プロジェクト概要

建築から120年。たくさんの方が利用した駅舎が建て替えに

 

正面の丸い窓が印象的な、京都南丹市にあるJR嵯峨野山陰線の八木駅舎。建て替えが決まり、今年2019年9月、120年の歴史に幕を閉じ、解体の日を迎えようとしています。

 

JR京都駅から嵯峨野山陰線快速で約30分ほどにある八木駅舎は、木造平屋建て。現在では国内でも古い部類に入る現役駅舎のひとつであり、明治時代からの姿を残す、貴重な木造駅舎建築です。ホームの屋根を支える支柱には、昔アメリカで作られたというレールが使用されています。一番古い部分をみると、約120年もの歴史があります。


毎年8月14日に開催している、南丹市花火大会の時に利用された方もいるのではないでしょうか。こちらも今年で73回になりますが、駅舎の取り壊しが決まったため、この駅舎とともに見られるのは今年が最後です。

 

「120年もの軌跡とこの駅舎を、なんとか残す方法はないか」という思いから、今回、八木町在住者・出身者で「八木駅舎を愛する人の会」を設立し、これまでの駅舎の歴史をまとめた小冊子というかたちで、八木駅舎を記録に残すプロジェクトを立ち上げました。


駅舎を記録に残し後世に語り継ぐことは、まちの今を未来につなげることになります。 今こそ、かつて八木駅を利用したことのある皆さまと共に、120年の歴史をかたちにし、未来へと繋げていきたいと思っています。どうか、ご支援・応援のほど、よろしくお願いいたします。

 

駅舎前で開催された盆踊り

 

 

すでに集まってきている八木駅舎への熱い想い

 

八木駅舎の建て替えが決まり、2019年9月には取り壊しが始まるということが住民に知らされた2018年の冬。地元住民からは、「何か思い出に残ることができないだろうか?」と声があがりました。

 

徐々に想いのある人が集まり、どんなかたちで思い出に残すのがよいだろうかという話し合いを重ねました。その中で「現存駅舎にありがとうを伝え、今後も駅舎のことを語り継いていける八木のファンをつくろう!」という方向になっていきました。 

 

最初の催しとして、2019年6月に旧国鉄職員さんたちをゲストとして、かつての八木駅についてお話しいただく講演会「八木駅舎を偲ぶ会」を開催しました。 昭和時代の駅や駅周辺の写真パネル31点を展示。「昔は駅舎に宿直室があった」「蒸気機関車だったから単線で、踏切も全部手動だった」「まちに出るまで今とは比べられないほど時間がかかった」「駅舎にはたくさんの人が働いていた」など、さまざまなお話を伺うことができました。 

 

八木駅舎を偲ぶ会

 

7月27日には、八木駅前商店街の夏祭りと合わせて「八木駅舎ありがとうセレモニー」を開催する予定でしたが、台風のため翌日に写真撮影のみとなりました。突然の延期にも関わらず、近隣住民が駆けつけ、駅舎にありがとうと手をふる姿をドローン撮影できました。延期でなければ、八木にちなんでヤギを連れて行ったのに、というお茶目な市長や、この日のために地元中学校の吹奏楽部も練習をしてくれました。

 

ドローンで撮影した八木駅舎

 

また、八木駅からほど近い、南丹地域の情報発信施設「わざところPON」では、八木駅舎の写真や思い出を募って展示する「八木駅の思い出展」を9月20日まで開催しています。

 

毎日通勤で駅舎を使う住民が撮影した定点観測の駅舎写真、通院で使っている作家が作った150分の1サイズのジオラマや、通学で使っていた学生の描いた絵など、さまざまなかたちで表現された八木駅舎の思い出が寄せられています。

これだけ愛されている八木駅を、一冊の本にして、未来に記憶を記録として繋いでいきたいと思っています。

 

「わざところPON」で開催している展示の一部

 

 

数えきれない時間と思い出を、記録に残したい

 

今回のプロジェクトでは、「現存駅舎にありがとうを伝え、新駅舎オープンのセレモニーが案内できる、八木のファンを作る」ために、駅の記録冊子の作成を行い、八木町と新駅舎の案内とともに、ご支援いただいた方にお届けします。


記録冊子では、現存駅舎がまちの住民にさまざまなかたちで愛されていた様子や歴史についてを“記録”としてかたちに残します。
 

■冊子作成のコンセプト

 

駅は出会いの場所。 たくさんの想いをのせて、毎日列車を迎え、送っています。「単なる通過点」にすぎなかったものが、駅舎が建て替えられることで見方が変わり「まちへの大切な入り口」だったということに気付かされました。

 

駅舎を、まちの人目線で記録する。新駅舎にかわる時にまた新たな気持ちで人々が出会えるように。 歴史書というよりも、駅舎が愛されていた様子をそのまま伝える冊子にして、 八木のまち、また、支援者一人ひとりの思い出のまちに想いを馳せるきっかけにしたいです。

 

■冊子の内容
⒈いろいろなかたちで愛される駅舎の写真集
定点観測、空撮、絵画、ジオラマ…さまざまなかたちで八木駅舎を愛する人達が残した記録を、写真集にまとめます。 


