナーと購入の話が始まったのが2018年8月ですから、実に1年以上を要した取引でした。昨年8月から12月の5か月の間、先方の手続きやシロアムの園側から土地所有権の書類やオーナー自身の信ぴょう性を調べ、2019年1月に手付金を支払い、契約を交わしました。この契約では、5月末日までに、シロアムの園は残金の1400万シリング(約1600万円)を用意し、土地オーナー側は、元々土地所有権が2エーカー分になっているため、私たちが購入する1エーカー分に分割する作業を終える、という約束を交わしたのです。シロアムの園側は、皆様のおかげで5月末までに全額を集めることができたのですが(本当に驚きと感謝でいっぱいです!!)、残念ながら土地オーナー側は約束を果たすことができませんでした。
ケニア政府は賄賂なしの正攻法では、なかなかことが進みません。そのため、1月末から始めたこの手続きに7か月も要し、8月末にこれが完了いたしました。そこから、シロアム側で書類のチェックを行い、さらに、オーナー側が税金の支払いや親戚の同意を取り付けるのに2か月近くかかり、ようやく昨日支払いを終え、本日、土地所有権に関わる書類をいただくことができました。
皆様からご支援いただきました資金(5,646,000円マイナス手数料)は全額、クラウドファンディング以外のご寄附と合わせて、土地購入(1,600万円)に使わせていただきました。
本当に長い道のりで、がっかりすること、いらいらすることもありましたが、皆様を含めた多くの方々に温かいお言葉をいただき、動きの遅い人たち・動かない人たちに「かつ」を入れながら、忍耐強く待つことができました。本当にありがとうございました。
書類に関しては、今度は所有者の書き換えのプロセスがあり、また、郡からの建築承認など、これにどれだけの時間がかかるのか、今はあまり考えたくありませんが(笑)、少なくとも、土地を自由に使うことができるようになったので、早速明日からでも手続きを始めたいと思います。
現在、新しい土地での建物の設計を進めています。スタッフとあーでもない、こーでもないと話し合いながら進めていくことで、スタッフの中でもアイディアや夢が広がり、そこで働くことになる私たちのビジョンを見ることができるのです。新しい土地でシロアムの子どもたちやご家族の命が大切にされ、笑顔が輝くことを、私たちスタッフみんなが心の中で想像しているのです。
ここからまた、建築資金集めが始まります。スタッフや子どもたちのご家族は今、周りの人たちに声をかけ、せめて井戸やフェンスくらいは自分たちで、と、ファンドレイジングを行っています。これから郡の建築承認を取って、フェンスを作ることになりますので、リターンにあります「フェンス記名」は、とりあえずお約束の11月末までに、プレート上に名前を記載し、建築が行われてからマウントする形になるかと思います。フェンス記名のリターンがある方には、プレートが出来上がり次第写真をお送りいたします。
また、私も冬には帰国して、企業や基金などをまわって、ご協力いただけそうなところにお願いしようと思っております。建築では、一部屋ごとに予算を出し、ご協力いただけそうな個人・団体に担当していただくお願いをする予定です。皆様の中で、また皆様のお知り合いの中でそのような可能性がある方がいらっしゃいましたら、是非、お声をおかけください。
もちろん、一部屋ごとの協力は難しいけれども…という方々も、直接子どもたちに届く活動の運営資金も含めて、ますますご協力をいただければ幸いです。
ゆうちょ銀行
口座名:「シロアムの園」を支える会
(シロアムノソノ ヲササエルカイ)
店番:019 店名:〇一九(ゼロイチキュウ)
預金種目:当座
口座番号:0665132 (00190-3-665132)
10月12日、スタッフと理事会メンバーでリトリートが行われました。その中で、私たちのこれまでの5年間の歩みを振り返り、みんなで私たちの将来を考え、計画を立てることができました。また、一日の終わりには、新しい土地を訪れ、みんなで祈りをささげました。
私たちのビジョンは、障がい者・児ひとりひとりが自分の可能性を活かし、神様の愛の光を放ち、大切な一人でいられる社会です。ケニアの中のほんの小さな活動ですが、この土地からケニアにその思いを発信していくことができるよう、これからも一歩一歩子どもたち、ご家族たちと思いを共にしていきたいと思っております。皆様にも、引き続きこの歩みに加わっていただければ、幸いです。
シロアムの園の情報はホームページ(https://www.thegardenofsiloam.org/)またはFB「シロアムの園」(https://www.facebook.com/thegardenofsiloam.org.jp)をご覧ください。