⒉元国鉄職員に教わる昔の駅や鉄道の様子
八木駅舎を偲ぶ会でお話いただいた、元国鉄職員の言葉や、今回調べてわかった駅舎120年の記録を掲載します。 


⒊まちの歴史やみどころと、新駅舎建て替え予定
駅周辺を中心とした、まちの歴史やみどころ紹介と、建て替えの予定をのせ、新駅舎オープンにつなげます。

 

A5サイズのアルバムになる予定。クラウドファンディングのみの販売です。

 

夕暮れの八木駅ホーム

 

 

2021年春、新駅舎オープンにつなげるために

 

老朽化した駅舎を解体し、橋状に改築する工事が2019年度から始まります。線路やホーム上に改札口を配置する橋上駅でエレベーター4基を設置し、2021年3月末の完成を目指します。

 

新駅舎オープンの際には、橋状に作り替えられた駅舎の渡り初めをしたり、地域の料理店が食べ物でもてなしたりする計画があります。


八木駅のすぐ西側にある山は、丹波三大山城のひとつである八木城跡があり、行楽シーズンはハイキング客でにぎわいます。 2020年大河ドラマの主人公・明智光秀にもゆかりのある、キリシタン戦国武将・内藤如安の城です。

 

如安は、秀吉の文禄の役の和議交渉の使者として北京に赴き、また晩年は、キリシタン追放令によりマニラにわたり、現地で日本人町を築き、生涯を閉じた、ミステリアスな武将です。さまざまな逸話が残されていて、歴史好きな方も多くこの駅を利用されることになるでしょう。


これをきっかけに、八木にゆかりのある人をはじめ、八木のことを知らなかった人にも、もっとまちのことを知ってもらいたい。 そのために、今回のクラウドファンディングに挑戦します。 みなさまどうぞよろしくお願いします。
 

新駅舎の完成イメージ図

 

 

リターンのご紹介

 

■お礼メールとシール 
ご支援いただいた方にお礼のメールと、駅舎のシールをお送りします。 

 

 

■記録冊子
駅舎の写真と、旧国鉄時代からの120年の歴史をまとめた冊子。今回のみ発行です。 

 

 
■冊子にお名前・企業ロゴ掲載 
記録冊子に、ご支援いただいたかたのお名前や企業ロゴを掲載いただけます。 

 


 

■町内マップ
今年度版の八木町内マップです。まちに来られる際にお役立てください。

 



■駅舎ペーパークラフト
ジオラマ作家さんに作成いただいた、駅舎をリアルに再現したミニチュアのペーパークラフトです。

 

 

 

■八木のまちを楽しむ旅行
八木駅発のまちめぐりサイクリングツアー。歴史あり、ものづくり工房あり、田舎道と一緒に楽しめるペアチケット。外国人もOKです。

 

 

プロジェクトメンバー紹介



■城戸康二 
子どもの頃は、蒸気機関車や貨物列車が走っていました。高校へ通うようになってからは、40年以上、毎日のように通学通勤で利用してきた駅舎です。

 

何気なく見過ごしてきた、1番ホームにあるレールを転用した支柱を今回初めてじっくり見ました。「ILINOI STEEL 1898」と薄く消えかけた刻印がありました。アメリカからレールを輸入してまで鉄道敷設にかけた人々の熱い思いを感じました。先人の願いのこもった駅舎、歴史を未来へ伝えていきたいです。ご支援よろしくお願いします。

 


■廣瀬孝人
私は、昭和24年に八木町に生まれ、70年間人生を歩んで参りました。中学校時代・高校時代は、毎日八木駅から二条駅まで通学しておりました。その当時は、SL蒸気機関車やジーゼル車が走っていました。

 

保津峡のトンネルは、特に思い出が深く、夏には窓を閉めていないと「すすだらけになる」のです。暑い中窓を閉めると、隙間から煙が入ってしばらくすると石炭の臭いが漂ったことを思い出します。


今回、鉄道120年の記念と84年目を迎えた「八木駅舎」が生まれ変わることになり、懐かしい駅舎を3D映像化(ネクストゴールにて設定予定)して保存し、古い駅舎を残したく企画をしました。ご支援よろしくお願い申し上げます。

 


■藤村 香菜子
名古屋のまちなか出身ですが、ここに住む人たちと、地元にはない、歴史あふれるレトロな町並みに魅せられて移住しました。約2年半前に、地域の技に出会えるお店「わざどころPON」を、クラウドファンディングなどでご支援いただき作りました。今では商品の売買以上に、まちのコミュニティースペースのようになっています。

 

昔ながらの駅舎がなくなることは、ひとつの財産を失うような気持ちです。ぜひ記録に残して、また新たな出会いにつなげたいです。 

 

 

資金使途について

 

目標金額との差分に関しては、自己資金での負担を検討しております。ぜひ一人でも多くの皆様より、ご支援・応援いただけますと幸いです。

 

セレモニーの写真撮影や各種レンタル費用 180,000円
記録冊子の作成 300,000円
返礼品郵送費 70,000円
Readyfor手数料(税込) 162,000円

 

必要金額合計: 712,000 円

 

 


本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。


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